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『東北学生砂浜大運動会実行委員会』から抜けようと思う

そもそも運動会したいのか?

 色々あって、会場予定の七ヶ浜の砂浜に寝袋を敷いて、寝ている。ここまで多くの人たちを巻き込みながら進んできたがやめようと思う。悪気は全く無いから最後まで読んで欲しい。


執筆中の景色
  

企画への想い 地域への熱量

 なぜこの企画が出来たかを説明すると『海で運動会したい』というアホな友達がいたからだ。 自分自身はコロナ禍で入学した同世代に向けて何かしたいと思っていた。満足の行く大学生活を送れず、様々なサークルや学生団体が衰退、解散する現状をなんとかしたい。宮城県には5万人の学生がいて、そのうち半分が県外へ就職する。大学生活の半分をリモートで過ごし、サークルなどに属さずに卒業する。せっかくこの地で大学生活を送っているのに思い出もなく、宮城県に戻ってくる理由がない。 その他にまちづくりに関わってきた中で地域活動をしている学生は少ない。日々地域をより良くしたいと思い、活動しているがイベントに行くたび出会うのは同じ学生ばかり。もっと地域に関わる学生を増やしたい。そして、これまで関わってきてくれた人、今までの経験すべてを活かして、大きなイベントを作りたいと考えていた。

学生最終章開幕

 企画を進めると決めて、すぐにCanvaでポスターを作り、FacebookとInstagramで宣伝した。

10分で作ったやつ

Facebookでは90名近い方々がいいね、Instagramでは400人が見て、15人が運営に関わりたいと反応してくれた。ありがたいことにスタートから運営メンバーが10名を超えて、企画は始まった。開催地の宛もなく、動いていたがFacebookである方からメッセージがあり、色々と協力して頂いたお陰でほぼ開催確定まで話が進んでいる。

出来る事すべて 

 でも、抜けようと思う。現在30名近い運営メンバーがいる。この中には一緒にイベントをしたかった人もこの機会に成長して欲しい人も小学生からの友達も大学からの友人も一生の付き合いになりそうな奴もいて、個性的で最高で最強なメンバーが揃ってると思う。だからこそ、自分は必要ないと思う。4月から約2ヶ月間をかけて、チーム作りをしてきた。
 今まで学んできたコミュニティの作り方を実践して、Slackを作り、ミーティング出来る場所を協賛いただき、可能な限りやりたいことを聞いて、運動会と趣旨が違っても、他のイベントで実践できるように準備して、何かあれば謝りに行って、関わりのある大学教授、職員、様々な方々に学生へのアンケートをお願いした。 

人の成長を考えろ

 このイベントに関わって欲しい友人、後輩へ連絡して、運営メンバーに入ってもらった。ここまでやって、やっと気がついた。自分は人の成長機会を奪っている。すべての責任を担って、全員のやりたいことが出来る場を用意して、それを実現する為に必要な苦労する部分を自分がやろうとしている。

焦り 

 8月の開催を目指して、企画を進めているから時間がない。その中で多くの学生が運営から関わって欲しい、開催地の自治体にお金を落としたい、一言で言えば大きなイベントにして、地域活性に繋げたいと思っていた。だからこそ全力を尽くしてきた(まだまだできる)が誰のためにもなっていないのだ。

責任から逃げてるのか?

 本当に自分の認識不足、力不足、采配不足だと思う。運動会はまだ2ヶ月あるし、運営メンバー全員で作り上げていく必要がある。参加したい学生はたくさんいるし、開催地も決まったし、あとは当日まで準備をするだけだ。絶対に成功すると思う。逃げてるわけじゃない。ここまで自分が企画を進めてきたという自負があるし、責任もあると思っている。何かあれば全力で解決しよう。でも、このまま自分がいても、みんなの成長機会を奪うだけだ。どうしても、先を読んで、回り込んで動いてしまう。

何者にもなれないのか

学生の為に、地域のためにと思っていた。ほんと自分のことを考えていない笑 まさかそれが仇となるとは思わなかった。本当に申し訳ない。

これを読んでくれた全ての人へ
どうか学生の挑戦を、コロナ禍で奪われた青春を自らの手で取り戻すという逆襲を応援して欲しい。


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