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子供を保育園に預ける罪悪感の正体

ジャンル:仕事 ✖️ 家族 – 子供


保育士による虐待のニュースがありました。

一般人としては、まだ何もわかっていない1歳児に保育園でそんなことするのかと、信じられない気持ちと心苦しい気持ちがあります。

私の個人的な意見になりますが、
人間性環境の悪さによる感覚の麻痺が引き起こしたことではないでしょうか。


まず、人間性について

保育士さんは、国家資格を有した保育のプロと言われます。

しかし、国家資格を持ち資格業をしている私からすると、

資格って試験に合格しただけ、要件を満たしただけの人です。

いい人とは限りません!

本当に独断と偏見になりますが、
資格とは縁遠い人ほど有資格者に対し「ちゃんとしている人」「お任せします」というイメージを持っているように思います。

でも、いい人とは限りません!

子供が好きで、その仕事が好きで、やっているとも限りません。

もう一度いいますが、試験に合格しただけ、要件を満たしただけの人です。

医師や弁護士でも同じです。

しんどくて病院に行ったのにお医者さんにろくに話も聞いてもらえずぞんざいな扱いをされたことは、誰しも一度くらいあるでしょう。

加害者の弁護士があり得ないことをいって、被害者や親族が苦しい思いをしているニュースを見たことがあるでしょう。

お医者さんが冷たいのは患者に情を持たないようにするため、
弁護士の仕事は依頼者の利益を守ることなので仕方ないのかもしれませんが、
やはり不必要に高圧的で偉そうな人がいます。

とにかく、資格があることと人間性は別です。


以前、不動産の記事でも書きましたが、

普段ストレスがたまっていたり虐げられている立場の人は、まず自分と相手がどちらが上でどちらが下かといった関係を気にします。

そして、自分より下だと判断した相手には、信じられないくらい相手を蔑む態度をとります。

これ↓


1歳児なんて無力なものです。

押したらすぐ転げます。閉じ込められたら自分で出られません。泣きじゃくるしかありません。

ストレスのはけ口として格好の的になります。

やるかやらないかは人間性です。

そんな人が保育士として子供を預かる保育園に勤務していたとは、子供を持つ親としてはホラーでしかないです。


次に、環境の悪さによる感覚の麻痺について

保育士さんの環境については、大変な仕事の割にお給料が安いとかいわれますが、どんな職業でも割に合わないことってありますし、それはその職業を選ぶ時点で想定内のことだと思います。

それよりも私が気になるのは、保育園によって差がありすぎることです。

うちの子は下の二人は0歳児から今のところに入れましたが、長女は今の園に入るまでに一時預かりや臨時保育園を含め5ヶ所くらい行きました。

雰囲気や待遇が全然違いました。

もうそれはひとえに、園のトップの考え方ではないでしょうか。

保育園は社会福祉法人が運営していることが多いですが、

保育園を子供や働く保護者のために運営しているか、ただの金儲けの手段として運営しているか。

職業柄、私はそういうところをとても敏感に見てしまいます(笑)

補助金があったり、制服を販売したりしたら、まあまあお金はできますからね。

税金もほぼかかりませんし。

友達の子供が行っていた保育園は、園バスがHUMMERで園長が運転していたらしいです(笑)

必要ありますか?園長が乗りたいだけですよね?

園バスに置き去りがあったニュースで送迎していた園長が会見していたけど、
子供のことを第一に考えているとは100%思えない人ですよね。

マジで?こんな感じでやってんの?と思いますが、

あの園長たちだけじゃなくて、世の中にはあんな感じの人結構いると思います。

実際、長女が一時預かりで行った保育園にもそういう園長がいました。

面談がありましたが、子供には興味なさそうでした。

まだ1〜2歳のときでしたが、連絡帳がなく何をどれだけ食べたかも、どれくらいお昼寝したかもわかりませんでした。

迎えに行ったときに先生に直接聞いてくださいということでしたが、先生は忙しいのか話しかけないでオーラを出していて目も合わせてくれません。

気になることを聞いても「どうなんでしょうかね〜」というだけ。

給食も気のせいか粗末な感じでした(経費削減?)

