見出し画像

他人と比べても意味がないことの悟り

ジャンル:人間関係


めずらしく前置きなしのいきなり本題です(笑)

「人と比べないように」といわれても、比べてしまう人はいるのではないでしょうか。

10代、20代は同級生や友達と比べてしまうのは当たり前だと思います。

30代になってもそういう人に出会うことがありますが、50代でもいることに驚きます。

20代の後半にお花の学校に行っていたことがあるのですが、そこに来ていたおばさんで子供が社会人や高校生くらいになった人にもいました。

旦那さんの収入がよくちょっといい生活をしている感じで、服もおしゃれで高そうだしベンツで通っていました。

一見、謙虚にはしているんです(笑)

でも自分がちょっといい生活をしているのはわかっていて、他の人がどの程度なのかをめっちゃ気にしていました。

初日に「お父さんの職業なに?」と聞かれました(笑)

ちなみに私はまだ親しくないのに親の職業や学歴などを聞いてくる人があまり好きではありません。

私のザ・苦手センサーに反応する人でした。

正直に言うと、わからなくもないんです。

私、一見ちょっと育ちが良さそうな雰囲気なので(笑)

自分で言うのもなんですが、もう30代後半になると今までの経験上、自分のキャラというか世間から見たらどう思われがちみたいなのわかってきます。

だから、そういう人は私を見て気になってしまうんです。

自分より上か下か(笑)

職場にもそういう人いましたが、仕事にも関係ないし、お花にも関係ないし、お父さんも関係ないですよね。

そのおばさんは、高校受験をひかえた息子さんがいる人にも「どこの高校を受けるのか?」としつこく聞いていました。

横で聞いていて、明らかにその人は答えたくなさそうにしているのに、しつこく聞いていました。

自分の息子より上か下か、確認せずにはいられないようです(笑)

もうそのレベルになると、そういう人なんだろうなー、ずっとそういうふうに人生送ってきたんだろうなーと思って、申し訳ないですけどちょっと哀れに思ってしまいました。


私は20代前半に人と比べても意味がないことに悟りを得たので、そういうところはだいぶ楽です。

20代前半までは人と比べてうなだれることもありましたが、ある日思ったのです。

人と同じことをしたとしても同じ結果になるわけでもない、
人と同じ結果になったとしても同じ満足感が得られるわけでもない、
なら、比べても無駄
と。


この考えに至ったのには経緯があります。

私は中学から私学の女子校に行きました。

中学、高校、大学までエスカレーター式でみんな一緒です。

女子校はみんな個性強いけど、根はみんなまじめです。

まじめに卒業して、まじめにいいところに就職していました。

かたや、私。

まじめに(?)卒業はしましたが、就職せずに税理士試験の資格勉強をすることになりました。

それは自分で決めたことなのですが、そのときの感情はビミョーでした。

周りはだいたい働いてお金をもらって成長しているように感じました。

かたや、私。

資格の予備校みたいなところにお金を払って、できているのかわらない勉強をひたすらしていました。

周りは週末には楽しそうにお買い物をしているのをよそ目に、自分は勉強をしに行かなくてはいけません。

1円ももらえないし、合格する保証もありません。

そんな生活が数年続きました。

そこである日、あの考えに至りました。

同年代の他の子と同じようにしたところで、同じようないい企業に就職できていたかわかりません。

いい企業に就職したところで、やりたいことをやって満足に過ごせていたかはわかりません。

仕事が満足でも、私生活が幸せかはわかりません。

なら、考えても無駄なんです。


さらには、いい企業に就職した人も会社が倒産して困るかもしれません。

働きすぎて、病気になるかもしれません。

そういうことがめずらしくなく、一見いいようにみえている人もどうなるかわからない時代です。

人のこと考えるより、自分のこと考えた方がいいです。

特に、自分がどう感じるかということはとても複雑です。

私が20代の頃はフジテレビが全盛期でした。

フジテレビの女子アナの黄金期でもありました。

その中でも人気だったウッチーこと内田恭子さんがある日、何かの話で

「すっごく嫌なことがあった日とかは・・・」と言っていました。

「ウッチーでもすっごく嫌なことあるんだ!」と思いました(笑)

あんまりいい写真がなかった
ウッチーといえば二の腕を見てしまう


それを考えると、パリス・ヒルトンでも悩むことがあるのだろうと思いました。

自分とウッチーやパリス・ヒルトンを同じ土台にして恐縮ですが、

あんな大金持ちで、ブロンド(地毛かはしらない)の青い目で、オシャレのカリスマみたいに取り上げられても、スキャンダルやトラブルも多くて幸せかはわかりません。

たぶん普通に暮らしていたら困ることないと思います。

でもその人にとってそれが幸せかはわかりません。

すごく頭がよくていい大学に行った人でも、自分より頭がいい人がたくさんいることに気づいて劣等感を抱えているかもしれません。

すごく見た目が美人でチヤホヤされている人でも、アラ探しをされてストレスになったり男運がいいかはわかりません。

すごくお金持ちで何不自由ない生活をしている人でも、やることがなさすぎて空虚でアル中になるかもしれません。

どう感じるかはその人次第ですし、人生ずっと幸せなこともないです。

なので、他人と比べても意味がないし無駄なんです。


上を見る人もいれば、下を見る人もいます。

なんか「自分は苦労してきましたー!」っていう初対面のおばさんに、

「あなた何の苦労もせずに大事に大事に育てられてきたんでしょう」みたいなこと言われることが度々あります。

もう、私のザ・苦手センサーがばっちり反応します。

「ほっとけよ。私も苦労したことあるわ。苦労したのがそんなにえらいんか。そんなん知るか。うっとおしい」と内心思って、笑顔で無視ですわ(笑)

そういう人に否定したり戦っても無駄なので。

よく知らない人にいきなりそんなこといえるくらい苦労してきたんですか?

それはよっぽど環境が悪かったか、あなたの能力がなかったからか知らんけど、それはそれはかわいそうにという感じです。


30代の女性は特にいろんなことがあります。

子育てにまっしぐらな人もいれば、仕事を頑張っている人もいて、何かと立場も含め比較してしまうことがあるので、30代は合わない人とは連絡を取ったりしない方がいいと何かの本に書いてありました。

立場や環境によって、なかなか分かり合えないこともあります。

同窓会とかも行かない方がいいです。

仕事を頑張っている独身の人が子育ての話をされても、関心もないし不愉快かもしれません。

比べてしまったり、比べられてしまうなら、会わないというのも自分を守る選択肢です。

でも、40代になったらちょっと落ち着いてそれぞれの道を理解できるようになるそうです。

一生、卑屈な思いで過ごすよりかは、他人のことも素直に認められるようになっているといいですね。


あと子育て本によると、比べるということは、

「横ではなく、縦」だそうです。

水平ではなく、垂直に比べます。


「◯◯ちゃん(他人)よりできているか」ではなく、

「3ヶ月前(の自分)よりできているか」で成長を感じることが大事です。


〇〇ちゃんみたいに自転車に乗れなくても、

1年前に比べてできることが増えていたらO K!

1年後は何ができるようになっているかな?


大人の場合も過去より自分が成長しているかに焦点を当てていたら、たぶん他人のことは気にならなくなるはずだと思います。


娘たちへ、
人生の出来事に対しどう感じるかは自分次第です。
他人と比べるよりも、自分軸で考えられるようになってください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?