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強い志を持つ無農薬栽培家・竹村庄平さん

おはようございます。
昨日は町田にある畑で芋掘ったり、人参の間引きをしたりしながら農業についてお話をたくさん聞いた西岡です。

Bamboo Village Farmという竹村庄平さんがやられている農園にお邪魔してきました。町田市のあるエリアで点在する10ヶ所ある借りている畑を使って沢山の有機野菜を作っています。
彼の無農薬の有機栽培に対する姿勢や考え方についてはこの記事がわかりやすいかと思います。

https://www.cotoricozue.com/project/webmagazine/vol001-bamboovillagefarm/

今日はここでの体験と竹村さんとの熱い話の中で感じたことを書いておこうと思います。

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誰かがやらなきゃいけないことをやる
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この表現はしきりにおっしゃっていたので、おそらくその意識は本当に強いんでしょうね。
竹村さんの意識には「無農薬で農業をやってもこれだけ成り立つんだぞ、農薬などつ買う必要がないぞ」っていう証明をしている感じがします。

実際竹村さんのような栽培をやっている人は農業人口の中でも1%もいない貴重な存在らしいです。それだけ農薬などに頼って労力を減らして価格で勝負していく農家が多いということ。

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やらないことを決めている
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竹村さんは自分のやりたい方向に進むためにやらないことを明確に決めている。なので何か岐路に立った時に迷わない。方針に基づいて、判断が瞬時にできる。

スーパーマーケットでは売らない
スーパーで売るには、高いマージを取られて、袋詰めが必須で、、、費用的にも労力的にもコストがかかる。だからこういう販路はやらないと決めている。

目先の利益を追わない
農業には人手が必要で、でも雇うような余裕もない。なので人が来てくれることがベスト。やってみたい、興味がある、応援してくれる、買ってくれる、使ってくれる、そういう人をたくさん受け入れて手伝ってもらいつつ、さらなる人の繋がりや発展も意識して送迎などもしながら案内や説明を丁寧にする。

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止まらない熱いトーク
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僕が一番度肝抜かれたのは、喋りです。
サッカーでいう、どれだけボールを持っていた時間が長いかというボールポゼッション率を会話に引用するならば、普段人と話す時、6-7割くらい支配しちゃうタイプの僕ですが、8割以上は行かれてたかなw 今回、いろいろ教えてもらう側なので当たり前ですが、それでもここまで聞きに徹することが少ない自分には衝撃的でした。すごく熱い思いを持って、有益な興味のありそうな話を引っ張ってくる方なので、講演会を独占しているような気持ちになります。本当に知らないことだらけの自分にとって学びが多かったです。ぜひ1とか2、質問を投げてみてください!10くらいになって色々「こっちが質問するに至らないけど知りたい情報や考え方」を教えてくれます!

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意外と知らない豆知識や裏話5選
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ここからは実体験や畑ならでの「へー!!」となった豆知識を。

究極の無農薬有機野菜は恐ろしく大変
土に黒いビニールをかけて土を保温したりするような農法があるけどそれもなるべく使いたくないとのこと。原料に化学薬品がある時点で土に残ったりした時に土に影響を及ぼすし、、、とのこと。そりゃーそこまで徹底できる人いないわって思わされます。

土は定期的にほぐさないといけない
土は程よいタイミングでほぐしてやらないと、固まり、水が浸み入りづらくなってしまい水の恩恵を受けづらくなる。

てんとう虫や蜘蛛は野菜の味方
昨日見た畑には、蜘蛛がめちゃくちゃいました。野菜がいい隠れ家になって、土も良くしてくれるらしいです。

虫に食われる野菜は人間でいうメタボ
「窒素」を過剰に取り入れた土で育った野菜ほど虫食いが多い。健康的な土で育った野菜は虫の好みではないらしいです。虫の好みはジャンクフード好きな人間みたいですね。

畑を10箇所借りても月換算で2万程度
それでも経営を成り立たせるのが難しいのが農業。ここに外から見る農業と中から見る農業のリアルなギャップがありそうな気がします。

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今後の竹村さんに注目!
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美味しい野菜を作るこだわりを捨てて、稼ぎたい、楽したいと言う発想で違う農法をやるくらいなら辞めると断言していた竹村さん。
そういう強い志がある竹村さんを今後も追って、応援したいと思います。

みなさんもぜひ畑で竹村さんとお話ししながら手伝ってみてください。今後の食生活に対する世界観も含めいろんなものを持ち帰れると思います。人手が欲しい竹村さんにもWINが行くように、いろんな形でWIN-WINが広がったらいいなと思っています!

左が竹村さんです。

#無農薬 #有機栽培 #有機野菜 #食育 #野菜 #健康 #農業

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