稲垣 佑透 inagaki yuto(オフィスO'raka代表)

元TV局記者。会社員・物書き・博徒・オトナ向け家庭教師。独立志向強め。目標は2つ。他人…

稲垣 佑透 inagaki yuto(オフィスO'raka代表)

元TV局記者。会社員・物書き・博徒・オトナ向け家庭教師。独立志向強め。目標は2つ。他人と自分に大らかでいられる社会をつくる。誰もが平和で幸せで気持ちいい性と愛を謳歌できる社会をつくる。そのための記事はもちろん、色んなコラムも書きます。趣味は麻雀・映画・クイズ・珍名探し。

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オフィスO'rakaのお仕事2023

 オフィスO'raka代表 稲垣佑透です。2023年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します!  ここでは、当事務所、オフィスO'rakaの理念と行っている事業、ご依頼方法などをご紹介します。 【オフィスO'raka 理念と目的】 ▼O'rakaは、「大らかさ」を旨とし、社会から差別・偏見・不寛容・暴力を減らし、あらゆる経験・考えを持つ人たちが互いに尊重し合い、明るく前向きに生きられる社会を目指します。 ▼O'rakaは、あらゆる指向を持つ人が、安全で、心地よく、幸せで気

    • バイセクシャルという自分を生きる ソラくんの場合~後篇~

      【前篇では、ソラくん(20代半ば、仮名)の恋愛について触れた。後篇では、取材の中で語り合ったこと、彼や私の価値観について深掘りし、『バイセクシャル』というマイノリティとして生きるということについて考えてみたい】 前篇はこちら↓↓ 性の好みの分岐点 前篇で、ソラくんが男性との「性」に触れたのは偶然だったという話をした。これを「目覚め」と表現する向きもあるが、この表現は「人間はみな、異性愛を前提として生まれ落ちてくる」という前提に立脚するものだ。異性愛=社会の常識ということは、

      • バイセクシャルという自分を生きる ソラくんの場合~前篇~

        【オフィスO'rakaと稲垣の理念に共感し、LGBTQの当事者である「B」(バイ=バイセクシャル)の男性、ソラくん(仮名)が取材に応じてくれた。自分のあまり知らない世界のことを聞いている時間はとても楽しく、スリリングで、発見の連続だ。素敵な時間を提供してくれた彼に感謝したい。どうもありがとう。彼の経験や私の考えなどを、前後篇に分けてリポートする。前篇ではソラくん自身のことをお話ししよう】 ※稲垣はLGBTQの〝アライ″(所謂「理解者」)を自認しているが、専門家ではないので表現

        • 性犯罪は男の敵でもある

           1988年生まれの私は、85年に発売されたおニャン子クラブの曲「セーラー服を脱がさないで」の歌詞をつい最近、初めて知ってびっくり仰天した。ここでは割愛するが、興味のある読者諸兄はぜひ調べてみてほしい。作詞したのは発売当時27歳だった秋元康氏。氏の功績は誰もが知るところだが、いまこんな歌詞の歌を世に出そうもんなら、己の信奉する”正義感”を振りかざし、品行方正こそ素晴らしく、若者がセックスに耽るのは堕落だと見做すような人たちに激烈な袋叩きに遭うことは間違いない。  あの歌が受

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          白球追う笑顔と、特攻隊のそれと。

           私は高校野球が大好きだ。この時期になるとテレビにかじりついて見てしまう。前職のNHKの記者時代は、職場にTVが常についていて、全チャンネルを見られるようになっていたから、同じく高校野球ファンの先輩方や同僚と、仕事をしながら観戦をしていたものだった。地元のチームが出れば、地元の人たちの関心は高かったから、観戦することも仕事のうちだったのだ。  ことしも8月15日がやってきた。慰霊の日。平和を祈る日。ことしはロシアによるウクライナ侵攻もあり、邪悪で強大な力の前には、平和という

          白球追う笑顔と、特攻隊のそれと。

          女性の選択の自由を奪う国

           男女平等・同権が叫ばれて久しいが、どんなに願っても、現代の技術では男には決して体験できぬことがある。生理、妊娠、出産だ。  妊娠や出産を、女性の社会進出や活躍を阻害する要因だとして、一種の過激な主張をする人の中にはそれらを攻撃する向きもあるようだ。でも私は、生理も妊娠も出産も、女性特有の痛み・苦しみであると同時に、自然に与えられし特権のひとつではないかと思う。  生理や妊娠は、人間の命を営々と次世代に繋いでゆく営みだ。だからこそ、全てが尊いことなのだ。それに関わる役割の(

          【日本の場合篇】根室の漁船、国後島沖で拿捕 P帝国、日本に圧力か

          ※このニュースはフィクションです※ ※なぜこうした記事を書くのか?詳しくは下記記事をご覧ください※ https://note.com/yuto_inagaki/n/n908651ccecc7  外務省や水産庁によりますと、XX日午前6時頃、根室漁協に所属する日本の漁船2隻が、北方領土の国後島北方の沖合で、P帝国の沿岸警備当局に拿捕されたということです。漁船には合わせて9人の漁業者が乗り組んでいて、2隻と9人は色丹島の施設に連行されたということです。  P帝国の沿岸警備当局は

