【倫理の指導案】青年期×今の自分は、子どもか、大人か。
今回は幅広く、全ての高校生に考えてもらいたい内容です。
だってその悩みは今だからこそで、その思考が将来の自分をつくるから。
今を生きる、全ての高校生に、自分と向き合う機会を。
|授業の概要|
|筆者の紹介|
|このページの見かた|
\導入(目標と疑問提起)/
まずは目標を提示しましょう。大々的に、「今日は自分自身と向き合う時間です」と生徒に理解してもらいましょう。
そして考えるきっかけを与えましょう。ただただ「考えろ!」と行っても「なんで?」となって終わりです。疑問を抱かせるのです。普段当たり前に言われていることから疑問を抱かせましょう。
で、みなさんはその言葉の意味が理解できたのでしょうか?私はできませんでした。おとなってなんだよって思ってました。みなさんの思う「大人」とか「子ども」ってなんですか?
\展開(テーマ1)/
今回は2つのテーマで展開します。テーマ1では、「おとな」「子ども」とはそういえば何を基準に分けているのか。そもそもの部分から考えさせます。当たり前に疑問を抱かせましょう。
ペアワークで、自分と他者の「大人の定義」の違いを認識させましょう。
※「話した後で→ノートへメモ」と書いたのには理由があります。倫理は「書いて話す」ではなく、「話して書く」で進めましょう。(以下参照)
ちなみにということで、花王さまのアンケート結果も入れております。
\展開(テーマ2)/
テーマ2は「自分自身」について考えます。先の基準に照らしたとき、自分はどこの位置にあるのか、考えさせます。ここから自分自身と向き合う時間の始まりです。
イラストで描かせると印象にも残ります。自分の思う「大人」とどれほどかけ離れているのか。自分と向き合わせて、自覚させましょう。考えれば考えるほど、大人とは何かわからなくなってきます。それが目指すところです。
そして、大人か子どもか、自分自身と向かい合うのに避けては通れないのが、「悩み」です。向き合うならばとことん向き合いましょう。
\展開3(用語の提示 with 自分の考え)/
ここで、勉強の要素を提示します。青年期という語句を示します。やっとか…という感じですが、授業は知識のインプットより、思考をメインに置いています。さらに、知識はどうせならスッと入ってくる仕組みを用意します。
表現力の練習でもあります。インプットと同様にアウトプットも大切です。思考を整理し、適切に表現する。一言で相手に伝えるにはまとめる能力と同時に、自分を理解する必要があります。悩みを自覚し、アウトプットさせましょう。そして、共有します。
最後に思想家の一言を示しましょう。自分の考えを持って彼らの語句を見るのと、ただ見るのでは「納得感」が違います。自分と照らし合わせることもできます。
ここまでの青年期についてまとめ、ラストのまとめに入っていきます。
最後まで、自分ごととして考える機会を提示します。倫理はいかに自分ごととして考えることができるか。思想家の思想を自分の思考に落とし込めるかだと考えています。興味を持ったタイミングで考えさせていきましょう。
\まとめ/
最後に、今の自分を捉えた上で、大人について考えさせます。あくまで理想です。基準があり、今の自分があり、目指すべき姿を想像させましょう。歩むべき道について自分なりに考えさせます。
|スライドのダウンロードはこちらから|
以下の有料記事では、記事中にもある「パワーポイント」を丸々全部ダウンロードすることができます。(記事内で紹介しているのは一部です。)
ダウンロードして、あとは授業で使うだけ。ぜひ楽しい倫理を展開してください!
購入していただけましたら、次のような記事部分がありますので、「ダウンロードボタン」から、パワーポイントをダウンロードしてください。
購入して、あとは授業で使うだけ。ぜひ楽しい倫理を展開してください!
ここから先は
¥ 500
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?