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「急に機嫌が悪くなる人」との接し方

職場や学校に、1人で勝手に機嫌が悪くなって、周囲へキツい態度をとる人はいませんか?

残念なことに、僕が働く病院という職場にもそういったタイプの方は少なからずいらっしゃいます。

もちろん、そのような方も常に機嫌が悪いわけではなく、時にはすこぶる上機嫌なタイミングもあります。

そのせいで、どちらが真の姿なのか、こちらも判断がし難い状況に陥ってしまうことも度々です…

働き始めてすぐの頃は、必死に我慢し、僕もただ怒りを覚えるだけでした。

しかし、少しだけ自分の中に余裕を持てるようになった今、「なぜ、その人がそれほどまで機嫌に波があるのか?」について、落ち着いて考察してみようと思います。

●機嫌に波がある原因

いくつかの実際の症例について考えてみた結果、大きな原因を挙げれるのでは無いかと感じました。

それは「精神的な幼さ」です

では深掘りしてみます。

精神的な成熟を迎えられなかった原因は?

「年齢を重ねていない筆者がよく言えたものだな」と思われる方もいるかもしれません。

しかし実際に世の中には
「年齢を重ねているが精神的に非常に幼稚」
な人間は想定よりも沢山いるように感じます。

そして、医師など一般的に高学歴な人種には、特に多いと感じます。

どうしてこのような人間が生まれてしまうのか。
原因としては、育った環境が大きく影響しているのだと予想します。

簡単な例を挙げるならば、親からの過剰な保護が挙げられます。
自分の我儘を全て叶えてくれるような環境だと、我慢強さは形成されません。子育てに愛情は大切ですが、程よいバランス感覚が必要だと考えます。

また恵まれた家系だと、自分の生まれ持った初期能力が高すぎて、努力をそれほど要さずに人生を楽に送る確率が高まります。しかし、その分、自分の思い通りにいかないことに耐える能力が低くなってしまいがちです。

医師はどうでしょう。確かに医学部で学生生活を送った自分が見ても、家系的にも恵まれた方が多かったように思います。

そのような人は人生の壁にぶつかる機会が少なく、男女問わずやや高飛車な性格に育ってしまっている人も…

壁(=逆境)にぶつからないことは幸せなのかもしれませんが、逆に精神的成長を得る機会が減るという、不幸なことが起きているわけです。

やはり物事は全方面において得をできることは少なく
「あちちが立てば、こちらが立たない」
状態になってしまうのが世の常なんでしょう。

「高学歴は社会に出てから役に立たない人が多い」
みたいな論調が生まれるのも、幼い頃に逆境へ直面することが少ない影響が大きいのではないでしょうか。

全ては、精神的な成長を得られるチャンスが少ないことに起因しているのではないかと個人的には考えています。

●まとめ:機嫌に波がある人にも視点を変えて接するべし

他人から見れば幸福に見える家庭にも、視点が変われば不幸な部分が多数見えてきます。

育った環境や、生まれ持った能力により、積み重ねる人生の内容は大きく変わります。その全てが複雑に絡み合って、個人が出来上がっているわけです。

機嫌に波があるタイプの人も、これまでに送ってきた人生の結果でそうなっているわけです。

正確なバックグラウンドを知らなくても、「精神的に成長する機会を十分に得られなかった人」と考えれば、少しはイラつく度合いも減るのではないでしょうか。

僕は、「精神的にはこちらの方が大人なんだな」と思うことで、機嫌に波がある上司のキツい対応にも、心を荒げることなく対応できるようになりました。

誰かの暮らしの役に立てると幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

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