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摂食障害を発症したきっかけ


現在アラフォーの冷麺は、旅行先で美味しいものを食べるのが趣味、というくらい摂食障害を回復させました。

しかし摂食障害を発症し、病を受け入れて回復するまでの道のりは簡単なものではありませんでした。

これからその長いエピソードを何回かに分けて語っていきます。


きっかけは父のある一言


「お前、なんだか俺に似てきたなあ」

高2の時、家族旅行をしていた際にアイスクリームを食べていた私になにげなく言った、父の一言が摂食障害のきっかけだったのかもしれない。


当の本人にとっては全く悪気はなかったのかもしれませんが、16歳の冷麺にとっては宇宙が爆発したくらいの衝撃でした。


父は、糖尿病を発症していました。
150センチ台の小太り体形で、起きていても開いているかわからないような細目にメガネ。

小学生のころから妹と、

「なんでお母さんはお父さんと結婚したんだろうね。金かな?」


と言うほど二重できりっとした顔の母とは不釣り合いの見た目。私は小学生のころは特に父の顔が嫌いだったし、運動会などで同級生に見られたくないとまで思っていました。


その顔に、似ているといわれてしまった。


嘘だろ、と思って帰宅してから全身鏡を見たら


衣服からでている全てのパーツが太っている。細目でメガネブスで、なりたくないと思っていた顔が目の前にある!!!!!!


今日から本気でダイエットしなきゃ・・・!!!

そう強く心に誓いました。(´;ω;`)


他人と比較し続けた高校時代


高校2年ともなると、水を飲んだだけでも太るんじゃないかというくらい身体が変わる時期であり、なんでも異常に周りと比べ続け、一番生きづらい時期でした。


「みんなより足が太い」

「顔もまんまる」

「わたし、ブスだ」


毎日、クラスのコと比べては落ち込んでいました。
 

同じクラスの中には、スラっとした脚で綺麗にメイクをするおしゃれ女子もいます。そういったキラキラ女子グループと比べると、地味でダサくて頭も悪く、スポーツも苦手な自分が嫌で仕方ありませんでした。


そのうち、鏡の中の自分を直視することができなくなって、20数年経つ今でも、鏡で自分の顔をじっくり見れません。


更にクラス替えをして1ヶ月近く経つのに、周りのコとうまく喋れませんでした。高1の時は漫画好きの友達ができ、趣味の話ができるので楽しく過ごせましたが、高2になると友達はみんな理系を選んでしまって、クラスが離れてしまいました。



高1の半ばになっても、自分のやりたいことがわからずぼんやりしていたので「なんとなく文系」を選んだ私は、新しいクラスの雰囲気に全くなじめず。
※私はオタク気質なので理系を選んだ方が正解だったのかもと思います(-_-;)



それでも少しだけ話せるコは出来たけど、そのコは不登校なので、ほぼひとりぼっちで過ごしていました。
とはいえ、皆にあからさまな苛めをされるわけでなく、

「ただまともに相手にされない」


という状態がつづくだけ。



休み時間は本を読んで過ごし、昼休みは近くの席の子が優しかったのでお弁当だけ一緒に食べて、お互い深入りはしない関係性。


誰も悪くない。
私が勝手に過敏になって、クラスメートと話せないだけでした。


唯一のやりたいことがダイエット


そんな孤独な自分が惨めで、どうしようもなかったけど毎日朝はきて、登校していました。



そんな中、唯一やりがいを感じられたのがダイエットでした。


初めは、お弁当作りから。
これまでは母が弁当を作っていましたが、冷凍食品や揚げ物などがメインでごはんもパンパンに詰められていたので「これからは私がつくる」という名目で、痩せるための献立作りを始めました。


むね肉ダイエットなどの〇〇だけダイエットというような単品ダイエットではなく、バランスの良い食事を摂り1~2か月に1キロ減を目指す健康的なダイエットを目指しました。



そのため図書館で栄養学の本を借りてきて、五大栄養素を学び、一日の摂取カロリーや食べ物のカロリーを頭に叩き込みました。


具体的には、唐揚げをパン粉焼きに変えたり、サバやアジなどの青背魚を使ったおかずや、野菜たっぷりでよく噛むおかずなどを取り入れ、1食500キロカロリーを目安に作ります。


すると、1か月経つ頃には1.5キロの減量に成功!!とても嬉しかったです。


勉強もスポーツも苦手だった私にとって唯一結果が残せるのがダイエットだった為、ここから異常にハマってしまい、拒食と過食を繰り返す摂食障害となってしまうのです・・。

続く






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