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2023GWに食べたおいしいものたち

GWが光の速さで終わってしまって呆然としている今日この頃。
5月病を退けるために、連休中に食べたおいしいものたちを記録しておこうと思う。

①福島でゆいさんとキャンプ飯

5月1日。富山旅行と双璧を張る今回のGWのトピックスが、noteお友達の佐久間 ゆいさんとお会いできたこと。

日々のごはんのことや恋のこと、旅行記やお気に入りのアイテムのことなど、幅広いテーマで記事を書かれているゆいさん。
好きなものに関して書かれている文章からはじんわり人や物に対する愛情が匂い立って幸せな気分になるし、仕事や人生のことを書いた文章にははっと胸を衝かれる瞬間もあって、好きな小説家のエッセイを読むように、毎回楽しみに記事を拝読している。

「どちらかといえばお肉の気分」というリクエストにお応えして、最近開拓しつつある大阪・福島エリアのお店にお付き合いいただいた。

GWの浮かれた空気の中で食べる赤身肉とタコスとビール! キャンプ飯!! というテンションで予約したら、当日はまさかの大雨。
ざんざん降る雨音を聞きながら屋根のある室内で大きなお肉の塊やご機嫌な揚げ物を食べ、プラカップに入ったビールを傾けていると、なんだかものすごい贅沢をしているような気分になった。

中でも名物の「片面焼きステーキ」はすごいボリューム。
いろいろお料理食べたいよね、ということで一番小さなサイズでお願いしたのだけれど、それでもこの迫力である。

片面がバラ色のまま仕上げられた分厚いステーキがぐつぐつ沸き立つ濃厚なソースに溺れ、その上にはホイップドバターという暴挙。
「え~バター乗ってますよ~」ときゃいきゃいしながら食べたけれども、バターと一緒に食べたほうが断然おいしかった。危険。

noteつながりでお会いする方は、毎回初対面でも初めてお会いした気が全然しなくていつも不思議な気分になる。家族や友達、同僚にも話していないことを互いの記事の中で読んだり、読まれたりしているからかな。
ゆいさんも、記事の中のゆいさんと同じで、物腰が柔らかいのに知的で、ふとした仕草がとてもチャーミング。記事の中でも何度か言及されている、フェイラーのハンカチをお使いなのをめざとく見つけてしまって、本当にゆいさんだ!! とテンションが上がる。
周りにあまり好きな作家が同じ友人がいないので、好きな本や漫画の話をたくさんできたのがとても嬉しかった。
お話しし足りなかったので、また大阪にいらっしゃるときはぜひお声がけください!

お土産に素敵なぐい飲みとお酒のアテをいただいて感激。呑み助なのがばれている。

以下、ゆいさんの記事で特に好きなものをいくつか。

②芝生の上でドイツビール、のち締めラー

5月4日、かんかんに晴れた空を見て、どっか行きたいと騒いでいたら夫が大変魅力的なイベントを見つけてきてくれた。芝生×ビール、優勝の予感しかしない。

ドイツビールの祭典、というとオクトーバーフェストしか知らなかったけれど、4~5月にはフリューリングフェストというものもあるそうで。なんて良い国なんだ。

電車の中でメニューをチェックして、目をつけていたブースに直行!
人混みすごいだろうな、と覚悟していたけれど、二人で手分けして並んだのが功を奏して、10分も待たずにビールとおつまみを入手できた。ずっしり重い巨大なジョッキに顔がほころぶ。

テーブル席もあったけれど、迷わず芝生の上に陣取った。お店でくれたトレイが有難い。

我慢できず芝生に行くまでの間にちょっと飲んでしまったの図

ふだん500ミリのビールを飲むとわりと酔っぱらってしまう程度の耐久度なのだけれど、太陽光と爽やかな風の効果なのかなんなのか、ビールがするすると水みたいに身体に収まる気がする。ビアフェス、恐るべし。

写真に写っている骨付きハムがめちゃくちゃおいしかった! ほろほろ柔らかい肉の繊維をぎゅっと噛むと、燻香と肉の旨みがじゅわっと染み出てくる。いつまでも噛んでいたい。お行儀悪く骨にかじりついて、ナイフでそぎ取れなかったお肉まで残さず食べた。