一時預かりなのでさほど使わないのに、帽子やらグッズはやたら買わされました。

まずは経営の体質ということがあると思います。


そして、感覚の麻痺ですが、
私がよく見ているYouTuber高須クリニックの高須幹弥先生が、以前何かの投稿でこういうことを言っていました。


愛称の幹弥(みきや)と呼びます。

幹弥は研修医時代なども含め医者になってから病院のいろんな診療科に勤めていましたが、科によって看護師さんがしっかりしているところとだらしないところと、かなり違うことがあったらしいです。

幹弥曰く、師長さん?主任?なんて呼ぶか忘れましたが、

科のトップの看護師さんがしっかりしているところは全体的にちゃんとしているし、
トップがちゃんとしていない看護師さんだと全体的にだらしない雰囲気になるようです。

私も女なので、なんとなくわかります。

もちろん一概には言えないのですが、女の人あるあるといいましょうか。

男性ばかりの職場は知らないけど、男女混合の職場だと、ちゃんとやる人もいればやらない人もいるという感じだと思います。

でも女性ばかりの職場だと、上の人や他の人がちゃんとしてないとなんとなく全体的にそれでいいやってなりやすいんですよね。

なので、保育士さんや看護師さんなど女性が多い職場では、
園長がちゃんとしているか、園長が男性の場合は主任など現場のトップとなる人がちゃんとしているかということが重要だと思います。

それがいい保育園の見分け方かもしれません。

おそらく、今回の虐待した保育士はお局的な感じで、周りにもそういう雰囲気が伝播していったのではないでしょうか。

告発した保育士さんは、すごいエネルギーの持ち主だったのだと思います。


あと、保育園は家族経営も多いので、
(父:園長、母:事務兼保育士のまとめ役、息子:現場の保育士だが将来的に園長など)
その家族が変な力を持っていると働いている保育士さんは何も言えないなどもあると思います。


さてここからが、本日のテーマ『子供を保育園に預ける罪悪感の正体』です。

前置きめっちゃ長いことよくあるけど、一応テーマに関係あることだったりします(笑)

朝、泣いている子供を保育園に預けて職場に向かうとき、“罪悪感”と言わないまでも、なんとなくこれでいいのかとモヤモヤしたことは、保育園利用者なら一度くらいあるのではないでしょうか。

私も何度かあります。


そもそも、子供を保育園に預けることには今だに賛否があります。

まず働いているかということが大前提ですが、なんとなく子供を保育園に行かせている人は行っているほうがいい、行かせていない人はあんまりいいイメージを持っていない感じがします。

保育園に行かせている人は、行ったほうがいろんな遊びを教えてくれる、給食も食べさせてくれる、トイトレもしてくれるなど、保育園で同年代の子や先生と過ごすことのメリットを感じているのだと思います。

保育園に否定的な人は、やっぱり小さいうちは一緒に過ごしたいのかな。

最近の人はわからないけど、時代的に自分が保育園を利用せずに育てたおばあちゃんほど
「小さいときから預けてかわいそうに」みたいなことを言いがちですね。

まず、人の子供をかわいそう言うな(笑)

子供をかわいそうと言われることに反応してしまうことについては、こちら↓

専業主婦が多かったという時代もありますが、うちの夫みたいに幼稚園も年長しか行っていないという子もいっぱいいたようです。

私自身は、自分が一緒に過ごしたところでそんなに手厚く相手をしてあげられるとは思えないですし、保育園に行ってくれたほうが子供もよっぽどちゃんとした生活ができると思うので行ってくれた方がいいと思います。

