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雑記的なもの

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#日常

休暇の予定

4月にはどうなるかわからなくて真っ白というか灰色だったスケジュールが、だんだん確定事項で埋まるようになってきた。先が見通せるようになってきたことは純粋にうれしい。
打ち合わせ、会議、委員会、試験、入試、その他大学っぽいこと、それに付随する諸々の締切。
スケジューラーに書き入れながら、山ほどある休暇(休出の振替、年次、夏季休暇等)をどこにねじ込むべきか、思案する。

こういう類のものは、取れたら取る

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昨日は一人前夜祭をして少しお酒を飲んだ。久しぶりの気怠さに、健康診断が終わったからいいのだと言い訳をする。

今日は午後年次をとって、例のライブ鑑賞の準備をする。
ふわふわした気分。完全に浮かれている。

現実逃避もいいところだが、たまにはこんな日があってもいいのだと思う。

適当なピクルス

青梅やらっきょうが出る頃、毎年ピクルスを漬けている。

キュウリ、セロリ、ミョウガは外せない。あとは気分とタッパーの隙間に合わせてにんじんや玉ねぎやパプリカなど。
ざくざく切って湯通しして、よく洗って乾かした筒型のタッパーに詰める。

ピクルスは大学生の頃からやり出したのだが、昔はちゃんと酢や砂糖を鍋で一度沸騰させて液を作り、容器も煮沸消毒した耐熱容器で、とかやっていた。台所に広がるむせるような酢

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感傷的な朝

夢を見た。

中学生のとき一番こころを許したAの夢。

仕事をしていて、たまたま来たお客さん(高校の先生らしかった)が、Aだった。
あれ、もしかして、
と言って、お互いにびっくりする。
思わぬ再会にこころが跳ねて、震えて、夢の中なのにほんとうに身体が震えた。

愛だの恋だのはほとんど持たない感情なのだけど(そこまで他人に興味を持って執着することがない)、今日朝起きて、はじめて他人恋しさに震えること

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新緑と白い花の組み合わせがたまらなく好き。ツツジやナナカマド、ミズキにヤマボウシ。この辺りだと、林檎の花もきれい。

雨に濡れた木々も好き。5月のケヤキは眩しさの象徴だと思う。

ああ山に行きたいなぁ。

まちの風呂屋が営業再開と聞いて入りに行く。数週間ぶりに生きかえる心地。だいぶ回復した。
外に出るついでに、行くはずだったライブのチケットを払い戻し、希望を持ちたくて振替公演の払い込みをし、自動車税も払う。甘いものも買う。
コンビニは世界と私をつなぐ臍の緒だなと思う。明日も頑張る。

ふきの話

ふきを煮ることにした。

ふきは数ある山菜の中でも扱いが簡単で、しかも仄かな苦味とシャキシャキの歯ざわりがいかにも山菜らしくてとても好きだ。
とはいえ、ふきの味が恋しくなり、自分でやるようになったのはここ数年のこと。それまでは全然、思い出しもしなかった。

昔は私にとっての山菜ランキングで不動の第一位は筍、第二位はたらの芽だった。ふきはというと、ランク外。
しかし、山菜類のアク抜きや天ぷらを自分で

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徒然

いつもならさっと流れてしまう4月が、なんだか異様に長い。
何も始まらないせいだ。
何ごとも、始まってしまえばあっという間なのに。

今日は振替で出勤を要しない日だった。
次出勤したらまたもういろいろ厄介事があることは目に見えているが、ひとまずここ数日のいろいろを先に洗い流す。

人のいない川べりを少し歩く。
ようやく桜の時季になってきた。
ここには何でもひと呼吸遅れてやってくる。きっと災禍も議論も

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大人になること

子どものころ、私にとって世界は、興味がある(=すごく好き)と、興味がない(=どうでもいい)の二種類しかなかった。

興味があるものについてはのめりこんでもうそれ以外の選択肢なんてありえない、となるが、興味がないものや自分の満足を越えた部分には、ものすごく適当でいい加減になり、手抜きもひどかった。嫌いという感情はほとんど持たず、何かを選ぶときは大概絶対の一択かなんでもいいかのどちらかで、たとえば何か

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冬の朝

音のない朝は、どきりとする。

よく眠れた日はたいてい音がなく、そんなときは雪が降っている。雪が音をのみこんでいる。
積もり具合によって朝の雪かきや車の雪下ろしにかかる時間が変わってくるので、窓から隣の家の屋根の様子を見て起きるかまどろむかを決めたいのだけど、窓は結露でくもっていたりして。
手で少し窓を拭って、よし、まだ大丈夫、と思う頃には窓のひんやり感ですっかり目が覚めている。
仕方なく起きて、

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