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モノをたくさん持つと、不自由になる

こんにちは!ゆるミニマリスト夫婦の妻です^^

皆さん、モノをあまり持たない人と、モノをたくさん持つ人だったら、どちらの方が人生の自由度が高いと思いますか?

「モノを持ってた方が、人生の選択の幅が広がるでしょ!」
「そもそも、モノを持ってないと出来ないことだってあるし」
「モノをたくさん持ってる=お金持ちであることの象徴じゃない?」

そんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。資本社会においては、より多くのお金・モノを持つ人が豊かであり、幸せの象徴とされてきましたから、無理もないでしょう。というか、一般的な考え方だと思います。

しかし、私はミニマルな生き方・考え方をするようになってから、全く逆の考え方になりました。つまり、モノを持たないほうがよっぽど自由度が高く、幸せであることに気がついたのです。今日はそんな話をしたいと思います。

家を持つと、場所に縛られる

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多くの人が憧れる所有物の代表として「マイホーム」が挙げられます。

そりゃ、自分の好きなようにカスタマイズできて、マンションのように上下左右のご家庭に気を遣わなくてもよくて、より広く快適に暮らせるようになると考えると、まるでメリットしかないように感じますよね。賃貸の家賃よりも、マイホームのローンの方が月々の支払いが安いというご家庭もあるでしょう。

しかし、マイホームは30〜35年くらいのローンを組んで買うことが一般的ですが、それは言い換えると「30数年間、その土地にずっと住み続ける」ということでもあります。もちろん住み替えを前提としている場合は別ですが、多くの人が「一生そこに住み続ける」前提で買っていますよね。

そうなると、家族が生活・仕事・通学する場所もその近辺縛りになりやすいというわけです。そして、「違う場所に住んでみたい」「近隣トラブルに悩まされている」「遠くの県に転勤になってしまった」といった事情が発生しても、容易にマイホームを手放すことはできません。現在、日本は一部を除いて土地の価値がどんどん下がっている上に、上物(建物)の価値も年々減り続けて30年後にはほぼゼロになってしまい、途中でマイホームを手放して売ったとしてもローンの残債を相殺できない場合が多いからです。

場所に縛られるだけでなく、負債までのしかかるのですから、自由とはほど遠い状態ですよね。

車を持つと、コストが家計を蝕む

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マイホームと並んで、多くの人が憧れる所有物「マイカー」

車があれば、遠くまで出かけられますし、24時間いつでも使えるという点では「自由」の象徴かもしれませんね。逆に車を持っていないと、交通手段は徒歩・自転車・電車・バスなどがメインになり、マイカーで行くよりも時間がかかったり、体力を消耗したりします。

しかし、盲点になりがちなのが、マイカーの「コスト」です。
車を持つためには、購入費だけでなく駐車場代、ガソリン代、税金、保険、メンテナンス代などが日々かかっていきます。

上記のサイトによると、一般的な条件に当てはめて考えた時、
軽自動車に50年間乗り続けた場合のコストは「約2700万円」
普通自動車に50年間乗り続けた場合のコストは「約3850万円」
(どちらも7年で車両を買い換えた場合)とあります。

このコストを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、大多数の人にとっては大金だと思います。家を買うときは元々の購入費が大金なので、ローンを組むにも覚悟をもっている人が多いと思います。しかし、車は毎月の維持費がそこまで大金ではないので、「社会人になったら車持って当たり前でしょ!」という気軽さで車を購入する人も多いのではないかと思います。

車にかかるコストにこれだけ家計を蝕まれてしまっては、行けたはずの旅行やお出かけにも行けなくなってしまいます。結果的に自由になれません。

たくさんの服を持つと、時間がなくなる

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家や車以外の、身近な所有物の代表として挙げられるのが「服」などの装飾品です。

たくさんの服を持っていると、色々なコーディネートが可能で毎日ワクワクしますし、たくさんの服やブランド物を持っていることで、周りから「おしゃれな人だ」「裕福だ」と思われるといったメリットがあります。服があればあるほど、選択の幅も広がって自由になれる気がしますよね。

しかし、たくさんの服を持っているということは、コーディネートを考えるために多くの時間を使わなければなりません。選択肢が多いからこそ、悩んでしまうのです。「この間これを着てSNSにアップしたばかりだから、今日は違う服を」「あの子のファッションとかぶらないように」「流行や個性を取り入れて」と色々考えていくと、時間どころか脳のエネルギーも使って疲れてしまいます。たくさんの服を買うためのお金や収納する場所も必要だと考えると、時間だけでなく芋づる式に色々な自由が奪われていくことがわかります。

もちろん、ファッションにこだわることが趣味である人もたくさんいますし、それも理解できます。しかし、その好きであるものによって自分の自由度が下がっていることに気づいていない人が多いのも、また事実です。

所有しないと、場所・家計・時間・心の自由度が増す

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所有物の代表的なモノ「家・車・服」を例に挙げ、所有することでいかに自由度が下がってしまうのかということをお話ししてきました。

ゆるミニマリスト夫婦の私たちは、「家は賃貸、車はカーシェア利用、服は最低限のものだけ」という現状ですが、実際に場所・家計・時間の自由度が高くて幸せです。それが結果的に心の余裕につながっています。何か家にトラブルが起きたらいつでも引っ越すことが可能ですし、カーシェアで移動の自由は確保しつつ余計な出費を抑えることができてますし、服選びには時間も労力もかからずノンストレスな毎日です。

このような「持たない」生活をしていると、貯金はどんどん増えていくので、将来できることの選択肢は広がります。中期的な貯金の使い道としては、子どもの教育・養育費や家族旅行などを考えています。長期的な使い道としては、老後のマイホーム購入を考えています。夫が転勤のあるうちは賃貸に住み続ける予定ですが、年齢的に賃貸を借りるのが難しくなってきた頃(定年後)に手頃な家を現金一括でお得に購入するのもアリかなと思っています。まだ予定でしかありませんが。

一番直近的なお金の使い道としては、夫婦2人で料理(調理)を楽しんでいます。少し良い食材を買ってきて、時間をかけて調理し、楽しくお話ししながら美味しく頂く。新しい味付けに挑戦したり、お互いが好きな味を再現したり、「次はこうしてみようか」と試行錯誤したり。レストランのように周りの目を気にすることなく、リラックスして味わうことができるのも最高です。何より、夫婦円満な関係性や思い出作りに繋がりますから、夫婦二人で料理を楽しむのはオススメです。

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さいごに

所有することで生まれる不自由さ、所有しないことで生まれる自由さについて、私なりの考えを書いてみましたが、皆さんはどう思いますか。

もちろん、世の中全体は資本主義社会である限り、私のような考え方は少数派かもしれません。でも、私はより自分の自由さを確保するために「所有しない」ことを選択しました。共感してくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

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