無題
大学3年生になり、新型コロナウイルスも収まり、対面授業が一部認められることになります。そしてゼミが始まる事になります。
大学2年生の12月頃に私の学科では、志望理由書1枚を提出し、抽選です。
私の学科にはゼミが7つほどあり、どのゼミを志願したのかに関しては、「特別活動」のゼミです。
この時は特別活動に関心がありました。
今思うと浅いなと感じますが、体育祭であったり、生徒会に関わる人は人間性が優れている上、学校での成績が良い人が多かった印象がありました。これは果たして本来関わる以前に培われたものなのか。それともこうした特別活動を通して形成されていったものなのか。
それが気になり、研究してみたいなと思いました。
大変人気のゼミだったので落とされる覚悟で提出しましたが、「特別活動」のゼミに決まり、大学3年生を迎えます。
ゼミを受けるにあたって覚悟を決めていました。
今まで大学の授業も受け身だったので、ゼミでは積極的に参加しようと決めました。
また、前回の記事でサークルに入った後輩の頭の回転の速さを分析し、私なりにかみ砕くことができたことであったり、同級生で非常に優秀だと感じていた方がメモを取る事を習慣にしていたためそれを実践する場にしようとも考えました。
いざゼミが始まり、エンジン全開。
私のゼミは3年生と4年生でグループを組んで「教育」に関するテーマでプレゼンをするといった形式でした。
私は完璧主義でもあったため、全ての作業を自分に課すことが癖でした。
完璧主義者だった私としては根本的に人を信用していなかったんだと思います。
先輩方とご一緒した際のプレゼンの内容は「組体操をリスクも考えた上で検討しよう」というものでした。
資料を探している中で、組体操の危険性を警鐘した記事を見つけました。
その記事の執筆者は内田良先生(名古屋大学教授)でした。
内田良先生は、教育社会学を専門としており、「ブラック校則」や「教員の長時間労働」という言葉を聞いた方はなじみのある先生です。
組体操について調べる中で関連記事として「ブラック校則」や「教員の長時間労働」の記事に関心を持ち、これらのニュースであったり、YouTubeでの討論を見る事が多くなりました。
今も「ブラック校則」に関しては関心があります。
ゼミに全力を注いだ前期でしたが、私の中でかなりのエネルギーを消費し、頭がパンクしている状態に陥りました。
この頃になり、外に出ると過呼吸になったり、幻聴が見えたり、生き方でマイナスな方向に考えることが再発しました。
本能的に「これはまずい」と家族に助けを求めました。
すると、翌日に母が愛媛から東京まで迎えに来て、私は愛媛に帰ることにしました。
そこで、心療内科を受診したところはっきりと
「精神病である」
と告げられました。
とにかく話す気力もなく、声が出せない。家族とも距離を置き、部屋に引きこもる。カーテンを閉めないと幻覚が見える。幻聴の症状もありました。
両親には今でも感謝しています。
必死に私の病気を理解しようと本を買って勉強したり、私が距離を置いていたとしても見守ってくれたり。
そして、後期が始まる前に休学の決断をしました。
今考えてもこれが当時の私の最善の決断だったと思います。
学ぶ事ができるほどの体力もなかったです。
この頃に、SNSでよく見かけていた言葉は「不登校」です。
新型コロナウイルスの蔓延前後から増加傾向にあることから社会問題にまで発展していました。
不登校の原因を見ると「無気力や不安」が半数を占めている事。
当時の私は「こうした子たちが幸せになるにはどうしたらいいのだろう」と考えるようになりました。
私自身も精神病になり、「どうすれば幸せになれるのか」考えいたので、似ている感覚がありました。
不登校について考えるようになりました。
大学3年生の時は、後期である半年間を休学し、後期が終わる頃には外に出ても何も問題がなく、散歩や読書に明け暮れ精神的も回復の兆しが見え、復学できる状態になりました。
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