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帰還サトルCEOエピソードおぼえがき:7

 もとい、ニンジャスレイヤープラス記事【アイアンアトラス・プレジデント!】だい7わ あとで自分で読み返す用の感想記事です。

  完結……堂々完結……!!

【冒頭】

・「CEO!」「私か!」
何度でもリフレインしますねこのセリフ。サトルにとってはCEOと呼ばれる(自らをそう呼ぶ)ことが重大な自己規定なんですね……。

・ヨロシ市民を助け起こすサトル
「これヨロシ区内じゃなかったらリスクヘッジで見捨てることもあるんだろうな……」という冷たい気持ちと、「あの冷酷なサブジュゲイターがコンプラに則った結果とはいえごく自然に人助けを……!」というアツい気持ちで板挟みになります、かなり良い。

・CEOとしての器を語りごく自然と「阿保」呼ばわりされるサトル
 本当にえらい事態に向き合い続けてきましたからねこの人。
(CEO就任直後ガサ入れ逮捕、日本国家崩壊、飛行機事故など)
いいこと言ってるのに「あほ一歩手前」(逆噴射先生評)のことを思い出してニコ……としてしまった。もう完全にあほのネオサイタマ市民だったのがここにきてちょっとかっこいいCEOに戻ってきてる。

・仕事を頑張るナイトシフト=サン
 サトルのやることにあれこれ気に食わないらしいことを言いつつもクローンヤクザを殺しまくってきっちりボディガードに努めているのだんだんツンデレみたいに感じられてきた。単に気難しいプロフェッショナルのはずなんだけど……。

【寝起きアイアンアトラス】

・ハクシキくんどんどん口悪くなるね?
 たぶん「死ね! CEO! 死ねーッ!」って言いたかったのキャンセルされたのかな……。

・電子戦争以前から凍ってるヨロシ社員の可能性
 本当にいたら厄ネタそうだからいないといいなそれは……。

・トビゲリ急加速で意識を失うモータル2名
 アイアンアトラスの本気ダッシュはニンジャでもなければとても耐えられるものではないのだな、とまで考えてなんなら無意識に二人の体がギリギリ無事な速度にセーブしていてまだ本気じゃないかもしれない……底が知れないんですよねアイアンアトラス。

・機銃一斉掃射を背中で受けてかばうアイアンアトラス
 アイアンアトラスが流血を?!! いつもケガらしいケガしないで活躍するから動揺するし、やさしいヒーロー……!と感心するし、なんかこのあと特にケガの様子を描写されたり堪えたりしてる様子まったくないのは何……?といぶかしんでしまう。ニンジャでも急所を撃たれれば死ぬんだぞ。 

・あっちこっちに散乱するクローンヤクザの肉片
 ウワ~ゴアい! アイアンアトラスエピソードは基本的にギャグ的風穴描写で退場が許されるけどたまにガッツリ肉片になるよね……。

・ファシリティー=サン
 貴重なヨロシサンのニンジャ・エージェント! この雑な騒動に巻き込まれたばかりに雑に死んでませんように……。

・嘔吐しながら再三気絶するモータル達
 おいたわしいよナイン秘書。この感想を抱くの何回目だろう……。
コミタもたしかに今回ばかりはかわいそう。

【タランテラ大立ち回り】

・まだ意外と余裕ありそうな独り言を出せるタランテラ
 しかも仕事は着々とこなしてる、出来る男を自称するだけの冷静さがある……!!

・無敵のインターネット集合知
 シド=サンじゃなくても鎮痛な顔になる結果だな……びっくりするほど口汚いから……でもこれ逆に脳内で丁寧な言葉遣いに再翻訳するとちゃんとしたポンコツ(?)ディストピアAIになりそうな気がするんですよねハクシキくん。

・タランテラvsイミディエット
 タランテラくんは格上(アイアンアトラス含む)ばっかりに当たってるのでわかりづらいけど相手との力量差がわかる時点でニンジャとしては決してサンシタではないんだ……ナイトシフトの時といい初撃は防げるしがんばっている。

・タランテラの説得のせいで私情のこもった暴力が出るイミディエット
 イミディエット=サン、メンバーシップの名鑑情報で薄々知ってたけど結構……信頼が重ための部下系のニンジャですか……?

