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気ままな鑑賞エクササイズ#25 レオナルド・ダ・ヴィンチ 「聖アンナと聖母子」

1時間でnoteを1記事作る、エクササイズのような鑑賞をやっていこうと思います。記事を読むだけでも、同じように時間を測って擬似体験してみても面白いかも。

<ルール3.0>
・作品を3分鑑賞して気づいたことを話し、文字起こしします。
・その後15分を目安に、書籍やネットで調べます。
・再度作品を3分よく見ます。
・5分て調査の結果や、改めて気づいたことを話し、文字起こしします。
・30分を目標に記事を編集します。
・上記の作業を1時間で完成させ、毎日続けます。
(2021.9.改定)

では、まず作品を3分鑑賞して、発見したことを書き出します。
今回の作品はこちら

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・3分の鑑賞で気づいたこと

人物ですけれども・・これもマリア様とキリストとかでしょうか・・すごいなんか優しそうな顔をした人が一番上に描かれていて、真ん中の人もかなり柔和な表情で赤ちゃんを見つめているっていうような感じですよね。

肌の陰影の付け方とかね・・あのなんて言うんですかね、ふわっとしたこのヴェールみたいな服の感じとかが、なんかこうちょっとモナリザとか、あとこのエクササイズでジョットさんがやろうとしてた、陰影の付け方みたいな感じなんでしょうね・・

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後ろがね、遠景に山脈みたいなが見えるってのも、なんかちょっとモナリザとかもこんな景色が後ろにあった気がするので、これもなんかちょっと特徴的ですね。

赤ちゃんは子羊を抱いてるんですね。なるほど・・ちょっとなんかね、ここ羊の周りが赤茶けてるので、解体してるような感じにも見えます。

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で、赤ちゃんの髪のクセがすごいですね。めちゃめちゃパーマかかってるな・・すごいパーマ・・くりんくりんだね。

ここもまたすごくうっすらとした陰影で、赤ちゃんの肉付きとかを描いてるっていう感じですかね・・真ん中の方となんとなく見つめ合ってるようだけど・・ちょっと赤ちゃんの視線はこの人からは外れているかなあ・・

どういう関係なのかな。なんかこう肌の感じが似てるのはこの奥のね一番上に顔がある女の人と赤ちゃんが、なんか似てる感じもするし・・だからそこが親子で、真ん中の人は抱きに来たみたいな感じなのかもしれないし・・どういう感じなんでしょうか・・

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岩場に人が立ってるような感じなんですけど、そこがやっぱり舞台みたいなってるって言うのは、なんかね前もあの#1東方三博士の礼拜みたいなのでもありましたね。なんかちょっとそこも共通点が感じるところかな・・

あと足の指がすごい長い・・

よく見るとちょっとずつ・・3人全員の目線が合ってようで合ってないようにも何か見えてきましたね・・

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・作品・作家について
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「聖アンナと聖母子」1508年頃

・調べた事

ルネサンス期の芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが1508年ごろに描いた絵画。聖母マリアと幼児キリスト、そしてマリアの母聖アンナが油彩で描かれた板絵で、パリのルーヴル美術館が所蔵している。自身が将来遭遇する受難の象徴である生贄の子羊をしっかりと手でつかむキリストと、それをたしなめようとしているマリアの姿が描かれている。

『聖アンナと聖母子』は一見すると優しげで穏やかな絵画だが、詳細に分析するとなると難解な作品といえる。描かれている三者は極めて密接な構成で、マリアとキリストのポーズは強い関連性を持って描かれている。しかしながら構成を注意深く見ると、マリアがアンナの膝の上に座って描かれていることがわかる。この構成が何を意味しているのか、レオナルドがどのような意図でこのようなポーズでアンナとマリアを描いたのか、現在に至るまで判明していない。このような構成で描かれた絵画作品は他に例がなく、女性の膝に女性が座るという文化や習慣を持つ国や地域も該当する場所がない。また、座っているマリアとアンナの身長がはっきりとはしないとはいえ、明らかにアンナのほうが大きな人物として表現されている。このような微妙ではあるが、はっきりと認識できる二人の大きさの不調和は、レオナルドが二人を同年代の女性として描く代わりにアンナを大きく表現することによって、二人の親子関係を明確にしようとした可能性がある。そして大柄なアンナは土色(大地)の服を身につけ、足は水辺に、頭は空や山の頂に達している。アンナは単に空間的に巨大であるばかりでなく、大地と生命とをつなぐ地母神として描かれ、モナリザにも似た「すべてを知るものの笑い」(フマガッリ)を顔に浮かべているのである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%81%A8%E8%81%96%E6%AF%8D%E5%AD%90

