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幸せになる可能性=相手の器×自分の器

幸せを決める方程式

自分の器を大きくするが近道

W5では、「大らかさ」「寛容」をキーワードに、自分の器を大きくすることをおすすめしている。
なぜか??
殊、恋愛に関しての幸せに限って云えば、相手と幸せで安穏な関係を構築し、それを継続していけるかどうかは、「相手の器」×「自分の器」の大きさで決まっていくと考えるからだ。
「器」とは、性格、感性、価値観、許容範囲の広さ、ストレス耐性などを指すと考えてほしい。「人間力」と云い換えてもいい。
掛け算で表しているのは、相手の器が小さくても、自分の器が海のように大きければ問題ないし、その逆も然りだからである。
なんでもかんでも気に入らなければ、当然衝突や喧嘩の回数が増え、2人の関係は悪化するだろうし、関係性の悪化は日常生活や仕事のパフォーマンスの悪化にもつながっていく。

相手の器はそうそう変えられない

云うまでもなく、相手は自分とは別の背景を持ち、違う育ち方をしてきた別人格の存在である。
私は、食事の時にテレビが点いている家庭だったが、食事の時はテレビを消す習慣のお宅もあるだろう。昨今はスマホをやりながらの食事はダメなど、スマホにまつわるルールなどがある家庭も多いはずだ。
きちんとあいさつ・お礼ができるか?ハサミを渡すとき、持ち手を相手に向けられるか?美しく鉛筆やペンが持てるか?居ない部屋の電気は消しているか?・・・など、日常の些細な部分にその人の歩んできた人生が見える。
SMAPの名曲「セロリ」ではないが、育ってきた環境というのは恐ろしいもので、染みついたものは当たり前すぎてそう簡単には変えられないし、誰かに疑問を呈されると腹が立ちさえするものだ。
思い返してみてほしい。あなたにもそういう経験はないだろうか?
誰かと恋愛をするということは、こうした価値観のぶつかり合いに常に身を置くことである。煩わしいと思う人がいるのも当然だ。
だが、人間はここで磨かれる。いや、ここで磨かれずしてどこで磨かれる?我こそは普通、と皆思っているのが当たり前だ。だが、恋愛を通じ他者と関わってこそ、価値観が磨かれ、自分の許容範囲の狭さを知り、自分の観念がすべてではないと知り、こんな考えの人もあるんだと知り、器が大きくなっていく。

器がデカい=弱い ではない

「器」に見えるその人の「芯」

では、恋愛や結婚は、なんでもかんでも相手を大らかに許容していく作業なのか?お察しのように、それは違う。
昨今ちょっと流行っているアンガー(怒り)マネジメントで良く云われることだが、許容範囲を持つことは大切なことらしい。
相手の行動について、
①「全然気にならない」
②「ちょっとムカつくけどまあ許せること」
③「許せない。即座に是正しろ」
④「これやられたら一発アウトでお別れ確定」
などの基準を、なんとなく作っておくこと。これが許容範囲を持つことだ。

W5でおすすめしているのは、
▼④をしっかりと持っておくことは大切。
そのうえで、
▼③に分類されるものをなるべく減らし、徐々に②に取り込んでいってしまおうぜ。
ということである。

④に分類されるのは、暴力、他人様に迷惑をかけること、などであろうか。こうしたことまでも曖昧に許してしまうと、それは別の意味で2人の関係の破綻を招くので、おすすめしていない。理不尽、不誠実に対し、正当に怒りをぶつけ、正義を示し、制裁を受けてもらうのは、人間社会で生活している以上、当然に必要な事なのである。正義を示すことは「器」の強さであり、そこにこそ人はその人の「芯」を見る。そこにこそ人は惚れる。

「大らかさ」が②を広げていく

家が汚い女がいた。
私はチョコの包み紙やペットボトルなど、空になったらすぐに捨てないと気が済まないタイプ。
これをやらないその人の言い分は「まとめて捨てようと思ってた」。
「いや、数秒でできるんだからすぐ捨てろよ。ゴミをテーブルに置いとくなよ」と思う人もいるだろう。私もそう思っていた。
指摘するとけんかになるので放っておくと、意外と、数日放置したりすることはなかったりする。彼女なりに、「きちんと捨てなきゃ」という意識はあったりするのである。
何度か喧嘩を繰り返したあと、私は思ったのである。「そんなに気になるなら自分で捨てりゃあいいか」と。よく考えれば、料理はほとんど相手が文句ひとつ云わずにやってくれていたし、その分一旦ほったらかしになっているゴミぐらいはてめえで片づけるか、と考えるようになったのである。
こうして火種は1つ減ったのである。私の例で恐縮だったが、みんながこうして③の分類させれる事柄を②に取り込んでいってしまえば、幸せになれる可能性が高まっていくんじゃないかな、と考えるのである。

要するに相手の立場に立って考えること

それぞれ違う人間なんだから、生活習慣、お金の使い方、食べ方、そうしたことひとつとっても、考え方や流儀が違う。ごみの分別や風呂の入り方、トイレットペーパーの無駄遣いなど、云いだしたらキリがない。
怒りをぶつける前に、相手はなぜこんな行動をしたんだろう、何か理由があるのかな、疲れていたのかな、など考える余裕。共感力。想像を巡らす力。そうした力を養うことが、きっと幸せを引き寄せる。

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