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息子と熊本城見学。推し活しつつその土地の文化にふれる 【人生初遠征②】

ジャニーズのグループ、『SixTONES(ストーンズ)』を好きになり2年目。熊本でのライブに当選し、小5の長男と2人で沖縄の竹富島から行ってきました。

地方でのライブ参加は初めて。しかも子連れ!思わぬ良いことがたくさんありました。

「地方遠征」へのファンの皆さんのモチベーションや熱はどこから来るのか長年不思議に思っていたし、お金をそこにかけることへの罪悪感のようなものもちょっぴり感じていましたが、結論、行ってよかったです(単純オタク)!!!

子連れ遠征レポート、2回目の始まりです。

▼1日目はこちら


1万人が熊本に集結。ライブ会場までどうやって行くか

地方でのライブで今回の私たちのように初めての場所の場合、どうやって現地まで行くかのチェックは欠かせません。

SixTONESのライブは18時開演。16時半〜17時の間に来場してほしいとメールが来ていました。

熊本駅前のホテルに宿泊しましたが、ライブ会場の「グランメッセ熊本」まではタクシーで40分ほど。市電(路面電車)を使った場合でも、最寄駅からタクシー。

会場を通るバスが通常は出ているようでしたが、この日は公演に併せて駅から会場までの臨時シャトルバスが出ていました。しかも、事前予約制。この時点で、「ジャニーズさん、すご……」となります。

行きは観光もするかもしれないし、どこからライブ会場に行くか予想ができません。色々調べても「どうも実際に行かないとピンとこないよなあ」と思い、どこかしらからタクシーに乗って行こうと、ひとまず帰りのバスだけを予約しました。

推しのイメージキャラ的存在「コウモリ」のブローチを発見!

夕方まで時間がある!ということで、長男と熊本城へ向かうことにしました。ホテルの朝食を済ませ、部屋へ戻ると「雪が降ってる……!」

沖縄の中でも特に南に位置する竹富島で暮らす私たち親子は、雪を見たのは3年ぶりくらいでしょうか。

「雪をちょっとでも見たい!」と慌てて外へ出ました。もちろん寒いですが、冬らしい寒さすらも心地よさを感じます。

ホテルのすぐ隣の商業施設に立ち寄り、アクセサリーを見ると……ふおおおおお、コウモリのブローチが!かわいすぎる!

SixTONESのジャニーズJr.時代の楽曲『Jungle』で、メンバーそれぞれを動物になぞらえる歌詞とパフォーマンスがあって、私がすきな京本大我さんはコウモリなんです。

まさかこんな可愛い京本コウモリ(違)を見つけてしまうとは!!!!前日に購入したばかりの、京本さんメンバーカラーのピンクの洋服にこのピンをつけたら完璧では…!!!

熊本駅は駅から観光地までのアクセス抜群。路面電車も楽しい

ホテルを出てすぐの駅前広場に、路面電車の駅がありました。熊本城へ行けるとのことで飛び乗りました。持参したPASMOがそのまま使えるのも感激です。石垣島では路面バスも現金のみなので、PASMOに対応してくれないかなとずっと思っていて……何もかもが新鮮。

「あれ、これ逆だわ」

反対方向に乗っていました。

数駅で終点に着いたので、「熊本城へ行きたいんですけど、このまま乗っていればいいですか?」と聞くと、「料金は結構なので、向こう側に移動して乗車してください」。親切な運転手さん。

ようやく、熊本城前で下車しました。天守閣まではしばらく歩きますが、目の前に連なる石垣の壁に長男と2人でテンションが上がります。

加藤清正公とパシャリ。
『カムカムエブリバディ』を見ているので「映画村みたいだねえ」と言いながら歩く

晴天の中、息子と2人、歴史や震災のことなどを話しながら歩いていくと、少しずつお城が見えて来ます。

震災から復興し、2021年4月から再び入れるようになった天守閣。


高校生の修学旅行で熊本城に来ていた私

私が高校生だった頃、沖縄への修学旅行の予定が、長崎・熊本に急遽変更になりました。これは、9.11のテロがあった年で飛行機を使わない行き先に変更する学校が多かったため。

バスで熊本城に立ち寄って見学をしたのですが、歴史やお城への興味が薄く、酔い止めを飲んでいて眠気に襲われたまま見学。天守閣の中で眠気に抗えず、壁に寄りかかって立ったまま眠っていたのを今でも覚えているほどでして……。

そんな私ですが、今はお城を見ると隅々まで興味深くじっくり見学するようになりました。

  • 夫が歴史やお城好きで子どもが生まれる前はたまに城を見に行っていたこと(姫路城や鶴ヶ城など)

  • リゾートホテルを運営する会社に就職して、いくつかの土地で暮らし、「どの地方にも魅力がたくさんある」「地域の文化や歴史に触れるのは最高に楽しい」と知ったこと

  • 子どもたちに幅広く見て触れて感じてほしい!と思うと、見るもの全てが新鮮で興味深く感じること

この3点が大きくあります。私の好奇心や感受性は、子どもたちとともにあるなあと熊本城を見ながら再認識しました。家族がいることで、お互いの趣味を知っていく、広がっていく。


熊本の人たちに愛される熊本城

現在と過去の地図比較
大迫力の模型も
震災の跡が残る場所も多い

天守閣の1階部分だけでも、長男と2人じっくり見学していると、気づけば30分以上経っていました。天守閣は西南戦争の直前に消失し、再建したのは戦後になってからということ、2016年の震災で被害が出たときに、熊本の人たちは大きな悲しみに包まれたことを知りました。

私は東京で育ち、土地への愛情はそれほど強くありません。沖縄で暮らしていると郷土愛を強く感じる場面が多くありますが、熊本をはじめ、日本の地方それぞれの歴史や文化、思いがあるんだなあと感じます。

敷地内のあちらこちらで、同じライブへ来ているんだろうなと思われる若い子たちがちらほら。心の中で(同志よ……)と思いながら見つめていました。

お城を降りて、「ラーメンが食べたい!!」という息子のリクエストで、タクシーで熊本駅へ戻ることに。

「今日あれでしょ?ジャニーズが来てるんだろ?SMAPまでしかわからないなあ〜」と会話が始まり、運転手さんのお子さんやお孫さんの話へと広がります。ところどころ出る熊本弁がツボに入ります。

「この昨今でコンサートやってくれるから人が来てくれる。ありがたいよね」と運転手さん。地方へ人が訪れることにどう思うかは人それぞれなのかもしれませんが、アイドルの経済効果は大きいのだろうなと実感しました。

「ズドン」はSixTONESの鉄板ネタ
お土産屋さんのいたるところでメッセージが


息子と2人ラーメンを食べてあたたまり、熊本駅にいるため臨時バスの予約状況を確認したもののすでに満席。熊本駅からタクシーでライブ会場へ向かいます!「いよいよ彼らを目にするのか……」と思うと自然と体温が上がるような感覚に襲われながら、いざ、ライブ会場へ!

【続く】


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