【光り輝くCEO】

・紅海がチョップで割られるが如く
 スッと飲み込みそうになったけどそういえば海をチョップでは割らないんですよ。でもニンジャスレイヤー外でもなんか……ありそうだなこれは……。

・内から滲み出るような圧倒的CEO性
 言いたいことはわかるんだけど圧倒的CEO性は間違いなくニンジャ外ではほぼ見ない単語だろうな……!

・「私はあくまでサトルCEOに忠誠を誓う者である!」
 イミディエット=サン!! 忠義を感じる!!!

【ヨロシ・ジツ行使】

・久々の大規模ジツ行使だからか目鼻からかなりがっつり出血してるの、なんかトリロジーの頃はただクローンヤクザ従わせるぐらいならそういうのなかったせいでこう……時間の経過とか……色々感慨深くなってしまうが……ヨロシ・ジツだ!! これに何度サヴァジョとかに肩入れしてる読者が絶望的盤面に突き落とされてきたことか!! それが今は会社の客を守るために使われてるんですね……!

・シド=サン、ヨロシ・ジツのこと知らないの?
 最終手段とか言ってるあたり10年間かなり秘匿されてたんだなあ……ジツ特許取ってるのに……ネオサイタマ形式だから閲覧申請も複雑怪奇なのか、国家が崩壊した時にそのへんの情報も散逸したのか。

・「我が社や私に関する荒唐無稽な夢物語は、既に幾らでも出回っている」
 とはいえ前回ナイン=サンの話した荒唐無稽な噂は9割真実だったが……。

・滑り込みドゲザし続ける増援クローンヤクザ
 テンポよくてちょっとギャグっぽく見える絵なんだろうな!

・試作型バイオニンジャフロウレス達
顔面搭載全周囲知覚器のところ見ると「ヴューの流れを汲んでるのかな~」と思ったけどもこれはニンジャ装束の機能だったのと、フロウレスがたぶんFlawless(瑕疵無き)ぐらいの意味っぽいのでカンゼンタイやペイガン464を意識してるんだろうなー。サトルが推してるバイオの多様性とは逆を行くとみんなこっちくるんだな……。

・とてもカッコいいセリフで忠誠を示すイミディエット=サン、とてもかっこよくローニンの気概を示すナイトシフト=サン、めちゃくちゃながったらしく力になれない言い訳を述べるタランテラ=サン
 かっこよかったりおもしろかったりする男達……。

・サトルがフロウレスにすっとばされたのであんだけ力にはなれないって言ってたのにリカバリに入るタランテラ
 タランテラ=サン!! いやこっちも金とかかかってるので必死になるのはわかるけれど頑張ってるニンジャを前にするとつい毎回感動してしまう。

・「私は世界的なCEO業務に忙殺されているのだから……!」
 やっぱりこのCEOの自己評価といいおもしれーのでは。

・『欠陥無所属人間』
 特に変哲もないハクシキの罵倒なんですがかつては「失敗遺伝子の寄せ集めどもが!」と敵方の脱走バイオニンジャを罵ったサブジュゲイターが『人間』と評されるのになんだか感慨深くなる。サブジュゲイターという名前のバイオニンジャだった男が今はただただおもしれーCEOをやってるんだよな……。

・フロウレスの骨刃
 ボーンアーマー改善っぽかったり三体で出ていたのでカマイタチ改善っぽいところもあるのかもしれない。フロウレスγの目が細まるところに邪悪な知性を感じて興奮してしまうしハクシキのアシストありきと言えど歴戦のニンジャにロールアウト前のピカピカのバイオニンジャが渡り合っているの嬉しくなってしまう……。

・『サトルのカラテをなお駆り立て、生かしているのは、土壇場のCEOとしての自覚と責任感だった』
 サトルのカラテが最前線で戦っていた時代よりも鈍ったのは間違いなくCEOをやっているせいだけど、土壇場で踏ん張れるのはここまでCEOをやってきたおかげなの、もうただただがんばれと応援してしまう……!! CEOとして選び取ってきたコンプライアンスが間違ってないことをAIに見せつけてやれサトル!!

