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珈琲とミルクの交わり

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#みんなでつくる夏アルバム

青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第6話 作/奈良あひる

男がおいていったメモには、熱海市内にあるバーのショップカードで、裏のメモの欄には連絡先が手書きで書いてあった。そして、浅田と書かれていた。

何のメッセージかしら。
加恵は、学生時代、脚本家に憧れている頃があった。本の世界ではどこへでもいけて、何にでもなれて、どんなストーリーでも書くことができるからだ。そして、その内容は世になんて出なくてもいい。自分がその世界に酔えればいいという考えがきっかけだ

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第5話 作/奈良あひる

青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第5話 作/奈良あひる

私たちは店を出て、お互い今日一日のお礼を言って別々の方向へ歩きだした。普通に会社にいっていれば、こんなことはまず起きないなんて思った。

加恵はいままで平日休みの仕事をしており、今日という日がたまたま土曜日で、いわゆる土日休みというものは、どれだけ夢がが広がる世界なのかと、思い知るのだった。

加恵は、なんだかもう少し今日という日を引っ張りたいという気持ちになっていた。

加恵はもう一度あのお店

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青春プチロマン小説「女が日本一周する時」第4話 作/奈良あひる

ホテルを出てもまだ外は明るかった。

ホテルの中で、加恵は男とラインを交換した。
そして男のインスタアカウントの入った名刺みたいなものをもらった。

写真はセレクトしてラインで送ってくれるとのことだった。
わたしは、加恵は数時間前までの自分とは違う人間になったようでもあった。とはいっても、数時間前から変わったことと言えば、経験人数が1増えたということぐらいではあるが。

それでも、何か新しい自分に

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