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#108 前屈をする時に意識すると良いこと

こんにちは、ゆうです。

前回に引き続き、ハムストリングスです。

ハムストリングスは3パートに分かれており、
前回は大腿二頭筋についてお伝えしました。

今回は、
①半腱様筋(はんけんようきん)と
②半膜様筋(はんまくようきん)
です。

ハムストリング

半腱様筋と半膜様筋の起始は坐骨、停止は腓骨の内側です。
(停止について、半腱様筋は腓骨粗面の内側、半膜様筋は腓骨内側顆の後内側)

この2つの筋肉は、下記3つの仕事をします。

①膝関節屈曲
②股関節伸展
③つま先を内側(内旋させる)

この2つの筋肉をストレッチしたいときは、
起始と停止を一番遠ざけること、
すなわち膝関節伸展と股関節屈曲をすると良いです。

具体的には、長座前屈になります。

では、半腱様筋と半膜様筋が硬い人が前屈するとどうなるのでしょうか?

硬い人は、腓骨が内側に引っ張られ、つま先が内側を向きます。
(半膜様筋と半膜様筋が優位に硬い)

一般的には、半腱様筋と半膜様筋に比べて、大腿二頭筋が硬い人が圧倒的に多いです。

そのため、前屈した際、つま先が内側に向く人はかなり半腱様筋と半膜様筋が硬いと言えます。

さて、前回から見てきたように、ハムストリングは、
歩いている時、走っている時に優位に使われる筋肉です。

筋肉は、縮んでいる時よりも、少し引き伸ばされている(引っ張られている、緊張している)時の方が強い力が出るという特性があります。

この理論をハムストリングスに当てはめてみましょう。

長座前屈の際、ハムストリングスに強い力を出させたいときは、
筋肉を引き伸ばす、つまり、骨盤を前傾すると良いということになります。

逆に、ハムストリングスが弱い人が走ると、強い力を出させようと、
無意識のうちに骨盤が前傾し、腰が反りやすくなります。

では、ハムストリングをストレッチする時、前屈をする時に意識すべきことはなんでしょう?

それは、つま先が真上を向いた状態にするということです。
そうすることでハムストリングスがトータルで一番伸びるんです。
(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋をバランスよく伸ばす)

また、一般的には、大腿二頭筋が硬い人が多いので、意識的につま先を内側に向けることで大腿二頭筋を優位にストレッチできます。

ハムストリングスが硬いと様々な要因で腰痛を引き起こすと言われています。

日頃から欠かさずにストレッチを行いましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。




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