『カーボンZERO気候変動経営』3種類のシナリオ
どうも、Yusugeでございます。
2022年、4冊目の本を読み終えました。
ということで、『カーボンZERO気候変動経営』について紹介する。
現在のわたしのミッションは、まさに本のタイトルそのものであり、日々自分ごととして向き合っている。
経営戦略の視点から、パーパス(存在意義)に基づいたサステナビリティ戦略の構築、各部署への落とし込み(=自分ごと化)に尽力している。
この本は、主に気候変動の潮流、金融機関・投資家、気候変動経営、シナリオ分析で構成されている。
特に、シナリオ分析は経営戦略の視点から大いに参考になる章であった。
シナリオ分析は大きく3つに分類される。
①気候変動リスク対策なし
②気候変動リスク対策あり(現行)
③気候変動リスク対策あり(構想)
その際に、重要なことは事業インパクトを定量化することである。
ネガティブなインパクト(再生可能エネルギー導入コスト、再生材料回収コストなど)はもちろん、ポジティブなインパクト(カーボンニュートラルぷトロダクトによる売上拡大、新規事業参入など)も数字で示す必要がある。
不確実な将来であるため、数字の正確性は大目に見て、早い段階で数字にして各部署に落とし込むことが重要である。
そして、落とし込んだ後、定期的に分析を実施し、修正しながらステップを踏むことが求められる。
個人的に、気候変動と行動科学の章が大変興味深かった。
行動経済学の観点から、「個人のカーボンニュートラル行動変容につながる関心やこだわりの高い行動は何か?」問いを立てることを記されていた。
とはいえ、それほど行動経済学について深堀はされていなかったため、別の機会に勉強をしたいと思う。
ちなみに、本日のわたしのカーボンニュートラル行動変容につながる関心やこだわりの高い行動はコーヒー豆を買うであった。
それでは。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?