・さらに5分の鑑賞で考えたこと

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ダヴィンチの「聖アンナと聖母子」っていう絵だそうで、子供を抱こうとしてるのがマリア様らしいですね。このヴェールが青で、服の赤と青ってのがあのマリアさんの服の色なんで・・

で、この親子の後ろにいるのが聖アンナっていう、マリアさんのお母さんで、キリストさんのおばあちゃんに当たるのかな?人みたいです。

僕はさっき気づかなかったですけど、この後ろにいるアンナさんがでかいと言うか、大きいんですよね。このキリストさんとマリアさんは普通の比率だとしたら、何か2〜3mぐらいありそうなぐらいで・・

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しかもそんな大きいアンナの膝の上にマリアが乗っているっていう、ちょっと変な構図で、こういうのはあんまりない描き方のようです。女性の膝の上に女性が乗るっていう構図は、なかなかないんじゃないかっていう話だったりして・・

でもそのことでピラミッド型の構図になっていて、確かによく見るとこのアンナ、マリア、キリスト、子羊の頭がそこで全部揃って一列になったりとかするんだなぁと・・

 Wikipedia の解説の中に、このアンナが全体で生命・・自然も含めた、その生命を表していて、土色、大地の色の服を身につけて、顔はこう山脈と重なって、足は岩場の色と似ていてって言う感じで、こうなんか生命と大地をつなぐ地母神として描かれているという表記があって・・

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だから、そういうも自然と人間をつなぐような・・なんだろうなー・・こうちょっとこのマリアとキリストとはまたちょっと違う存在として、アンナが描かれているような・・もう背景に溶け込んだ、自然と一体になっていそうな感じっていうのがあって・・

確かに、解説を読んでから見ると、他の登場してる人たちに比べるとアンナはなんかこの人がいない存在としでも・・もしかしたら成り立つかもしれないと言うか・・背景の一部として溶け込んでいるような、そんな風にもちょっと思ったりしました。

あと実はアンナの右の足元にある石ころに紛れて、胎児が描かれているっていうのがあって、よく見ると胎児化かどうかちょっと分かんないんですけど、何か他の石ころとかとは明らかに違う何かが落ちてて・・

ちょっと気持ち悪いんですけど、そういう意味でこう始まり、誕生から赤ちゃん・・羊はその後のキリストの受難が表されていて、磔にされちゃうみたいなことを暗示させているということなので、なんかその周りが赤かったって言うんで解体されてる・・みたいな想像は、なんかそんなに遠くもなかったのかなみたいな・・

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なので、キリストの未来とその誕生や生命についてとか、いろんなものが描かれているみたいなことが書いてあったんですが、だからこう目線がなんだろ違うと言うか・・かっちりそれぞれがあってないっていうのは、もっとこの人たちの向いてるものが、その個人・・なんかお母さんと子供とかそういうんじゃなくて、もっと生命とか大地とか、なんかテーマ的にもっと大きな方に眼差しを向けてるから、そういう感じなのかなーってちょっと思ったんですよね、解説を聞いて。

なんかこの目線がふわふわしてると言うか・・なんだろうな、なんかこれが、目線がガッチリ合っちゃうと、なんかもうちょっと個人的な・・やっぱり繋がりと言うか、情愛っていう雰囲気が出ちゃうような気がして・・わざとちょっとそこは外しつつみたいな・・そんなことを考えたりしました。

あなたにはどう見えましたか?
また次回!


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