【C】ボクの音楽ライブラリからA〜Zまで順番にお気に入りアルバムを1日1枚ずつ紹介してみる！（洋楽アーティスト編）

【C】

The Chainsmokers【Memories... Do Not Open】

ザ・チェインスモーカーズを知ったのは今からおよそ３〜4年前。ボクはこのアーティストの素性をほとんど知らないので、彼らの時系列での歴史も詳しくないが、多分その時期の代表曲であろう「Closer (feat. Halsey)」を始め「Paris」と立て続けにヒット曲を作り、コールドプレイとのコラボ曲「Something Just Like This」で更なるブレイクを猛スピードで駆け抜けていった印象のあるアーティストだ。（それまではもう少しクラブよりの歌のないインスト曲も作っていた）

当時ボクも時代の流行と共にEDM系は良く聴いていて「Something Just Like This」には、当時腐るほど涌いていたその他大勢アーティストのパリピビートサウンドとは違う落ち着きとあたたかさに特に胸にしっくりくるものがあった。

ボクの音楽知識は素人でとてーも浅いので、あまり厳しく突っ込んで欲しくないが、こういったサビに歌詞が乗らないヒットポップスって日本ではあまりないよなあ、日本でもこういうのをやればいいのに（更には出してちゃんと売れればいいのに）、なんて素人なりに感じていた。（最近で言うところのビリーアイリッシュの「bad guy」が日本でも一般的に有名になった時、もうここで乗っかってもおせーぞとは生意気にも思いましたが……）

チェインスモーカーズはその後もリリースのペースは上がる一方ではあったが、人気が上がると共に歌詞の内容の様子はどんどんとおかしくなり「みんな俺のことが嫌いなんだ」的なことを歌い始め、MVも狂気地味た内容となってきた。典型的な一気に売れ過ぎて、取り巻く環境も変わり、視聴者の分母数が増える分、アンチも増え、それで一気にヘラっていったのかなと勝手に想像した。

The Chainsmokers 「Everybody Hates Me」

So I walk into the club like, everybody hates me
みんな僕のことが嫌いだと思ってクラブにいく

walk into the club like, everybody hates me
みんな僕のことが嫌いだと思ってクラブにいく

I'm talkin' to myself, shit, now they think I'm crazy
独り言をいう。これで彼らは僕が狂っていると思っているね。

I walk into the club like, everybody hates me (everybody hates me)
みんな僕のことが嫌いだと思ってクラブにいく

Like everybody hates me
みんな僕のことが嫌いなんだ

※ネットで勝手に拾ってきた和訳です。主さんお借りします。すみません。

しかしだ！偶然にも同時期ボクもあるちょっとした傷つく出来事があり、ボクも彼らに負けじとヘラっている時期だった為、ボクのチェインスモーカーズへの共鳴は加速する一方だった。人はヘラっている時、それ以上にヘラっている人を見つけると不思議と励まされるものだ。今、この世界で死にたいと思っているのはオレだけじゃない。その事実だけで安心できる生き物が人間なのだ。そして墜ちるだけ堕ちてまた「Something Just Like This」に立ち戻り救われる。回転寿司に行けば、えんがわで始まり、えんがわで終えたい。そんなボクにとっての墜落から再生までの完璧なセットリストがチェインスモーカーズだけで賄えるのである。

お気に入りの曲

当時「Something Just Like This」を制作する時のこと、当時既にモヤモヤとしたものを抱えていたチェインスモーカーズがいるスタジオの扉をコラボ相手のコールドプレイのクリス・マーティンがその扉を開け入ってきた途端……

「なんかわかりやすて（明るくて？だっけ）キャッチーなものを作ろう！」

と言ったようなことを何かの記事で読んだ覚えがある。チェインスモーカーズよりも先輩のクリスは、きっと彼らが通ってきた辛いことも楽しいことも、とっくの過去に幾度と経験してきたのだろう。そんな事を思いながら、上記に貼り付けた「Something Just Like This」のLiveバージョンを鑑賞すると、今もまた涙が出てくるのである。もしかしたらボクの人生でのオールマイベストソングの一つかもしれない。

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次回は【D】の棚にあるアーティストを一人紹介します。