フィギュアスケートに恋して ~その3~

フィギュアスケートに恋して ~その2~ の続きです。

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約10年ぶりに出会った、心惹かれる選手。

それが、羽生結弦君だ。
今となっては、日本人の殆どがその名を知っていると思う五輪王者。

でもその頃は、前年にシニアに上がったばかりの選手で。「伝説のニース」と言われる、2012年の世界選手権もまだだったし。ノービスやジュニアから見ているような熱心なファン以外は、あまり注目していなかったように思う。

だけど、それでも。彼は何かを放っていたのだろう。

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2011年の秋、普段なら大きな試合以外はあまり見ないのに…たまたま人から「今日試合あるよ」と言われたのを思い出して、グランプリシリーズの中国杯を見ていた。

同じ年の2月、銀メダルを獲得した四大陸の演技も見ていたのだけれど。その時は印象に残るでもなく、それよりも「昔の弟と立ち姿とか、髪の感じとか激似なんだけど!!」とそっちの方が記憶に残っているくらい。

でも、この時は違った。

このシーズンのフリーだった「ロミオとジュリエット」が、物凄く好みのプログラムだった事に加えて。彼のスピード感や、ダイナミックさ、しなやかさが昨シーズンとは比べ物にならないくらい心に響いた。

さらにインタビューで見せた、彼の勝気さが印象的だった。

「今まで見た日本人選手の中では1番好きかもしれん」とTwitterにつぶやきが残してあったけれど、彼のこういう所がほんと好きで。「悔しい」「勝ちたい」「1番になりたい」と自分の想いをストレートに出す所に、めちゃめちゃ好感を持った。

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そうしてロシア杯、グランプリファイナル…と、そのシーズンの試合をゆるゆると追っているうちに。だんだん、熱が上がっていき。ついに12月後半の全日本の試合直前に「どうしてもこれは、録画機器が必要だ!!」と、ブルーレイを買いに走ったのを覚えている。

引っ越しで捨ててしまって以来、こんなに録画機器の必要性を感じたのは初めてだった。「動画で再確認じゃ、満足できない。大画面で、最高の画質で、記録しておかなきゃ!」と、強く思ったのだ。



その4に続きます

(一部抜粋)
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