【ドイツ語】DMM英会話がDMM独会話になった日。
Hallo. Ich bin shinoD.
DMM英会話は予約時に自分のリクエストシートを記入するんですよね。
ワンショット25分の時間なんだけど、過去すべての講義において、レッスン前の自己紹介というのはなんかスキップしたことがない。
これは個人的なこだわりなんだけど、ココをすっ飛ばしてしまうと、急に英語学習というファンクショナル(機能的)な作業に陥ってしまいかねないと感じてしまっているからである。
いやあ、やっぱり、画面の向こう側に人がいるということを考えると、どうしてもここの通過儀礼を飛ばしたくはない。
というわけで、DMM英会話あるある早く言いたい。
自己紹介が盛り上がりすぎて、メイントピックせずに終わりがち。
ある日の自己紹介はこんな感じだった。
自分「最近ね、ドイツ語の勉強始めたんよね。いつかドイツで働いてみたくってさ。けど、ドイツ語ってめっちゃ難しい。特に性詞。」
セルビア人先生「そう?なんで難しいの?セルビア語にも性の概念あるよ。」
そう、ドイツ語って言葉に性があるんすよ。
名詞の冠詞として「der(男性詞)」「die(女性詞)」「das(中性詞)」とか付いちゃう。
ジェンダーフラットにしていこうぜ的な社会で言葉に性がつくってだいぶ尖りすぎ。
一体、どういう変態がどういう発想をしたら、名詞に性をつけようってなるんかね。
見てよ、この格変化。
der/die/dasだけでも、ちょっと許せないのに、格によっても、変化しやがる。
いやいやいや、1格の男性単数形のderに関しては女性単数形の2格と3格、複数形の2格で登場しちゃってるし、せめて重複はやめてほしくね。
というドイツ語の愚痴から始まったDMM独会話とかいう隠しステージ。
自分「”性”を覚えるコツってある?」
先生「イメージ!イメージだよ!頭を数百年前に飛ばすんだ。その単語が生まれたときの感じを想像して!例えば、Spiegel(Mirror)なんだけど、数百年前、ドイツにお城があって、お城の中には鏡があって、そういう雰囲気と紐付けていく。」
なるほど?
どうやら、彼らは一つ一つの名詞に対して、なにかイメージというものを持っているらしい。
先生「じゃあ、車は?」
自分「あー、なんか男っぽい。その物理的な力強さ的な感じ」
先生「そうそう、そんな感じ。じゃあ、椅子は?」
自分「うーん、女?」
先生「硬いイメージだよ、硬いイメージ。」
自分「あー、男か。」
いや、待って、待って、これめちゃくちゃ難しいぞ。
医師を医者、看護婦を看護師のような感じで言葉のジェンダーフリー化を目指していく社会において、一つの単語から性のイメージを吸い上げていく作業ってなかなか時代的にも難しいものを感じるわけよ。
言葉って基本的に時代を反映したりしているわけだけど、いっそのこと、全部中性詞にしてくれねえかな。
いやはや、自分の常識とやらが偏見に塗れた知識の集合知であることに気付かされる。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.
常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。
by Albert Einstein, (1879 - 1955)
おまけ。