・接触ヨロシ・ジツ
 サブジュゲイターがヨロシ・サトルCEOをやっていた一方そのころ、アマゾンのディスカバリーが10年の月日をかけてヨロシ遺伝子持ちを攻撃できるようになっていたことをふと思い出しました。変わったなあみんな……。

・謎めいた内臓中指
 なんなんだろうこの機構と思うけどちょっと好き。

・ソーマト・リコール現象
 サトルの走馬灯って何見えるんだろう……プレジデント!内だけでも様々なシーンが浮かび上がってしまうんですけども。

・アイアンアトラス、ショルダータックル
 ヒーローの乱入だ~!! ワーッ!!(うちわをふる)

・顔面掴みながら新顔バイオニンジャを床に何回もたたきつけたりものすごい勢いでほかのバイオニンジャも爆発四散させるアイアンアトラス
 いや雑に強すぎる。興奮していたのが素に戻っちゃうぐらい強い。残りのフロウレス達全部倒しちゃったということはナイトシフト=サンとイミディエット=サンを合わせたより強いことになりますからね?

・ハクシキ爆発四散!!
 繰り返されるダメ押しとついでのフクスケ爆発四散もいい味がする。

・ナイン=サンをねぎらうサトル
 二人ともボロボロなんだけど自分のことより相手のことを労わっているの本当に良い関係だなって……そしてアイアンアトラスにもほとんどさっぱりとして感謝の言葉を伝えるのサトルも良い。

・MVPタランテラ
 自称だけど読者的にも間違いなくMVP級の活躍をしてましたよタランテラ=サン! その後ろで顔見知りの二人は『どっかでみたことある人がなぜかいるな』ぐらいのぼんやりした認識だけして帰っていくけれど……!

・逆上したシドを制圧するナイトシフト=サン
 ここでイミディエット=サンではなくて(タランテラ抱えてたからだろうけども)ナイトシフト=サンが動くのがちょっと意外だったけど仕事を丁寧にこなしているニンジャは好印象です。サトルはサブジュゲイターだった頃から無駄だと思うならモータルを殺さないので、変わらない本質について考えてしまいます。

・シドのこと友達と呼んでもいいぐらいの部下だと思ってたサトル
 泥酔したらナイン=サンに感謝の意をだだ漏らすサトルのことだから、これも世辞ではなく心の底からそう思っていたんだろう。私もこの一連のおぼえがきの最初のあたりはただ気のいいジョックだと思っていたから裏切られたのはショックでしたね……。

・モップもってくるイミディエット=サン
・そのモップを自ら手に取るサトルCEO

 イミディエット=サンもさあそれこそ階級高いだろうし他の下々の人にやらせておいてもいいのに率先して掃除用具もってくるしそれをサトルは制して自分でモップをバケツに突っ込むんですよ二人とも奥ゆかしいですね。こんなの早口にもなるよ。特にサトルはバーテンダーやっていた経験がちゃんと生きてるんですね……。

【すべてが終わりネオサイタマの日常】

・広告音声群
 いつものだ~って安心してくるがこれで安心するのはいいことなのかわからない。

・「ヨロシサンのペントハウスでめちゃくちゃイケイケだったのに」
 コミタ!!! そこで軟禁されてたせいで精神が病んでたのは誰だったかねコミタくん!! ちょっとビンタしたくなるぐらいワガママですねこのネオサイタマ市民。

・死ラーメン
 ネオサイタマでもなかなか見ないストレートっぷりでヤバいのがわかって好きですねこの店名、辛さがヤバイのか量がヤバイのか。

・なんかこの前いた人
 イミディエット=サンのことよく知らないのは仕方ないけどあんまりなふわふわさのコミタ評。このぐらいふわふわでも治安最悪都市で生きていけるのは奇跡ではないのか?

・オジギするサトルCEO
 謙虚なサトルが急にくると動揺する。それってあくまでコンプライアンスですか? 心からの感謝の表現ですか?