2杯目は黒ビールに、ムール貝のワイン蒸しとプレッツェル。食べ物をきれいに片付けたあとは、カラメルみたいな味のする黒ビールをちびちびすすりながら、本を読んだ。駆け回る子供と、ビールを飲む大人と、昼寝をするおじいさんに囲まれた空間、カオスで楽しかったなあ。

結局夕方ごろまでそこにいて、気が大きくなったので帰りがてら大阪で途中下車し、罪を犯すことにする。〆ラーメンである。

スープが澄んでるタイプのラーメンが食べたいね、と話して、阪神百貨店の地下にあるラーメン屋さんへ。
しっとりチャーシューと極太のメンマと半熟の味玉! 貝と鶏出汁の効いたスープが震えるほど滋味深くて、思わず飲み干しそうになってしまった。
柚子と三つ葉の香りが爽やかで、飲んだ後にぴったりのラーメン。また来たい。

③自宅タコパ・改

5月5日。近所のスーパーでトマトが8個400円で売られていた、サルサ・メヒカーナ日和。

トマト4つ分

パクチーがなかったので省略して、トマト、ピーマン、玉ねぎ、にんにくにオリーブオイルと塩、レモン汁、チリパウダーを入れたなんちゃってサルサ。
生にんにくをすりおろして作るので、一刻も早く食べきらないと冷蔵庫の中がすごい臭いになってしまう。ということでタコスパーティを執り行うしかないね。

今回はトルティーヤの簡単なレシピを見つけたので、生地も手作りしてみることにした。

これを
こうして
こう

市販で売っているトルティーヤよりも癖がなくて食べやすかった!
薄く延ばすのがなかなか難しい。練習せねば。

お供は台湾ビール。暑くてスパイスの効いた料理が多い国どうし、ぴったり合う組み合わせだった。

翌日のお楽しみ、タコライス(アボカドの変色には目をつぶってください)

④馬刺と焼酎

5月6日、GWの終わりを肌で感じ始めて憂鬱になり、外でビールを飲みたくなる。当日予約できるお店を探して、福島の九州料理店へ。

すじ煮込みと生ピーマン(みずみずしくて全然苦くない!)、桜ユッケ、馬刺しの盛り合わせ、鳥天。ユッケに脂の乗った部位と赤身の部位が混ざっていておいしかった。
馬刺しの盛り合わせはヒレ、フタエゴ、タテガミ、ハラミ、ロースが二枚ずつで一人前。量がしっかりあってうれしい。タテガミと赤身を同時に頬張る幸せ……。

お酒はビールのあと、焼酎を水割とロックでそれぞれ1杯ずつ。
「だいやめ」という芋焼酎が、ライチみたいな良い香りでおいしかった。

〆にはこれ!

メニューで「明石焼き」ではなく、地元風に「玉子焼き」と表記されているのを見て期待が高まる。

香ばしい焼き色がついた表に対し、裏側は卵のきれいな黄色、なめらかな質感。出汁につけた瞬間決壊しそうな柔らかい生地なので、思い切ってひとくちで頬張る。卵のまろやかさとお出汁の風味と蛸の旨味と。これだけ食べにきたいくらいのおいしさだった。

食べている間中お店の中で懐メロが流れていたのに感化されて、久しぶりにカラオケに行こうか、という話になる。
前職の上司が飲むとカラオケに行きたがるタイプでさんざん接待させられていたので、働き始めてからカラオケにあまり良いイメージがなかったのだけれど、久しぶりに思い切り歌うと結構楽しくて、一時間があっという間。

⑤肉巻きおにぎりというバグ

5月7日、GW最終日。
ソファで漫画を読んでいた夫が突然目をきらめかせて、「肉巻きおにぎりとか……どう?」と言う。「きのう何食べた?」の肉巻きおにぎり回を読んでいて、食べたくなったらしい。

そんなわけでどん。

茄子の煮びたしやピーマンのまるごと焼きといった野菜惣菜に力を借りながらぐいぐい食べ進む肉巻きおにぎり、おいしかったなあ。
レタスにくるむと手づかみで食べられてなおよし。

ご飯ものなのにこれだけビールが進むの、重大なバグだよね。豚バラの照り焼きと白ご飯、という組み合わせだとお酒を飲もうとはあんまり思わないのに。罪深い。

そんなこんなでおいしいものばかり食べていたGWでした。
労働が嫌になったらこのnoteを読み返そうと思います。


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