“もちば”をまもるものたち

うすいグレーの空が続く毎日。
一瞬の晴れ間のように、それはある。

もこもこっとした形がかわいらしくて
雨に打たれるとイキイキとして、喜んでいるように見える。

わたしはアジサイの花が好きだ。
とくに、青いアジサイが。

アジサイは一つ一つの花が小さい。
しかしその小さな花がいくつも集まっているため
薄い色の花びらでも、その色の主張がある。
その色を強く感じられる。

淡い青の花びらも
葉っぱに負けずきちんとその青さを感じられる。
この青が、「青色」の中で一番好きな色かもしれない。

小さな体でも、みんな集まると強くなる。
「スイミー」を思い出す。

“けっして　はなればなれにならないこと
みんな　もちばを　まもること”

その姿にきゅん、とする。

紫陽花の花をプレゼントされたら、きゅんとするだろうな。

梅雨の時期代表のその花は
見ているだけで幸せな気持ちになる。

リビングに紫陽花を飾っている様子を想像する。
スッキリと片付いている部屋ならば
そんな部屋なら紫陽花が似合う。
青い紫陽花が映える。

ふうっと、わたしは目の前のリビングを見てみる。

床には様々なものが散らばっている。

ちっちゃいボール、フラフープ、次男の工作、バスボムの中に入っていたスプラトゥーンのマスコット。。

スッキリでもなんでもない、これが現実。
でもこれはマシなほう。

レゴやラキューなんて出した日には、まきびしと化す。
スイミーのように“もちば”でも守っているのだろうか。
たしかに、レゴが集まると強い。侵入不可。

しかしわが家のレゴは離れ離れになりすぎているので
スイミーの世界だと危険な目に合ってしまいそうだ。
いや、危険なのはこっちか。

実は先週くらいからわたしの中で何度目かの断捨離ブームである。
すぐに物が増えてしまうわが家。

こどものサイズアウトした服をボイボイ捨てて
わたしの古くて傷んだ服もポイポイ捨てて
他の使っていないものをポイポイ捨てた。

そして今。
最難関の「こどものおもちゃ」「こどもの工作」エリアに突入している。
使っていないおもちゃも、捨てるか聞くと遊び始めるだろうし。
工作は増えすぎてボックスをはみ出していて、厳選してほしいが選ぶのに相当時間がかかるだろう。

次男作、「おしりかんちょーマシン」
めっちゃ怖いマシンやん。
幼稚園でなんちゅーものを制作してるのよ。。。
不思議なもの多めです。笑

部屋をひっくり返して全部捨てたらさぞかし気持ちが良いのだろうけど。

工作したものは写真に撮って、大切なものだけ捨てずに置いておきますか。
おもちゃは上手にお別れできるように、相談しますか。

トイ・ストーリーのように、みんな“もちば”に戻ってくれるだろうか。

わが家がスッキリした頃にはもう紫陽花の季節ではなさそうなので、写真で我慢かな。
たくさん撮っているので最後におすそわけです。

白もかわいい。
花びらだと思っていた部分は装飾花というそうです。

ぎゅうぎゅう感に、きゅん！

先日行ったカフェがお花屋さん併設でした。

持ち帰りたかった！けれど
そのまま幼稚園のお迎えだったので泣く泣く断念。
めっちゃかわいい〜♡ここに住みたい