映画「ゴジラ -1.0」の映画感想文
やあやあ
アマプラで観たよ
さて
この映画みたよーって人、手ぇあげてー
その中でこの映画サイコーだったよーって人、手ぇあげてー
その中でこの映画生涯の最高映画リストに追加したよーって人
それでホンマにいいんですか?
結構いろんなところで高評価もらってるみたいなんやけど
なんなら米国アカデミー賞受賞してるみたいなんやけど
2024年のアカデミー賞は全体的に戦争関連が多くて、映画的!というよりは社会的!が強めに出てる気がするんやけど僕だけですか?
今作もまさに日本の戦後復興をメインとした造りで~
なんかその潮流に乗ったのかな?って気がしてならんのよ
ま、ここまででお分かりの通り
私は今作を高評価しません。
だってみんな全然ゴジラの方観てないもん
確かにゴジラの迫力はすごかった
船を追いかけるシーンは相当に恐怖を感じたし
熱線を吐くまでのチャージ時間はひりひりとさせる緊迫感があったし
駆逐艦が砕け散ったり、銀座のビルが破壊されたり、船が飛んでくるシーンなんかはぞぞぞとする部分でもあった
日本のCG(今ではVFXっていうんですか?)にしては最先端で相当のレベルが高いものとなってるのはよくよくわかった
が、しかし
みんながゴジラの方を向いていなかったのよ
主人公含め、戦後の日本の疲弊や「先の大戦」が大きくて
ゴジラとは?
ゴジラとはなんぞや?
という点に誰も目を向けてなかった。
復興する日本を家族を守りたい!
それはいい
けど、そもそも迫りくるゴジラとは一体なんなの?
単なる厄災?
戦後復興映画としての魅力はややあった
というより吉岡さんのせいでalways過ぎた
常に比較対象が「シン・ゴジラ」になってしまうのは
ホントに申し訳ないんやけど
「ゴジラ」に対する解像度の粗さがとてつもなく目立った
まぁ映画内の時代設定のせいかもしれんけど
巨大生物によるパニックものでもなく
SFに舵切った、アクションものでもなく
どちらかと言えばヒューマンドラマ的要素が強かったな
比較対象の「シン・ゴジラ」はSF的であり、ある種モキュメンタリー的であり、その整合性がよかったととても感じるのに対して
今作は結局のところみんなして「ゴジラ」がなにであるかがわからんまま
とにかく沈めて、浮かしてドンパチ大作戦により撃退したけど
少なくとも「犠牲者を出さない戦い」という大目標は全然達成できてないわけで
なんだかなぁという気持ちでいっぱいやし
そもそもで言えば、浜辺美波と暮らしだすあたりで
これ何の映画?としか思えんくなったのは
やはり間違いではなかったとしか言いようがない
今作のすべてがラスト20分に詰め込まれてる!と言ってしまえばそれまでかもやけど
それならそれで、無駄にしたシーンが多すぎる気がするなぁ
積み上げて積み上げてどんと壊すか
どんと打ち立てるか
そのどちらもあまりなかったとしか感じられませんでしたので
今回はゴジラの完敗です
そもそもゴジラってそんなんじゃないねんけど
と言うわけでランク外でした
おそまつさまでした
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