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日々の出来事

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2021年6月の記事一覧

田中優子先生の連載「あすへの話題」について思ったいくつかのこと

昨日、日本経済新聞夕刊の連載「あすへの話題」のうち、今年1月5日(火)から毎週火曜日に掲載された田中優子先生の担当分が終了しました。

第1回目の連載の冒頭で「2021年1月5日は旧暦ではまだ11月22日である。「新春」という言葉がぴんとこないわけだ。」と暦の違いに触れつつ、「絵の中に数字を隠して謎解きをする暦まであった。暦に凝ったことで、浮世絵がカラー印刷に技術発展したのである。」[1]とご自身

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【旧稿再掲】「国際日本学」における仮説と実証の関係

去る2011年4月27日(水)、法政大学大学院国際日本学インスティテュート専攻委員会のウェブサイト「国際日本学へのいざない」に私の随筆「一週一話」の第9回「「国際日本学」における仮説と実証の関係」が掲載されました。

現在「国際日本学へのいざない」は閲覧できないものの、学問において仮説を立て、実際に証明するためには何が必要かという問題の重要さは、今も変わりません。

そこで、以下に「「国際日本学」

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「1996年のMUSIC TOMORROW」で思い出したいくつかのこと

今から25年前の1996年6月18日(火)、私はNHK交響楽団が主催する現代の音楽作品を特集する公演"MUSIC TOMORROW"を初めて鑑賞しました。会場はサントリーホール大ホールでした。

この時は、前半に第44回尾高賞の受賞者である野平一郎の室内協奏曲第1番と林光のヴィオラ協奏曲「悲歌」、後半にクシシュトフ・ペンデレツキの交響曲第3番が演奏されました。ピアノ独奏は木村かをり、ヴィオラ独奏は

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「リヒャルト・シュトラウスの誕生日」に思ったいくつかのこと

6月11日は作曲家のリヒャルト・シュトラウスの誕生日ということで、今日はダニエル・バレンボイムの指揮によりシカゴ交響楽団が1998年に録音した管楽器協奏曲集を聞きながら朝のひと時を過ごしました。

シュトラウスについては歌曲から交響曲まで折に触れて耳を傾ける作曲家であり、旋律の煌めきと発想力豊かな展開、そして楽器の活用法の大胆さには日頃から大きな興味を抱くところです。

私がリヒャルト・シュトラウ

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東京都立青山高等学校令和3年度体育祭について思ったいくつかのこと

昨日、東京都立青山高等学校では令和3年度体育祭が開催されました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により各種の学校行事が中止となり、体育祭も開催されませんでした。そのため、青山高校で体育祭が行われるのは2年ぶりとなります。

今回も感染症対策を徹底するため従来通りの形式、内容で行うことは出来ませんでした。

しかし、外苑祭や修学旅行などの主要な行事を実施できなかった昨年度に比べ、種々の制約があ

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