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菊にまつわる歴史とーく

どうも、電車で、隣でスヤスヤ寝てたガチムチ筋肉隆々のEXILE系男子が、いきなり「うわぁぁあ!!!」って言いながら飛び起きたのをみて、どんなにイカつい人でも怖いものがあるということを学んだたなかです。
#小田急線は今日も平和です
#どんな夢やったんやろか

今日、10月13日は

七十二候の
「菊花開(きくのはなひらく)」という日です。

そろそろ菊の花が咲き始める頃となりました。

菊は、桜や梅などと並び
日本にとって馴染み深い花と言えるでしょう。


菊は古くから日本人に愛されてきました。

というのもその昔

菊は不老不死の薬草として信じられていて
縁起のいい植物として扱われてきました。

例えば、重陽の節句(9月9日)に
菊の花を浸した日本酒を飲み

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長寿と無病息災を願う
風習があったとされています。


また、観賞用としても人気です。

この時期になると
菊花展や菊まつりが開催されて

各地、菊の花で彩られてきます☺️


そんな日本人が大好きな菊の花ですが
実は日本が原産地ではありません。

もともとは、中国原産の花でして

平安時代に
中国から伝わってきたと考えられています。

その際に、
長寿などの言われも伝わってきました。
※中国らしさ全開


さて。

長寿や無病息災と言われて
飛びつかないわけがないのが当時の宮中(笑)

菊は宮中で、
どんどん人気の花となっていきます。

それはそれは好かれすぎて

「古今和歌集」には
菊に関する歌が多く収められているとのこと。

そして、中でも群を抜いて
菊を大好きになった方がいました。

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「後鳥羽上皇」です。

後鳥羽上皇は菊が好きすぎるがあまり

衣服や刀などのあらゆる品に
菊の紋章をつけていたと言われています。

きっと、後輩たちに菊の素晴らしさを
頭がおかしくなるくらい語り尽くしたのでしょう。

それ以来、
後深草天皇、亀山天皇、宇多天皇と3代続いて

菊の紋章が引き継がれました。

そのことから

「十六八重表菊」が皇室の紋章として
使用されるようになったのです。


ちなみに、後鳥羽上皇って
武士というか、鎌倉幕府が嫌いでした。

「わし、天皇やのに、なんでこいつらが
政治の主導権握ってイキってんの?」

と、いう感じで。

常日頃から嫌悪感を露わにしてまして
倒幕の機会を窺っていたんです。

まあ。結局。あの。

ご存知の通り「承久の乱」っていう
一大イベントを開催したんですけど

あっけなく幕府に敗北。

謀反の罪として、隠岐島へ島流しされ
そこで一生を終えました。ちーん。


ここで、何が言いたいかというと

後鳥羽上皇は
幕府へのコンプレックスがあった。

実は菊というのは

中国では
権力・尊厳・崇高」のシンボルだった。

それもあって
菊を好きになっていたのかもしれません(笑)


おかげさまで?と言いますか

後鳥羽上皇の偏愛に始まり
その後の文化醸成によって

現在でも、天皇家の紋章は「十六紋菊」です。

身近なものだと
パスポートにも印字されていますね。


そんな高貴な花でありながらも
我々庶民にも愛される「菊」。

現在では300種類を超えるようです。

そろそろ見頃の時期となりますので

ぜひ、ご近所で開催される
菊まつりに足を運んでみてください☺️

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