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【孫子の兵法からの学び】
地方創生コンサルタントのさとちゃんです!
今回は100日チャレンジ中にやってみたかった『孫子の兵法からの学び』現代版を書いてみようと思います。
#インスタでは毎日投稿続けてます
▼52日目 人間関係が全ての基本
『孫子の兵法』とは2500年前の中国で書かれたもので、戦いに勝つには合理的な理由があると記された書物です。
2500年前の中国といえば漫画『キングダム』の舞台となった時代。
こんな昔の書物が今も最新のビジネス本として読み解かれていたりするので、もはや普遍の真理に近い哲学的な戦略書です。
戦略思考が大好きな僕は戦略に関する本を色々読んだ結果、結局孫子がだいたい教えてくれとるやないかいっとツッコミたくなるほど学びを得ました!
ただ書き方はやたら嫌がらせのように難しく書いてあったりするんで、めちゃくちゃ噛み砕いてみようと思います。
最初の学びは『人間関係が全ての基本』ということ。
国を滅ぼすのも、組織を潰すのも根本的な原因は人間関係だからよく考えてねと教えてくれています。
めちゃくちゃ当たり前のことなんですがこれが凄く重要で、この後出てくる戦略は人間関係をどう上手くして争いを避けるか、争いになったときはどんな人間関係の修復が大事なのかなどが書いてあります。
戦略を立てるとき、必ず競争相手や仲間がいますよね!
そもそも相手がいない場合、戦略を考える意味さえなかったりします。
それなのについつい自分で戦略を考える・計画を立てるとなったときには自分の都合だけで考えたりしちゃいませんか?
これを忘れないように、教えてくれているのが最初の学びです!
▼53日目 競争しないための戦略
今回はこのテーマで僕が好きな3つの教えを紹介させてもらいます。
①戦わずに勝つのが最高
百戦百勝は善の善なるものに非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。
100回戦って100回勝つのが、最高じゃない。
戦わずに勝つのが最高だよ!
って教えです。
連戦連勝してる人って凄く目立ちますよね!
例えば、僕は営業の仕事が長いので営業に例えると、飛び込み営業しまくって全て成約して帰るのが100戦100勝のイメージ。
これはめちゃくちゃ凄いんですけど、ベストなのは飛び込み営業しなくてもお客様からやってくる仕組みを作るようなイメージ。
なので、営業スキルはそこそこ高いものが必要だと思うんですが、それよりどうやったらお客様の方から選んでもらえるかを考える方に重きを置いています。
②戦いを避けることで長く続けられる
千里を行きて労れざる者は、
無人の地を行けばなり。
攻めて必ず取る者は、
其の守らざる所を攻むればなり。
長く続けられるのは敵がいないところを進んでいるから。
仮に競争になっても相手が競ってないところで戦うと勝てるよ!
って教えです。
経営戦略でいう『ブルーオーシャン戦略』の考え方。
サービスが充実してる現代では競争がない市場を探すのが大変ですよね。
それでもいくつか打ち手はあって、ブルーオーシャンという手つかずの海のような大きな市場を探すんじゃなくて、ブルーポンドという池のような小さな市場を探すとか、競合相手と協力関係を築けるサービス部分にだけ特化すると言ったニッチ戦略・協調戦略なんかも有効です。
また、競争になったとき相手が競ってないところで戦うも凄く有効!
例えばお笑いコンビのキングコングがNSC在学中に漫才のショーレースで取った戦略の話。
当時ダウンダウンのような一撃のボケとツッコミの強さを目指す若手芸人が多いなか、キングコングはあえて軽いボケとツッコミでテンポを上げて手数で勝負した。
これにより、審査委員の中では出場者10組の中の1組じゃなく、ダウンタウン風な漫才か手数のある新鮮な漫才かの二択に絞られ、結果お笑いのショーレースを総なめしたという実績につながっています。
その後もひな壇芸人として多数の芸人さんと肩を並べて競い合うんじゃなく、絵本作家やユーチューバーとして新しいフィールドで戦うなど、キングコングはまさにこの教えを実践しているお笑いコンビだなと、ただただ好きです😆
③相手と自分を知っていれば競争は怖くない
彼れを知りて己れを知れば、
百戦して殆うからず。
相手のことと自分のことを知っていれば、競争になっても怖くないよ!
