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Z世代の次を捜せ

 X世代、Y世代、Z世代。なんだか、ポケモンか何かみたいだけども、アメリカを中心にこんな世代区分をされているらしい。わたしは、どうやらZ世代に分類されているみたいだ。

 今調べてみて知ったのだけど、1960年代序盤から1970年代後半くらいまでに生まれた人のことをジェネレーションXと、1980年代前半から1990年代中盤くらいに生まれた人たちのことをジェネレーションYと、2000年代から2010年代前半くらいまでに生まれた人たちのことをジェネレーションZというらしい。そのあとは、ジェネレーションαという名前が付けられているんだって。A(エー)じゃなくて、α(アルファ)ね。

 わたしは、勝手にこの世代のことを『ニュー・ジェネレーションα』と呼んでる。インターネットネイティブで、生まれた時からAIやVRといった最先端技術が当たり前に存在して、これから先の21世紀をどんどん塗り替えていく世代。

 ちょうど自分たちの世代が20世紀と21世紀の境目にある世代だからわかるんだけど、21世紀生まれの人たちって、当たり前の基準が全然違うんだよね。2001年から2002年生まれの人たちと接していると、この二年だけでもスマートフォンに対しての扱いとか、デジタル化への順応の速さとか、そういったものがわたしたちより早い。

 わたしたちは、ギリギリiPhoneが世の中に出ていなかった世代の生まれ。Windows Phoneが最先端で、NOKIAやBlackberryがスマフォ界の旗手だった。

 たま〜に目にする、ゲームやデジタル化に対してのネガティヴイメージ。たとえば、インターネットの情報ばかりでは情報に対しての判断能力が劣化するとか、ゲームを一定時間以上すると脳がダメになってしまうとか、そういう上の世代からの先入観とか、まったく壊してしまうんじゃないかな。彼らが。

 2000年代後半生まれのクリエイターがすでに社会へと出てきているけれど、わたしたちや上の世代がまったく手をつけられなかった、考えもつかなかった領域が開拓されていっているもんね。

 なんだろうなあ。ちょっと奇妙で、おもしろい。後輩たちの背中をそっと押せる人、良き相談相手でありたいなと思う。自分も言葉のプロフェッショナルになるのが夢だし、少しでも近づけるようにずっと頑張っていくけれど、たぶん表に出るのはわたしじゃないんだろうなって。

 そんな感じがしてる。まだ何とも言えないけれど!(笑)

 エッセイ「古今東西・偏愛AtoZ」第Z回
 坂岡 優

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