創業40周年を迎えたカプコンについて思い出すいくつかのこと

今日、カプコンが創業40周年を迎えました。

日本を代表するゲームソフトウェア製造企業であるカプコンは、この40年間でゲームソフトを約5億本はんばいし、307の作品を230の国や地域で販売しています[1]。

私もファミリーコンピューターの頃からカプコンの作品に親しんできました。その中でも、私が初めて遊び、そして今でも忘れられないのが『魔界村』(1986年)です。

元来アクションゲームやシューティングゲームを得意としない私ながら、友人が新作を購入したということで一緒に遊ぶと、難易度の高さに早々と終わってしまったものでした。

一方で画面の美しさは印象的で、作品名とともに「カプコン」という制作者の名前を覚える契機となったのでした。

また、カプコンの代表作の一つである『ストリートファイター』の連作も、アクションゲームを不得手とするにもかかわらず何度か遊ぶ機会がありました。

一度などは『ストリートファイター2』を得意とする友人と対戦し、終始劣勢であったものの苦し紛れにボタンを操作したところ私の操作していたダルシムの必殺技が繰り出され、友人の利用していたリュウを倒したものでした。

このときは友人が呆然とした様子で画面を眺めていたものの、次の対戦では私があっけなく敗れ、その時の対戦が全くの偶然であったことを身をもって実証したのでした。

この他にも毎回の宣伝が洗練されていた『ロックマン』やゲームに留まらず漫画や舞台へと幅広い分野に成長した『逆転裁判』、さらには世界中で多くの利用者が楽しむ『モンスターハンター』など、カプコンは様々な名作、佳作を世に送り出しています。

今後も、日本の文化の一翼を力強く担うカプコンがますますすぐれた作品を発表することが期待されます。

[1]カプコンは6月11日、創業40周年。大阪から世界へ。【全面広告】. 日本経済新聞, 2023年6月11日朝刊13面.

<Executive Summary>
Celebrating CAPCOM's 40th Anniversary (Yusuke Suzumura)

The 11th June, 2023 is the 40th anniversary of CAPCOM established on 11th June 1983. On this occasion, I remember miscellaneous memories of CAPCOM's video games.

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