マガジンのカバー画像

経済白書で読む戦後日本経済

11
「経済白書で読む戦後日本経済」の書籍をもとに、1945〜1999年までの日本経済を5年ごとに解説しています。 この頃に作られた社会システムは現在に通ずるものも多く、「今の日本は何…
運営しているクリエイター

#1970年代

【今でしょ!note#15】 1971-75年 円レート上昇と石油危機の大変動 (経済白書から現代史を学ぶ その6)

【今でしょ!note#15】 1971-75年 円レート上昇と石油危機の大変動 (経済白書から現代史を学ぶ その6)

おはようございます。林でございます。

「経済白書で読む戦後日本経済の歩み」シリーズその6です。

1955年ごろから開始した高度経済成長では、その後1973年までの20年弱の間、途中「昭和40年不況」などもあり、必ずしも常に上昇気流に乗り続けていたという訳ではありませんが、年平均10%を上回る成長を遂げ、1968年にはGNP世界第二位の国になりました。

この経済成長の背景には、企業の旺盛な設備

もっとみる
【今でしょ!note#16】 1976-80年 世界経済変動への適応力発揮 (経済白書から現代史を学ぶ その7)

【今でしょ!note#16】 1976-80年 世界経済変動への適応力発揮 (経済白書から現代史を学ぶ その7)

おはようございます。林でございます。

「経済白書で読む戦後日本経済の歩み」シリーズその7です。

1945年戦後回復期の10年間、投資が投資を呼び、近代化による成長フェーズへと転換した高度成長期の20年間弱を乗り越え、1970年代前半から国際経済の唸りの影響を受けた新たなフェーズに入っていきます。
本日は、1976年〜80年を取り上げ、第一次石油危機とは異なる迎え方をした第二次石油危機、円高傾向

もっとみる