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飛躍なるか癸卯

年が変わって2023年。令和5年。早くも1週間が過ぎてしまった。ほんとうに時間の経つのが早い。

この年末年始は、わたしは昨年とおなじように次男を連れて帰省した。妻と高校入試を控えた長男が留守番。どのみち猫たちの世話もあるので家族全員で家を空けるわけにもゆかず、はじめからこうした形になることは想定していたのだけれど。

昨年は雪が降って楽しかった。その記憶があってか次男坊は今回の帰省でも雪用の手袋まで用意していたのだけど、天気は順調。雪どころか暖かさすら感じる年末年始になった。

雪に期待していただけでなく、同い年の従兄弟と遊ぶことも楽しみにしていた次男。次男と甥っ子兄妹が夏やすみにそれぞれのスマホで連絡先を交換して以来、年末年始に遊ぼうとやりとりしていた。いや、そのやりとりをしていたのは甥っ子の妹(わたしの姪っ子)だったか。とにかく、子供同士で連絡を取り合って、年末年始に○日までいたいとわたしに言ってきたのには驚いた。

ちなみに夏以来、従兄弟同士で通信しながらゲームをやっているみたいなのだけど、そこにそれぞれのお友達も巻き込んでいっしょにゲームをすることがあるらしい。あるときは面識のない子供たちだけで、たとえばうちの子と甥っ子の友達とだけで遊んでいたりしたことがわかった。

わたしは個人的な通信手段を持たないのが普通だった世代なので、この感覚にはほんとうに驚かされた。デジタルネイティブなんて言われて久しいけれど、はじめから個人の通信手段がある子供たちの世代の感覚はわたしたち昭和世代の感覚とは根本的に異なっている。

年末年始の帰省は2泊3日だった。

次男が延泊したいというのは織り込み済みだったので、3泊する可能性も考えてその心づもりをしていた。

久しぶりの帰省。わたしは日本旗章学協会のあれこれや本業にまつわることをやっていて、両親からは「帰ってきてもいっつもなんかやってるな」などと言われる始末。じつは長男の勉強の添削なんかもやっていた。

学習塾も休業する年末年始。入試を数週間後にひかえた長男の学習ペースを維持しなくてはならない。市販の模擬試験問題を買ってきて、できたら写真に撮るよう指示しておいた。我が家のデジタルデバイスの写真はクラウドに保存されるので、帰省中のわたしも確認できる。解答はわたしの手元にあるから、写真に書き込む形で採点をし、必要に応じて解答のヒントも書き込んでいた。いかにも21世紀らしい。テクノロジー万歳。

そんな年末、長男が約束したものをやらなかったので叱責したら、母と弟からは「年末なんやしええやんか」と諭されてしまった。いやいや、受験生なんやで、志望校の合格ラインに達してないんやで、そもそもやる言うたことしてへんのやで、あかんやん。そんなやりとりをしつつ、やはりこのままではまずいと思い、次男坊を説得して元旦に帰途についた。

このままではまずいというのは、答案用紙に書き込んだり音声通話で説明をしても限界があるということ。オンラインで代替できることは多くなった。けれどやっぱり直接面と向かってでないと、とくに試験勉強となると伝わらなくてもどかしいことが多いものだ。

実際に帰ってからわかったことだけど、わたしが長男の答案に書き込んだ解法のヒントは放置されていた。わからなかったらしい。元日に戻って良かった。やはり可能な限りリモートよりも対面。フルリモートは人類にはまだ早すぎる。

◆◇◆

さて、昨年のnoteでわたしはnoteの集計ページについて触れていた。昨年のまとめについてちょっと書いておくことにする。

集計ページのスクリーンショット

このあとでnoteのダッシュボードを確認したのだけど、過去1年で最もビュー数が多かったのはこのリゾットの記事ではなく、10月に書いた我が家の猫たちにまつわるものだった。

ちなみにリゾットの記事は2番目。noteの集計はどの数値についてのことなのだろう・・・そして次にビュー数が多かったのはAIお絵かきについての記事。

この記事ではありがたいことにAIのプロからのコメントもいただき、とても勉強になった。わたしは画像の自動生成に飽きてしまってそれから遊んでいないのだけれど、ソーシャルメディアで見かけるAIお絵かきはどんどん進化しているようだ。それにAIコンテンツは画像生成だけでなく文章や音楽などかなり広がりを見せている。AIの未来についてはわたしなりに思うところはあるので、そのうちnoteで書こうかと考えている。

集計ページで2番目にランクしていた髭コームの話はダッシュボードではなんと13番目。くりかえすけれど集計に使われた数値は何か別のものなんだろうか。

ちなみにその髭コームを買ったオフィシーヌ・ユニベルセール・ビュリーはすっかりわたしのお気に入りになった。先々月にヴァロットン展を観に行った際にも丸の内店に寄ってボディオイルを買ってきた。

