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素人が金をもらうと言うこと

“楽して儲けたい”

と言う感情は人が抱える欲望の1つでしょう。

“お金を払う”

と言うことを、みなさんはどのように位置付けているのでしょうか?

お金で買えない価値のあるものを除いて、大抵のものはお金で揃えることが可能となった時代です。
ここで日常生活でお金を払う場面を思い起こしてみましょう。
みなさんは日常生活を営む上で必要な費用を支払わなければならない様々な場面で財布からお金を取り出しています。
お腹を満たすために、身なりを綺麗にするために、寒い部屋を暖めるために、病気の治療をするために、お金を使う。お金を使えば代金に見合うだけの品物やサービスを受けることができる。

では、日常生活を営む上で必要のないものを買う場面はどうでしょう。決して買う必要性もないが、お金を払ってまでも何か欲しいものがある。しかも払って得られる品物やサービスは対価バランスの取れたものでもなかったりする。そんな非合理的な場面においても財布を取り出しているのではないか。

自分以外の人からみれば、何の価値もない物事が好きでお金を支払う。ある種のファン心理のようなものですね。

逆に物やサービス提供する側となると、このような心理を上手に利用することでお金を払わせてしまっているのではないか、と言う気になってくる。

もちろん、プロとしてお金を頂き、生業として生活いるのであれば、お金に見合うだけの仕事をしようと言う気になる。
しかし、こんな素人のやっている拙いものにお金を支払ってもらうと言う気には到底なれないのですよ。私はね。
プロと素人の垣根が無くなってきている世の中で、その分勘違い素人が生まれやすい世の中でもあります。

私はパッケージ化して価値あるものをいくらで売ってます。いくらいくら払えば提供します。どうかお金を払って私をインフルエンサーにしてください。

なんて行為は、インフルエンサー未満の素人がやる行為としては、純粋に作品を生み出す人間への冒涜だと思うのです。

そんなんで金を取るの?と言う気になる。

気取った勘違い素人になってお金を取ることを目標にコンテンツを産み出すようになったら私もいよいよ最後だなと素人感覚に刻みつつ今日も素人やってますよ。

素人だからこそ作れるものがあると言うのならば、

本当の価値は受け手が決めてくれるものであり、受け手がこのコンテンツを楽しみたいからいくらいくら払います。と言わせるだけのコンテンツを作れなきゃきっと本当の意味での素人クリエイティブじゃないよね。

と私は思うのです。

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