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日々の出来事

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2023年6月の記事一覧

「企業人としての成功物語」を超える奥行と広がりを持つ中山譲治さんによる「私の履歴書」

今日、第一三共の社長などを歴任した中山譲治さんが担当した日本経済新聞の連載「私の履歴書」が終了しました。

元外相の中山太郎を父に、元厚相の中山マサを祖母に持つ中山さんが、中山太郎が総務長官と外相を務めた際に秘書官として政治にかかわりつつ、政治家にならず産業界で活躍した様子は、今回の連載の興味深い点でした。

すなわち、中山さんは世界でなく産業界を選んだ理由を、次のように述べています[1]。

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【展示案内】企画展「怪談物のつくりかた -役者の芸と仕掛けの世界-」(伝統芸能情報館)

現在、国立劇場伝統芸能情報館では、企画展「怪談物のつくりかた ─役者の芸と仕掛けの世界─」が開催されています。

本展は作り物のお化けを観客に見せ、怖がらせる芝居である怪談物について、文献資料や現在も舞台で使われる道具や模型を通して理解することを目的としています。監修は、法政大学国際日本学研究所所長の横山泰子先生です。

会期は今年4月22日(土)から8月20日までで、入場無料となっています。

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「論座」について思い出すいくつかのこと

去る4月25日(火)、朝日新聞のオピニオンサイト「論座」が更新を終了しました。

「論座」は朝日新聞社の論壇誌『論座』の休刊を受け、2010年6月24日に開設された「WEB RONZA」を前身とし、2019年4月15日に「論座」に名称が改められて現在に至っています。

私も、2018年5月9日(水)から合計35回にわたり寄稿する機会を得て、政治やスポーツ、社会などについて折々の話題を歴史的、あるい

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創業40周年を迎えたカプコンについて思い出すいくつかのこと

今日、カプコンが創業40周年を迎えました。

日本を代表するゲームソフトウェア製造企業であるカプコンは、この40年間でゲームソフトを約5億本はんばいし、307の作品を230の国や地域で販売しています[1]。

私もファミリーコンピューターの頃からカプコンの作品に親しんできました。その中でも、私が初めて遊び、そして今でも忘れられないのが『魔界村』(1986年)です。

元来アクションゲームやシューテ

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朝日新聞の連載「高校ポートレート」と東京都立青山高等学校

去る5月12日から6月2日まで、毎週金曜日に4回にわたり、朝日新聞都内版の連載「高校ポートレート」で東京都立青山高等学校が特集されました。担当は狩野浩平記者でした。

各回の話題は、青山高校の最大の催事である外苑祭を卒業生と在校生から見た第1回[1]、青山高校にとって外苑祭の持つ意味と、在校生の皆さんがどのように取り組んでいるかを紹介する第2回[2]、部活動が盛んな青山高校の中でも、代表的な存在で

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