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◆其の21:私が"キャンプ"にはまる理由!

今日は、私が「キャンプ」を好きな理由を少し"深掘り"してみます。

皆さん、「キャンプ」は好きですか?
最近は、SNSの発達によって「キャンプ」が取り上げられる回数も増え、その影響で 初めて行ってみた人も多いと思います。

私も「キャンプ」が大好きで、多い時には、2週間に一度は行きます。

因みに 前職では、「アウトドア商品」の企画を行っており、キャンプ協会が認定する「キャンプ インストラクター」の資格も持っている程です。

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先ずは…
そんな「キャンプ」の『歴史』について紹介します。
〇実は、元々 1860年代にアメリカの学校で行われていた「野営教育」がキャンプの始まりだと言われています。

1860年代と言えば、アメリカは「南北戦争」の時代です。
生徒たちが、テントや地面に直接 寝たりする兵士たちの行動に憧れ、自分たちもやってみたいと望んでいる姿を見て、先生が子供たちを野外に連れ出し「野営生活」をしたと記録されています。
それが、欧州などにも教育の一環として拡がっていきました。

日本には 1950年あたりから、一般市民にも「キャンプ」が認識され始めたと言われています。
その日本では、今までに"2回"の「キャンプブーム」がありました。

先ず…
◆「第一次キャンプブーム」が、"1990年代"です。
*その理由は、「モータリゼーション」です。

1964年の「東京オリンピック」を終えてから、自動車は 一家に一台あることが当たり前になり、自動車を移動手段としたレジャーが大きく発展しました。
そんな中…
バブルが崩壊し、人々は お金を使った豊かな休暇の過ごし方から、自然と触れ合い癒される休暇の過ごし方を求めるようになりました。このような背景から、1990年代に「キャンプ人口」が増えていったのです。

因みに これは政府主導とも言われており…
経済を発展させる為に、SUV車の購入をさせる動機付けとして「キャンプ」を推し進めたという"説"も存在します。

そして…
◆「第二次キャンプブーム」が、"今"です。
その理由は、大きく2つです。
*1つ目が、「第一次キャンプブームの頃に 子供だった人たちが、大人になったから」です。
子供の頃に「キャンプ」を楽しんだ世代が、自分で稼いだ お金で趣味として「キャンプ」を楽しむようになったのです。

*2つ目が、「ネット・SNSが発達したから」です。
「インスタ映え」という言葉が流行ったように、キャンプという非日常をSNSに投稿することで、他人から評価して貰えるからです。

また、非日常と言いながらも、ネットの発達によって 常に誰かと繋がっていられる為、より気軽に「キャンプ」が出来るようになったのです。

最近だと"ソロキャンプ"が人気ですが、その理由はネットの発達によって「一人のようで、実は一人ではなくなったから」だと思います。

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それでは…
ここからは、私がキャンプを好きな理由を"3つ"挙げてみます。

■1.「非日常を味わうことで、日常の幸せを感じられる!」
*「キャンプ」は不便です。
例えば 洗い物をするにも、歩いて遠くの洗い場まで行く必要があります。
トイレも同様です。勿論 エアコンもテレビもありません。
キャンプでは、普段の生活で当たり前のことが当たり前ではなくなります。
だからこそ、普段の生活の"ありがたさ"に気づくのです。

■2.「考えごとをするには最適!」
*普段 居慣れた環境よりも、いつもと違った環境で考え事をする方が、面白い発想が出来るはずです。
キャンプだと「自然の音」や「小鳥のさえずり」を聞くことで、地球と一体化した気分になることが出来ます。
その為、より自由で自然な発想をすることが出来ます。
「悩んでいる時」や「自分と向き合いたい時」には最適です。

■3.「小さい頃を思い出す!」
*例えば 小さい頃に落ちてる棒を拾って振り回したり、物を叩いた経験はありませんか?
また、「秘密基地」を造ったりして遊んだ経験はありませんか?

自然の中にテントを張る「キャンプ」も同じ感覚で、なんだか"懐かしさ"を感じることが出来ます。
「キャンプ」は、様々な場面で過去を振り返る"キッカケ"を与えてくれることで、自分の成長を感じることが出来ます。

まだまだ 好きな理由は他にもありますが…
一言で表現すると「原点回帰」だと思います。

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◎ということで…
「キャンプ」について書いてみましたが、書きながらもキャンプは"やっぱり いいな!"と思いました。
最近は、行く回数も減ったので、また行ってみたいと思います。

そんな「キャンプ」ですが…
現在「新型コロナウイルス」の影響で、在り方が大きく変わろうとしています。
一言でいうなら…
「キャンプのオフィス化」です。
テレワークが当たり前になると、ネット環境さえあれば、どこでも仕事が出来ます。

事実 コロナ禍で流行っているのが「ベランピング」です。
これは、「ベランダ」×「グランピング」の造語で、家のベランダにテントを張りキャンプ気分を味わうことです。

最近は、このベランピングをしながら仕事をする人がネットで何度も話題となりました。
これは「キャンプのオフィス化」の"前兆"の気がします。
私が大好きなアウトドア ブランドの「スノーピーク」では、実際に「キャンピング オフィス」ビジネスを始めています。
今後 自分の価値観が重視される時代に於いて、益々 キャンプの人気が高まるのではないでしょうか。

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◎それでは最後に…
「キャンプ」から得られる効果を紹介して終わります。

【自然の中に出かけると、創造性が上がる!】
カンザス大学(University of Kansas)の研究によると、手つかずの自然の中を歩き回ると、神経が安らぎ、「脳の力」が回復されるということが実証されました。
このことで 創造性や幸福度、集中力のアップに繋がると言われています。
また たった3日間 自然の中にいるだけで「創造力」のテストの成績が50%もアップしたそうです。

これは 様々なアパートに住んでいる女性を対象に…
〇数人には「駐車場やバスケットボールのコートなどコンクリートの景色しか見えない部屋」に住んで貰い

また…
〇その他の人には「木や花が生い茂っている芝生の庭が見える部屋」に住んで貰いました。

そして、この2つのグループに様々なタスクをこなして貰ったところ、この生活の違いが「創造力」のテスト結果に大きく表れました。
自然が見える部屋に住んでいる人は、あらゆるカテゴリーの結果が驚くほど良くなっていたのです。

このことからも、もっと 自然の中に出掛けて行くべきだと思います。「創造性」を上げるためには、キャンプに行ったり、都会の公園の中を少し歩き廻るなど、時々 「自然」の中に身を置くことも必要だという事です。
さあ! 皆さん! 出掛けましょう!

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