          【日本の場合篇】根室の漁船、国後島沖で拿捕 P帝国、日本に圧力か

          スマホをしまっちまおうぜ

           筆者は昭和63年生まれ(早生まれなので実際は昭和62年生の人たちと同級生だ)。高校生だったのは2003~06年の3年間なので、もう20年近く前の話になる。  きょうは、地下鉄で見かけた女子高生2人組の話をしよう。仕事で、我が母校・慶應義塾のキャンパスがある日吉駅から横浜市営地下鉄に乗り、席に着いた私は、目の前に女子高校生2人組が立っているのに気付く。2人は同じ柄の制服を着ているので、おそらく同じ学校の友達同士であると思われるのだが、手にはスマホ。1人はイヤホンをしている。

          【日本の場合篇】P帝国空軍機、北海道の領空侵犯 空自機が緊急発進

          ※このニュースはフィクションです※ ※なぜこうした記事を書くのか?詳しくは下記記事をご覧ください※ https://note.com/yuto_inagaki/n/n908651ccecc7 【ウラジオストク、稚内=XX日】  防衛省は、XX日午前10時15分ごろ、P帝国空軍の偵察機と戦闘機とみられる2機が北海道の北東から日本の領空に侵入したと発表しました。防衛省によりますと、航空自衛隊の戦闘機3機が緊急発進して警戒監視にあたり、P帝国の2機は紋別市や網走市の上空を飛行した

          【日本の場合篇】P帝国空軍機、北海道の領空侵犯 空自機が緊急発進

          【フィクションニュース・『日本の場合篇』】用語解説集

          【フィクションニュース・『日本の場合篇』】は、ウクライナで起きた出来事が日本で起きたらどうなるのかーをみんなに考えてもらうための、ニュース風のフィクション記事です。 (詳しくは別記事「ウクライナ侵略を我が事として考えよう」を参照↓ https://note.com/preview/n908651ccecc7?prev_access_key=008d68059d7a5ae52a8d68765296db67) 基本的な歴史・世界観は現実世界と同じですが、ハレーションを防ぐため、

          【フィクションニュース・『日本の場合篇』】用語解説集

          ウクライナ侵略を我が事として考えよう

          ロシアがウクライナへ侵略を開始してから、3か月が経った。 ウクライナの人々が大した理由もなく死んでいく。ウクライナの美しい国土が、街並みが、大した理由もなく破壊されていく。 ウクライナの男性が泣きながら呟く映像を見た。「私たちの国が死んでいく」と。 2022年が始まった当初、誰がこんな事態になると予想していただろうか。キナ臭さはウクライナ国境に漂っていたものの、マリウポリやドンバス地方(ウクライナ東部)に住む人たちは、僅か数か月後、親しい友人が、家族が、或いは自分が、命を落

          ウクライナ侵略を我が事として考えよう

          日本より愛をこめて~ウクライナへ~

          先月、ロシアがウクライナに侵攻してから10日以上が過ぎた。 世界は第二次大戦で地獄を味わって以降も、朝鮮、ベトナム、ルワンダ、ユーゴ、アフガン、イラク、シリア、グルジア(現・ジョージア)、アゼルバイジャンなど数々の戦争・紛争から何も学ばず、多くの血が、涙がまたも流されるという惨禍を繰り返すことになった。 人間は地球上で最も賢い生物ではないのか??殺し合いをする種族に未来はあるのか?? それでも、いま私は確信している。 この戦争に、ウクライナが屈することはない。ウクライナ国民

          日本より愛をこめて~ウクライナへ~

          『首都2日で陥落』の衝撃

           連日報道される北京オリンピック。同じくらい、毎日その名を聞く東欧の国がある。ウクライナ。「ロシア侵攻」の可能性が取り沙汰され、瀬戸際の外交戦が繰り広げられているという。  おととい、衝撃的なニュースが飛び込んで来た。  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220207/k10013470621000.html  ロシア軍が侵攻した場合、ウクライナの首都キエフは2日以内に陥落し、5万人が死傷。500万人が難民になるー。 アメリカの情報機関

          『セクシー女優』考

           皆さんは「じっくり聞いタロウ」という、『テレ東』色の濃い~番組を御存じだろうか。現在のタイトルになる前からのファンで、毎週録画をして観ている。あ!特に遠野千夏さん(旧芸名・金山睦)という人がイメージガールにいるのだが、年齢も私とひとつしか変わらず、とってもキュート。刮目すべし。今月2日(12/1深夜)の放送ではセクシー女優の桃園怜奈さんが出演されていた。彼女のことは知らなかったのだが、番組を観て、その度胸というか、胆力というものに舌を巻いた。  桃園さんは、名門大学在学中の

          ラジオが広げてくれる世界

          SHOW-YA「限界LOVERS」(1989) 村下孝蔵「踊り子」(1983) Eagles「Hotel California」(1977) JUJU「この夜を止めてよ」(2010) 森田公一とトップギャラン「青春時代」(1976) 河島英五「地団駄」(1998) 槇原敬之「HAPPY DANCE」(1998) スピッツ「みなと」(2016) 読者諸兄は、ラジオや有線放送はお聴きになるだろうか。 私は麻雀を週に1度は打つという生活をしている故、雀荘の店内で流れている有線放送

          仕事のできない人格者?

          大学生の就活イベントのMCの仕事を始めてから数か月が過ぎた。 就活をしていると、様々な不安にぶち当たることもあるだろう。社会に出るということは、学生時代のアルバイトとはわけが違う。 いい機会なので、学生諸子(もちろん、いますでに社会人として活躍している読者諸氏も含めるが)に、心に留めておくと、つらい時に少し心が楽になるかもしれないことをつらつらと書いてみようと思う。内容は雑談の域を出ないので、リラックスして読んでほしい。 会社には、デキるやつとデキないやつがいる。上司でもそ