って教えです。
①や②の教えで、できるだけ競争を避けていたとしても、どうしても戦わないといけない場面もありますよね。
このときは相手のことをとにかく知るのが大切です。
何が好きで何が嫌いか?
どんな戦い方をしてくるのか?
趣味や家族構成は?
などなど、可能な限り調べ尽くします。
その上で自分がどんな人間か分かっていれば、相手が好きなことで共感を得て仲間になれたり、共通の趣味を見出し競争とは違う第3の道を見つけることができるかもしれません。
特にこれからの時代はフリーランスや副業として個人で活躍する人が増えてきます。
しかも一人で戦うんじゃなく仲間やコミュニティメンバーと協力する活動が求められてくると思います。
そんなこれからの時代の働き方で競争しまくっていたら、すぐにスタミナ切れしてしまうと思うので
孫子が教えてくれる『競争しないための戦略』をしっかり考えて活動するのが良いんではないでしょうか?
▼54日目 チームの作り方
今回も孫子からの学びオススメ3選を紹介させてもらいます。
①チーム編成が大事
孫子曰く、
凡そ衆を治むること寡を治むるが如くなるは、
分数是れなり
孫子は言う、
大勢の人をまとめるには
チーム分けが大事だよ!
って教えです。
大きなことを成し遂げようと思ったら多くの人に協力してもらわないとできないですよね。
このとき、同じようなメンバーばかり集めてチームを作ってしまうと多くの人に協力してもらいにくくなります。
企業人事でも多様性(ダイバーシティ)が有効と言われてますが、コミュニティもチームも同じく、色んなタイプの人でメンバーを集めた方が奇抜な良いアイデアが生まれたり、多くの人を巻き込むことができるということを学びました!
②リーダーの役目
兵には、走る者あり、弛む者あり、陥る者あり、崩るる者あり、乱るる者あり、北ぐる者あり。
凡そ此の六者は
天の災に非ず、将の過ちなり。
人は逃げたり、油断したり、不調だったり、落ち込んだり、混乱したり、失敗して投げ出したりする。
この6つは自然に起きる訳じゃなくリーダーの失敗だよ!
って教えです。
西野亮廣エンタメ研究所で学んだ『性弱説』的な考え方です。
人は弱くて失敗することが常なので、リーダーはそれを前提に準備しなくてはいけないし、失敗した人の責任(ヒューマンエラー)を追求するんではなく、防止する策を考えるのがリーダーの役割。
リーダーって辛いですね😅
組織のリーダーじゃなくても、これからは短期プロジェクト的なビジネスを仲間とチームを作って挑戦するという機会が増えると思うので、知っておいて活かしたい教えです。
③現場の肌感が最優先
戦道必ず勝たば、
主は戦う無かれと日とも
必ず戦いて可なり。
戦道勝たずんば、
主は必ず戦えと日うとも
戦うなくして可なり。
十分勝ち目があるなら、リーダーが辞めろと言ってもやった方が良いよ。
逆に、リーダーがやれと言っても勝ち目が無いなら辞めた方が良いよ!
って教えです。
どんなに優秀なリーダーでも全て一人で判断・決定するのは難しいです。
特に変化がとんでもなく早い現代ではリーダーが全ての判断をしていては、周りの変化に適応できません。
責任はリーダーが取るけど、現場の肌感が何より重要で、その判断で臨機応変に対応できるようなチーム・組織作りが大切だということを学びました。
3日に渡り『孫子の兵法』からの学び現代版を書いてみましたが、改めて『孫子』の教えを今に置き換えて考えてみると多くの学びがありました!
僕の勝手な解釈がたくさん入っているので、そこはあしからず😅
2500年後にも学びを与えてくれる孫子。ホント凄い人物です❗️
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