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神様の黒板。

未来は人間には明かされない。
知らないこと、見えないこと全てに怯えては、暗闇は走れない。
拾う光をけして逃さぬよう、前を見つめて進め。

人の人生は暗闇を歩くようなもの。
自分自身もおぼつかず、周囲の人影も拾えず、孤独で仕方ない。
どこをどう進むのか。
どこに進む道が延びるのか。
人は闇の中に自分の居場所を探し、道を探して進んでいく。
進むことしか出来ないから。
時間は絶えず、流れ行く。
仮に道を翻しても。時間だけ遡らないのが理。
せっかくなら、まだ、辿れていない一歩先へ。
もしかしたらそこに、まだ知らない【希望】があるかもしれないから。

人の人生は暗闇を歩くようなもの。
その視界に、確かな正解は見えないし。
どこにも回答は落ちていない。
けれど、一つだけ、はっきりしていることがある。
人は、誰も【目隠しをして生きていない】。
どんな身体をしていても、生きている人は、周囲を敏感に感じ取れる個体を有し、その道の真ん中に立っている。
あなたが、あなたの世界の中心です。
あなたが導き出す答えは、あなたの世界の法則だ。
今のあなたなら、どんな答えを掴み取りに行きますか?
答え合わせの時間が用意されていない人間には、あらゆる回答が委ねられている。

人の人生は暗闇を歩くようなもの。
制限や限界を抱え持つ個人は、世の不条理に、孤独を嘆きながら生死の狭間を生きている。
不自由な自由。
無限ではない。有限の中に納められた自由回答。
唯一の自由は、【採点されないこと】。
ここで言う、人間を裁量し得る存在とは神だけです。
思い返して。。。
誰一人あなたをエゴで拘束できない。ならば。。。
あなたに与えられた自由を縛る術は【自分自身の人間らしさ】、それだけ。
そこで言う、【不正解すら、正解としてしまう】のが、人間の業と云うものです。
だから、人の人生は暗闇を歩くようなもの。
一寸先が、闇の底です。
実はそこでの光が生命で、人間であることを人が、まだ、気付けていないだけ。
【いのち】を持たされた存在は全て。
【神様の黒板】の上を歩いている。
【自由回答】。
神様は、それすら裁かない。
幾らでも自由に往き来して。
幾らでも自由に書き換えて。
幾らでも自由に嘯いて。
人は世界を創造する。
一人一人が作り出した、小さな一つの世界が折り重なる。。。

あなたは、どんな未来に、どのように生きていたいですか?
あなたの大切な人は、あなただけの世界に生きている訳ではありません。
そしてあなたも、あなただけの世界に生きている訳でもありません。
あなたの生きている世界は、
たった一つの、
【神様の黒板】なのだから。

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