あなたにとっての「豊かな暮らし」とは?|豊かな暮らしオンライントークセッション Vol.1 開催レポート
こんにちは!ユタラボ 広報の大庭です。
突然ですが、
皆さんにとって「豊かな暮らし」はどんな暮らし・生活でしょうか?
・人とのつながりを感じられる暮らし
・自分の趣味に時間を費やせる暮らし
・自然の中で、自給自足をする暮らし
・平日は仕事を一生懸命頑張り、休日はしっかりと休む暮らし
それぞれに実現したい暮らし、
こんな生活を送りたいという理想があると思います。
しかし、自分がどんな暮らしを描いていきたいのかを、立ち止まって考える機会は少ないのではないでしょうか。
そこで、皆さんにとっての「豊かな暮らし」を考える機会を提供するべく、
「豊かな暮らしオンライントークセッション」を益田市協働のまちづくり推進課の委託事業として、7/14(水)に開催しました。
このnoteでは、本イベントの当日の様子や今後についてまとめていきます。
当日の様子
イベント開始・主催者挨拶
まず最初に、主催の益田市連携のまちづくり課の青木さんから「イベントの目的」をお話しいただきました。
人と繋がりやすい「益田」という街だからこそ、
何かお願いしたい時に「この人に頼もう、連絡しよう」と思えること。
そして、自分がやりたいと思った時に、関わることのできる体験活動や地域活動が多くあることが『益田の良さ』だとお話しされていました。
ユタラボ・檜垣によるプレゼン
その後はユタラボ代表・檜垣によるプレゼン。
山口出身で東京にある大学へ進学をした檜垣にとって、東京在住時は「お金の多さ」が幸せの基準となっていたものの、益田に移住してから「幸せに対する価値観」が変化したことが話にあがりました。
ユタラボ 代表 檜垣 賢一のプレゼンで印象的な言葉
・地域活動がきっかけで人との繋がりが増え、人との繋がりの中で生きていける幸せを感じる
・ないものはないからこそ、自分たちで楽しみを作り出していく地域の方の姿をみて、「ないなら、みんなで作り出すワクワク」を実感した
ゲスト 三宅さん夫妻の活動紹介
質疑応答を経て、今回のゲストである三宅 貴大さん・望実さん夫妻に登場いただき、お二人が住んでいる北仙道の紹介や仕事、これまでの経歴等をお話いただきました。
写真中央:三宅 貴大さん、写真右:三宅 望実さん
貴大さんと望実さんはそれぞれ公務員として働きながら、
望実さんの実家で耕作放棄地となっていた土地で「田ノ原牧場」を運営されています。
今回は、
・お二人のこれまで
・牧場づくりについて
・牧場を作る上でのやりがい
・今後の目標
などをお話しいただきました。
お二人のお話の中で、印象に残っているエピソードをご紹介します。
お金を稼ぐことは「手段であって目的ではない」という考え
お金を稼ぐためには、多くの牛を飼わなければいけない。
そうすると、それに見あった牛舎を建てたり、労力を割かなければなりません。しかし、三宅さんの場合は「奥様の土地を守ること」を心がけているため、稼ぐことが目的でなくても良いという考えになったそうです。
自分の手で自分の世界を作っていける
仕事の枠に入ると、人の歯車の中で、やらないといけないことが決まってきます。しかし、自分たちの田んぼで育てたお米を家族みんなで食べたり、牛が山をきれいにすることで牛乳に変わったり、それらをお金に変えて生活していったりという、自分たちのことを自分で決められる暮らし、循環した生活にやりがいと幸せを感じているということでした。
地域の牛乳屋さんでありたい
全国の人に牛乳を届けることを目標に掲げる人もいる中で、地元の人たちに買ってもらう牛乳を作りたいという、貴大さん。
大きなことをしなくても、地元の人に届けることができれば、そこに人が集まり、この地域のために何かしたいという人が集う"循環"が生まれるのではないかと、お話されていました。
また、望実さんからも地域の土地でできたものを地域のみんなで消費していく暮らしを実現したいという言葉がありました。
⏬三宅さんへのインタビュー記事はこちら⏬
日々の暮らしの中で「豊か」だと感じる瞬間は?
今回参加していただいた方も、この記事を読んでいただいている方も、
日々の暮らしの中で「豊か」に感じる瞬間があるかと思います。
わたしたちが今回「豊かな暮らし」にフォーカスしてオンラインイベントを開催した理由には、人それぞれの豊かさを感じる瞬間があり、その豊かさを伴った暮らしを体現する人が一人でも多くなってほしいという思いがありました。
人それぞれに豊かだと感じる瞬間があると思いますが、
今回のゲストである三宅さん夫妻にも「豊か」だと感じる瞬間をお聞きしました。
今の時代を生きている人は、豊かさに満たされている。
それにも関わらず、「満たされない」「このままじゃいけない」とネガティブに思う人がいるのは、豊かさを追い求めすぎた結果なのではないでしょうか。
わたしはこの益田に来て、一生懸命に仕事をし、美味しいご飯を食べて、大好きな家族と過ごし、ビールが美味しいと感じる。そんな、小さな嬉しいことがあるだけでも幸せなのに、それ以上を求めるのは終わりがないですよね。豊かさの高みを求めすぎると、お金を稼ぐことで疲弊してしまうと思います。お金が少ないと大きなことはできないかもしれないけれど、目の前にある小さな出来事を体感できるとき、豊かな生活だと感じます。
あなたにとっての、豊かな暮らしは何ですか?
自分にとっての豊かな暮らしがどんなものかイメージできていない方、ぜひわたしたちと一緒に考えてみませんか?
今後も、「豊かな暮らし」をキーワードに、これからの豊かさを考えるイベントを開催しますので、ぜひご参加いただけると嬉しいです!
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