あと、うちの子供はみんなご飯をあまり食べてくれないので、保育園だと周りも食べているので食べるということは本当に助かっています。

一日一食でも給食で栄養がちゃんと考えられた食事をしてくれるだけでも保育園に行っていてよかったと思います(笑)

仕事と育児があるという大変さはありますが、
逆に保育園に行っていない家庭は幼稚園に入るまでの最低3年間、あのややこしい時期に毎日大半の時間を一緒に過ごしているということは想像しただけでも大変です。


ということで、保育園に預けることには肯定的な自分ですが、
それでも子供が「保育園いきたくない〜ママとお家にいたい〜」と泣いているときなどは、これでいいのかモヤモヤすることがあります。

その原因を考えたことがあります。

それは、なんとなく仕事をしているから(笑)

例えば、すごく仕事が大事で、自分のキャリアなどを考えてどうしても子供を保育園に預けて働き続けないといけない人だったら、
泣いている子供のことは気になっても、自分の将来のことを考えると罪悪感やモヤモヤにはならないと思います。

経済的に働かないといけない状況で仕方なく子供を保育園に預けている場合だったら、自分が働かないと子供もご飯を食べていけないので罪悪感やモヤモヤにはならないと思います。

たぶん、なんとなく働いているから、これでいいのかと罪悪感やモヤモヤが生まれるのだと思います。

でも、それはそれでいいのではないでしょうか。

私もなんで働いているかよくわかりません(笑)

仕事にそこまで強い思い入れがあるわけでもなく、夫の収入だけでもなんとかならないわけでもないと思います。

私がどんな感じで働いているかは、こちら↓


だから、泣いている子供を目の前にすると、そこまでして働かないといけないのかというモヤモヤが生まれるのだと思います。


実際、そういう人の方が多いのではないでしょうか。

仕事が大事で大好きでイキイキと働いている人なんて一握りです。

だいたいは、なんとなく働いている、なんとなく続けている、なんとなく社会に出ておきたい、ちょっと働いてみたいとかではないでしょうか。

虐待していた保育士さんも、なんとなくその職業について、なんとなく働いていた人かもしれません。

なんとなく働いていていたとしても、していいことと悪いことはありますけど。


特に女の人あるあるなのですが、結婚したり子供ができると
あからさまに仕事がどうでもよくなったり、優先順位が下がる人がいます。

わからなくもないです。

会社にとっては迷惑になるかもしれませんが。

また何年かたって子供が大きくなったり離婚したりすると、仕事しといてよかったとやる気を出してくれるかもしれないので、それでいちいちやる気がないならやめてくれというのもね。


子供が泣いているということも、あまり気にしなくていいかなと思います。

そりゃあ親と家でぬくぬくしているのがいいに決まっているので(笑)

泣きすぎてミルクや食事がとれないというのだったら、なんとなく働いている場合ではないかもしれません。

でもイヤだイヤだとわめいているくらいなら、仕事休めそうなのときにたまに一緒にゆっくりするだけでいいでしょう。

保育園に送りに行ったら、いつもイヤだイヤだと暴れている男の子がいました。

その子のお母さんは
「あんたそんなこと言って、お母さん行ったら機嫌よく遊んでるんやろ。知ってるねんからな!」と言って去って行ったのですが、

ある日見ていると、本当にお母さんが見えなくなった瞬間にルンルンとおもちゃを手にとって遊んでいました。

史上最速の変わり身を見ました(笑)

「この子いつもこんな感じなんですか?」と先生に聞いてみたら

「そうですね」と笑っていました。

まあ、そんな感じでとりあえず保育園に行ってくれたら大丈夫でしょう。

親も生活や仕事のモチベーションのバランスをとらないといけないのでね!


娘たちへ、
肩書きで人を信用してはいけません。
それと大人目線ではママとずっと一緒にいるより、保育園でお友達や先生といた方が刺激があって楽しいと思いますよ(笑)


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