マガジンのカバー画像

プロサッカーが教えてくれた

11
運営しているクリエイター

#サッカーを語ろう

あなたが世界へ羽ばたくときは

あなたが世界へ羽ばたくときは

日本代表キリンチャレンジ杯、トルコ戦。
何度も感動させられた美しいカットインからの強烈なミドルシュートで先制ゴールを奪ったのは、我らが伊藤敦樹だった。

家で観ていたが、めちゃくちゃ大きい声が出た。

6月に追加招集として代表に初選出され、エルサルバドル戦で15分だけだったが初出場を果たした。

そして今回の9月、トルコ戦で初先発。
なんとも言えない微妙な表情で君が代を歌う姿には一抹の不安を覚えた

もっとみる
わたしが、はじめてレッズをみた日

わたしが、はじめてレッズをみた日

物心ついた頃から浦和レッズが好きだった。

日本人が「好きか嫌いか」を問うまでもなくお米が好きで、毎日食べているように、
そのくらいわたしの日常には当たり前に浦和レッズが存在していた。

小学校3年生の頃に、はじめて「ガンバ大阪が好き」だと言う男の子に出会ってひどくショックを受けたくらいだ。
大宮アルディージャならまだしも、この埼玉に生まれて浦和レッズを愛さない(しかもライバルチームのガンバ大阪を

もっとみる
細胞のひとつになれたら

細胞のひとつになれたら

浦和レッズのビジュアルサポートを見て「スイミーみたい」と思ったことがある。

スタンドの観客たちひとりひとりがビニール状のシートを掲げ、スタジアム全体に絵や文字を浮かび出させる。それはただただ圧巻で、最高の雰囲気を作り出し選手たちを後押しする。

これが浦和レッズサポーターの自慢のひとつ。ずっと目の当たりに(そして自分も参加)してきたが、やはり今でも感動してしまう。

小学生のころ、なぜだか『スイ

もっとみる
かつてスタンドで応援していた少年 大声援を背に

かつてスタンドで応援していた少年 大声援を背に

約3年ぶりに、真っ赤に染まるゴール裏から低く地鳴りのような声が発せられた。
徹底してピッタリと揃う頭上での拍手やジャンプは美しくて、もはや驚異的。息を呑むってこういうことを言うのだろう。
わたしはこの瞬間に立ち会えたことへの充足感を味わっていた。

ゴール裏の熱量はスタジアム全体に伝播する。着席している会場全体までも自然と熱くなり、はち切れるほどの拍手を送る。

最高の雰囲気を全身に受けて1点目・

もっとみる