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憧れの誰かにはなれない

あの人は可愛くて綺麗。
自分のここが嫌い。ここを変えたい。
もっと自分がこんなだったら。

誰かと自分を比べることは、自分の可能性をどんどん小さくする。だけどやっぱり自分にないものを持つ人は輝いて見えて、自分にないものは欠点に見えてしまうもの。

そんな風に考えている時って、少し心が苦しい。他の人のことばかり気にして、自分と比べて、ダメな部分を変えようと誰かの真似をしてみたり。自分じゃない何かになろうとするけど、自分以外の誰かにはなれなくて。

人と比べようと思えば、いくらでも比べられる。
見たくなくても大量の情報が流れてきて目に入ってしまう時代に、人と比べずに生きていくことのほうが難しいかもしれない。

でもその先にあるのは「劣等感」と「承認欲求」で、自分以外の誰かに認められるために頑張ってしまうようになる。すると自分の「好き」が分からなくなって、また誰かに正解を求めるようになる。

自分に軸がない、誰かの正解を基準にした生き方は、結局自分でも責任を持つことができず逃げ癖や諦め癖がつきやすくなる。

「誰かの評価に依存せず自分で選択する」ということが、自由に生きることだとわたしは思う。自由な生き方は多くの人が憧れるけど、自分で決めることには責任が伴うし、選択を間違ってしまうこともある。自由はときどき不自由だ。

それでもやっぱり自分の人生はテンプレートではなくオリジナルでデザインしたいと思う。自分が持っている大切な個性を消して、誰かをコピーするような表現は、側から見ても分かるから。

自分にないものを探す時間よりも、自分が持っている個性に向き合って美しく表現できる方法を考える時間の方が大切。向き合うことや考えることを諦めてはいけない。自分を知ることの積み重ねで「自分らしさ」が生まれてくるから。

自分の軸で生きるために、自分の意志で選択する覚悟を持とう。
他人の評価基準で生きることを今辞めよう。


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