・小切手や預金口座を理解しないアイアンアトラス
 横のコミタが図々しすぎる。「コンプライアンスがありますので」で「自我があるのでダメです」を全然関係ないのに思い出す。

・死ラーメンへの行列へ埋没していく五名
 いい大団円の余韻!! 店名が不穏すぎることを除けば!!
明朗会計のボートに乗ったあたりでイミディエットのことも誘って欲しいと書いた覚えがあるがほんとうになるとは……。

【未来へ……】

※当然のように限界の念がどんどん強まる

・本当にいいんですか? こんな色々なサトルが出てきてしかも余韻もバッチリの最高のエピソードが実在するのって夢じゃないんですか? あの……バイオニンジャを踏みにじったりナチュラル思い上がり発言でフジキドをブチギレさせていたサブジュゲイターがですよ? でもブッダも『昔の事はどうでもいいよ!』って言ってた気がするからいいか!

・DHTLSラジオでうっすら聞いたような気するのですが今回のエピソードだけで文庫本一冊分ぐらいあるそうです。実質推しのスピンオフ小説が一冊出てるに等しい世界に私が生きてることになる。ものすごいことです。何か月も連載追っかけてたくせに現実感ないな……。

・実況タグでも言及されてたんですが今回プレジデント!で全編通して全文検索にかけても、一ッ回も「サブジュゲイター」という名前が出てこない。それを知った時に私はもう彼は「サブジュゲイター」ではなくCEOを全身全霊でやっている「ヨロシ・サトル」でしかないんだなと思い知らされました。それはポケモンでいうところのピチュー(始末屋のサブジュゲイター)の頃から見守ってきたのがピカチュウ(ヨロシ・サトルCEO)に成長して、一回なんかしらんワカタケ(ただのあほ)を挟んだけどライチュウ(自分から率先してモップがけできるサトルCEO)になるのを見届けたようなさみしさでした。サトルがコンプライアンスを重んじ、ネオサイタマでの暮らしを通して人としての振る舞いに更なる深みを得たこと自体は間違いなく賞賛や祝福に値するんですけど、だが私はあの血も涙も感じさせないような傲慢さ、自分の席だと信じてやまない頂点を求めるギラギラした飢えを秘めたバイオニンジャだから好きになったんですよ。彼は相変わらずそこにいるのに、もうどこにもいなくなってしまったみたいに感じるんです。なんでこないだのニディガのあめちゃん記事に続いて失恋でもしたみたいなコメントになるんですか??

・でも本当に初期スレイトで視察と称していたずらにパリ市民を怯えさせてた頃と比べて、秘書と護衛と一緒に死ラーメンの列に埋没できるぐらい進歩したなあって……まで書いて単にネオサイタマが混沌としているせいじゃないか? ということに思い当ってしまった。ネオサイタマは懐が深いなあ!

・バイオインゴット問題ずっと心配していたのに、エピソード終わってもまったく話題にすらならなかったのでやや首をかしげている。予備の補給携帯インゴットシート多めに持ってたのかなあワカタケもといサトル……。アマゾンの方は未だにギリギリ足りるかどうかの量でブラックタイガー調合してるんだぞとも思う。

・全編まとめ版も来てるのでしばらくしてから読み返そうと思うけどまだCEOリングのことを咀嚼しきれてないし、次読んでもあそこのセンテンスだけは脳が理解を拒んでしまいそうな気がする。

・予告ツイートの特撮映画とかでよく見る全然対決してないVSモノ文脈これが大好き

end.
【まえ 復権サトルCEOエピソードおぼえがき:6】


【雑にアドレスをマトメターノ】
泥酔サトルCEOエピソードおぼえがき:1
迷子サトルCEOエピソードおぼえがき:2
観光サトルCEOエピソードおぼえがき:3
漫遊サトルCEOエピソードおぼえがき:4
生活サトルCEOエピソードおぼえがき:5
復権サトルCEOエピソードおぼえがき:6
帰還サトルCEOエピソードおぼえがき:7(いまここ)



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