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№517 ブルシットジョブ

こんにちは。白石です。

世の中には「ブルシットジョブ」という仕事があるそうです。

ブルシットジョブとは・・・?

米国の人類学者デヴィッド・グレーバー教授が著書「ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論」で提唱した概念だ。グレーバー教授はその中で社会的仕事の半分以上は無意味と断じ、「完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態」をブルシット・ジョブと呼んだ。

引用:日経ビジネス

クソどうでもいい仕事という表現が分かりやすい。

午前中に穴を掘って午後にその穴を埋める、という作業を繰り返していると人は精神的におかしくなるとどこかで聞いて覚えがあります。刑罰としても実際にあったそうです。

仕事をしていて全く無意味なことってあまりないような気がしますが、意味や生産性に疑問を抱くことは多いですよね。

3日間かけて作った資料が会議であまり活用されなかった、もっと要領よく進めることができるのに組織の問題で手間がかかる、上司とその上司の上司のためのごますり仕事、挙げればきりがないような気がします。

こういったブルシットジョブをなくしてやるべきことに集中する環境を構築することが業績を上げるポイントだということです。

特に会議においてはこんなデータがあるそうです。

年間15億円の損失を生んでいる「ムダ会議」

※株式会社パワー・インタラクティブの記事より引用

会議をムダだと思っている人の割合はメンバー層で23.3%、上司層で27.5%だということです。それらの数値を用いて「ムダ会議」によって失われているリソースを計算すると、1万人規模の企業では人件費として15億円の損失が発生しているというのです。※下の表

                             出所:パーソル総合研究所・中原淳

参加している本人たちでさえムダだと思っている会議、その会議のために誰も読まない資料を丁寧に作成する仕事、コーヒーを手配する仕事などストレスすら感じていても、大半の人がそれを「ムダだからやめよう」とは口にしません。

会議は難しいですよね。リーダーや議長がしっかりしていないと生産性が低くなることは経験上で間違いありません。後は、〇〇会議という名称になっているけど、中身は報告会みたいなものはムダだと感じやすいです。

ブルシットジョブをやっていませんか?あるいはやらせてませんか?

勇気がいるかもしれませんが、とりあえず止めてみてはどうでしょう。



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