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ホテル暮らしのすゝめ#3

"人は誰でも幸せ探す旅人のようなもの"

全くもって世代ではないが
昔の銀河鉄道999の歌にこんな箇所があった。
この、"のようなもの"。
これが肝な気がする。
そうかもしれないし、
そうではないかもしれない。
実に良い。

というわけで
我々は毎週のようにツアーをしている。
週末稼働が多いので
とにかく渋滞をなるべく迂回しながら
目的地へと向かう。
さながら"旅人のようなもの"である。

こんにちは、こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか?
ホテル暮らしのすゝめ 其の三
トラベルクッカーと私編です。
よろしくお願いします。

先日お話ししたように
とある動画をきっかけに即調べ上げ
私はトラベルクッカーを購入しました。

意気揚々と届いた箱を開け
おおっ!こんなに小さいんだ!
これはいいぞ!!
などと思っていた矢先に
世の中はいわゆる"コロナ禍"に
突入してしまいました。

そうなってくると
もうホテル暮らしなどと言っていられません。
まずライブが出来ない。
なので勿論ツアーも出来ない。
外食も外出すらもままならない。
いやはや、あれはなかなか大変でしたね。
みなさんも色々と大変だった事と思います。

しかしそんな日々の中でも
やはり届いたものは使ってみたい。
動作確認も兼ねて色々とやってみることにしました。

まずはお得意の辛ラーメンを作る。
なるほど、
火力はそんなに強くはないものの
蓋をしたりすると熱が逃げないのね。

次に試しに炒め物なんかをしてみます。
あー、ステンレス鍋なだけあって
やはりすぐこびりつくんだな。
これはあまり向かないかもな…。

あっ!
そうそう。
ここで一旦ご紹介しておきますね。
こちら私の相棒でございます。

どうも、トラベルクッカーと申します。鍋、電熱器、蓋、器、あとは電源ケーブルがセットになってます。
こんな風にコンパクトに纏まるのです。どうですか?なかなかでしょう。

こんな感じのものです、トラベルクッカー。

その後説明書を熟読してみると
米が炊けますよ、との事でした。
なるほど。
半信半疑ではありましたが一応、
やってみることにしました。
するとどうでしょう。
しっかり美味しいお米が炊けたのです!
これは凄い!
案の定、底にこびりつきはしたものの、
これはなかなか優れものです。

そんな日々を送りながら
少しずつ状況は変わっていきます。
ま、変わる前から全然ライブしてましたけどねw

騙し騙しではありますが、
再びツアーの日々が戻ってきました。

遂に…、遂に!
トラベルクッカー実戦デビューの日が来ました。

ホテルに着き、鍵をもらい
そわそわしながらエレベーターを待ちます。
そして部屋に着き、荷を解く。
ひとまずデスクにトラベルクッカーを並べます。

ついにこの日が来たな…。
さてどうしてやろうか?
前回も言ったように、
私はやはりあたたかい鍋もの
これをアテに晩酌が目的でした。
なので鍋のベースとして
私は袋の辛ラーメンを持ち込んでいました。

急ぎ足でスーパーへと向かい
色々と吟味します。
まずはモヤシ、これはマストだろう。
それにキノコ、これもいるな。
おお、豆腐!これもいいぞ!
肉類はどうだ?
やはり豚肉と…お、ウインナーもいいな。
さながらブデチゲのようではないか、いいぞ。
あ!もうとかいけてしまうではないか!

ぶつぶつと言いながら
お会計を済ませ部屋へと戻ります。
これは楽しみだ。

とりあえず風呂を先に済ませ
準備万端。さあはじめようか。

まずは目分量で水を入れます。
まあ鍋の大きさに対して、こんなもんだろう。
そして火にかけラーメンスープと火薬を投入。
そこにモヤシやキノコ、
ウインナーや豆腐なんかを入れます。
やはり少し時間はかかるな…。
まあでもいい。
飲みながら待ちます。

ようやく沸騰してきたところへ豚肉。
そして生卵をパカッと落とし
また暫し待ちます。
とにかくわくわくが止まりません。
この日をどれだけ待ち侘びたことか…。
楽しみすぎてもうすでにお酒は半分なくなってしまっています。

ゴクリ。
緊張の一瞬です。
さぁ、蓋を開けるぞ…。よしっ!

で、出来ている!!これは良いぞ!!

うおおお!やったぞ!
ここは何の変哲もない
小さなビジネスホテルの一室…。
なんと贅沢な…!

持参した箸で具材を取り
口に運びます。
ハフハフ…ああ、熱々だ…最高だ…。

うまい…。うまいんだ。
確かにうまいんだ…。
でもなんだろう…?
薄いのか…?
それに水っぽい…。
鍋もの特有のコッテリ感が皆無です。

なるほどな…。
私はまず水を入れ過ぎているのだな。
目分量がまず良くなかった。
それに麺。
ラーメンをベースにした場合、
やはり麺が水分を吸い、
麺の小麦成分が溶け出す。
これが重要なのだろう。
それにあれだ、
これは調味料なんかも必要だぞ…。

そんなことを思いながらも
大満足で完食し、その日は眠りにつきました。

いろいろ思うことはあれど
とにかく良い。
やはりあたたかいものの有り難み。
これに勝るものはない。
しかし反省点もたくさん見えた。
よしっ。
より高みを目指して前進あるのみだ!

このようにして
私のトラベルクッカーライフは
幕を開けたのでした。
さながら旅人のように
美味いという幸せを
探し求める旅の始まりです。

というわけで
ホテル暮らしのすゝめ
其の三としましては、
水分量に気をつけろ!
だが水はたくさん飲め!浮腫むぞ!

こちらでよろしくお願いします。

次回
ホテル暮らしのすゝめ其の四
"おい、そんな装備で大丈夫か?"編で
またお会いしましょう。

ありがとうございました。

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