ダッシュボードで次にビュー数が多かったのは7月の誕生石のスフェーンについてだった。noteの集計で3番目にランクされていたのはその前の年の8月の誕生石ペリドットだった。なにか夏にアクセスが増える理由があるんだろうか。

かなりマニアックな宝石であるスフェーン。そんなマニアックな石がアクセスを集めるとは、わたしは思っていなかった。宝石学の基本コンテンツである屈折率について解説したのがその理由だろうか。

そういえばおなじく宝石学の基本とも言える宝石のネーミング。これについて書いた昨年最後のnoteも、わたしの記事にしてはビュー数がのびている。石そのものよりも宝石学自体の話題が求められているのかもしれない。

そうそう、予告したタンザナイトの記事も早く書かないと。

書くべきトピックを決めないまま書き始めてしまった2023年最初のnote。落とし所が定まらない。

新年だから今年の抱負をなどと言われても、まだそんな気分になれないでいる。

初詣にも行っていないので初詣がわりにネットのおみくじを引いてみた。

仕事運が大大吉、恋愛運が吉、金運が大吉ということだけど、なぜか総合運は小吉・・・運勢を下げているのはなに?! あいだをとって大吉だとするのが妥当だと思うのだけど、総合運は平均ではない何かなのかもしれない。なんだか不気味じゃないか。

まぁエンタメ目的の情報なのだからなにも真に受けることはないのだけど、ちょっと不可解だったのは事実。 ここは凶じゃないだけ良かったと思っておくことにしよう。

ことしは卯年。十干十二支ではみずのとだ。陰陽五行説ではみずのとは水の陰のエネルギーを、は木の陰のエネルギーをそれぞれあらわすという。ものの本によれば「みずのと」は生命の終わりと始まりを、「」は飛躍をイメージさせるというから、良く捉えればおおきな変化がある飛躍の年だといえそうだ。おなじ変わるなら良い方向に変わってほしい。

さっき「今年の抱負などと言ってもそんな気分になれない」と書いたところだけど、飛躍の年だというのなら、なにが飛躍できるものだろうか、などと抱負につながりそうなものを想像してみた。

わたし自身ではないけれど、やはり高校受験をひかえた長男のことが気にかかる。次男坊もこの春には中学生。家族のこととすれば、子供たちの進学はおおきな飛躍と言えそうだ。

仕事について考えても、まだ具体的な飛躍のタネは見当たらない。でも大大吉というのだから、なにか良い展開があってほしい。金運は大吉だけど、臨時収入のメドはないし支出は増えるばかり。そもそも日本の経済状況を思うと金運については懐疑的にならざるを得ない。はっ、なら日本の外にはなにかチャンスがあるということなのかも?!

仕事以外ではどうだろう。絵画ではまた個展ぐらいできれば良いのだけど、やるなら早々に準備しなくてはならない。アートフェアやコンクールへの挑戦もありか。いまはネット経由でいろいろ実現できるから、これもチャンスを逃さないようにしなくては。

旗章学は?目下、会誌の編集中だけど、こちらもそろそろ別のアウトプットがほしいところだ。そう言えば、noteでの旗章学ネタもブランクが空いてしまっている。『国旗の図鑑』の監修をやってからもう3年。次は著者として旗の書籍が書ければ良いかな。

noteの更新ペースは昨年けっこう落ちてしまったのだけど、それぞれの字数は増えた。わたしの文章はどうも冗長になりすぎのきらいがあるので、今年はもっと簡潔に書くようにしよう。と言いつつこのnoteもこの時点ですでに3500字になろうとしているのだけど。

このnoteのトップ画像は、我が家の猫たち。家族の年賀状用にデザインしたもの。卯年だからと某ウサギのキャラクターに顔ハメ。猫たちの関係も相変わらずなのだけど、良い変化は期待できるだろうか。

飛躍の年・・・といえば、猫の跳躍力もなかなかのものだ。でもこれ以上室内で跳びまわられても大変。こっちの飛躍はほどほどが良いかもな。

そうそう、運気を下げるものについてはひとつ懸念があった。健康だ。だいたいの占いって健康運がありそうなものだけど、上で紹介したのにはなかった。じつは先日、健康診断でいくつかの項目が再検査と精密検査の対象になっていた。体を壊してしまっては元も子もない。

このところちょっと無理をしがちだったので、落ち着いたら健康第一で仕事や絵画やその他もろもろで飛躍をめざすことにしよう。

いつにも増してダラダラしたnoteになってしまった。こんなスタートになりましたが、今年もどうぞお付き合いくださいませ。


オマケ:公開前に「#note書き初め」というピッタリなお題を見つけたので、先日のカキゾメを。お後がよろしいようで・・・。


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