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9.一人で海外へ行く

台湾に行った。近くて治安が良くて、初めて一人で行くのにぴったりな国だと思った。

ほんの少しだけ中国語を勉強していった。実際に言えたのは、挨拶を除くと「鹹豆漿」と「蛋餅」だけ。くやしい。もう一度中国語圏に行って挑戦したい。

有名な白菜と角煮を観に行った。国立故宮博物院。行列ができていて、とても鑑賞はできなかった。写真を撮るのが精一杯。

台北101に上った。今まで上ったなかで1番高いタワー。高いところに上るのは気分が良くて、ドバイに行ったときにバージ・カリファに上れば良かったなあと思った。

ピーナッツの豆花。なめらかな豆花と柔らかなピーナッツと薄く甘いシロップと荒い氷。賑やかな場所に一人でいる孤独に沁みる味。

台湾の暑さにやられて眠り続け、昼前にようやく起き上がり朝ごはん屋さんへ。鹹豆漿と蛋餅。私の中国語、ちゃんと通じて嬉しかった。

外と店内との仕切りはないので、とても暑い。汗を流しながら食べた。スープは薄味だけれど、干しえびなどが入っているのでちょうど良い。

台北当代芸術館。映像の展示が多く、いくつもゆっくり鑑賞した。とてもタイプな現代アートの美術館だった。

この他にも美術館と博物館を1つずつみにいった。

三越の地下で鉄板焼を食べた。店員のおばちゃんがとても優しくて、おばちゃんは中国語、私は英語なのにすごく通じていた気がした。お互いに好意的だと、言語が違うのに何となく言っていることが分かることがたまにある。

夜市で湯圓を食べた。金木犀シロップのかかったかき氷の上にあつあつやわやわの団子。

台湾はお茶の天国だった。ドリンクスタンドやコンビニで無糖のお茶をよく買った。油断すると、激甘のお茶が手に入る。金木犀の香りの烏龍茶があって、なんて最高なんだろうと思った。すっきり香りが高いお茶を片手に、炎天下を歩くのは少し気持ちが良かった。

私は、働いてお金をもらうことができて、休暇がとれて、ほとんどどこにでも行けるのだということがわかった旅だった。

現地の言葉が話せないのは結構なストレスだということに気づいた。

私は一人が好きだけど、海外旅行のような刺激が多い旅行は誰かと一緒に行きたいと思った。体験を共有したり、協力したりできる相手がいたらよりより旅行になるだろう。