マガジンのカバー画像

展覧会の絵

36
出かけた美術展について書いたnoteを集めました。
運営しているクリエイター

#美術

大西洋をわたった印象派

ちょっと日常に追われていたら、いつの間にか春分を過ぎて春になり、3月がほんとうに去ってし…

桂田祐介
2か月前
22

見えているそれは虚か実か

街灯の光と自動車のヘッドライト/テールランプがひとしく滲んでいる。民家の窓からこぼれるあ…

桂田祐介
6か月前
78

時折、見逃してしまうんだ。大切なことが、今、起きているという事実を。

今月もなにかと忙殺されてnoteが書けていない。noteは空き時間に勝手気ままに書いているから、…

桂田祐介
9か月前
26

ふたつのワイエス展

1月末から参加しているメンバーシップ「#オトナの美術研究会」。ここでの月イチお題記事執筆…

桂田祐介
1年前
31

佐伯祐三展で感じた”懐かしさ”

有楽町で映画を観る予定にしていた土曜日。時間ができたので、映画の前に東京駅丸の内北口の改…

桂田祐介
1年前
25

群像と風刺と人間模様、ヴァロットンがモノクロームで描いたもの

師走の慌ただしさに記憶が押し流されてしまいそうなこのごろ、そんな記憶に引っかかりを見つけ…

桂田祐介
1年前
15

メタ視点のMET視点—西洋絵画500年の試行錯誤

5月いっぱいまで開催されていた「メトロポリタン美術館展」。西洋絵画が好きなわたしはとうぜん足を運んでいたのだけど、なかなかnoteに書けないままふた月ちかくが過ぎてしまった。 副題「西洋絵画の500年」のとおり、初期ルネサンスからポスト印象派までを選りすぐりの65点で概観するという展覧会。65点という作品数は、美術館の特別展の規模としてはけっしておおくはない。むしろたったそれだけで西洋絵画史をまとめるなんて無謀じゃないか・・・と、はじめは思った。貸し出してくれるメトロポリタ

窓辺で手紙を読む女

今月はじめのことだけど、東京都美術館の特別展「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメール…

桂田祐介
2年前
33

印象派・光の系譜展で心の休息を

東京丸の内の三菱一号館美術館は、明治時代の西洋建築を復元した外観とその調度品がうつくしい…

桂田祐介
2年前
27

アイヌの伝統文様にシュルレアリスムを見た

渋谷区立松濤美術館の企画展『アイヌの装いとハレの日の着物』に行ってきた。またしても会期終…

桂田祐介
2年前
9

ルネ・ラリック展のオパルセント・ガラス

先週からはじまった『ルネ・ラリック リミックス』展を観に、目黒〜白金台にある東京都庭園美…

桂田祐介
3年前
10

ついに「クールベと海」を見た。

先日、わたしはパナソニック汐留美術館さんの臨時休館をなげきつつ、再開を願うnoteを書いた。…

桂田祐介
3年前
11

クールベさん・・・。

本来ならば、パナソニック汐留美術館で開催中の『クールベと海』展。緊急事態宣言のあおりをう…

桂田祐介
3年前
7

コンスタブル展のターナー作品

晴天の週末に、三菱一号館美術館で開催中の「テート美術館所蔵 コンスタブル展」に足を運んだ。 ジョン・コンスタブルは、同年代のターナーとともに、英国の風景画の地位向上におおきく貢献した19世紀の画家。この展覧会では、公式サイトの説明にあるとおり、1832年のロイヤルアカデミーの展示の一部が再現されており、もっとも話題性ある見どころになっている。以下、公式サイトより転載。 《ウォータールー橋の開通式(ホワイトホールの階段、1817年6月18日)》は、ロイヤル・アカデミー展にお