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まだキャリアコンサルティングを導入してないの?

今、VUCAの時代

少子高齢化・労働人口の減少・終身雇用の崩壊・テクノロジーの発展・介護や育児を行いながら働く多様性を認める等を皮切りにダイバーシティ推進企業が多くでてきました。VUCAとは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉です。

Volatility(変動性・不安定さ)
Uncertainty(不確実性・不確定さ)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

時代の変化とともに企業と個人の関係にも変化が起きています。


企業のニーズ

社員のエンゲージメントを上げたい
2019年は、所謂HRTECHと呼ばれるエンゲージメント向上におけるサービスの登場が目立ちました。
従業員のエンゲージメント向上が会社の業績の最大化、顧客満足度の向上、自社の離職率の低下に繋がると考えらているわけです。

社員のキャリア開発を支援したい
早期退職者のセカンドキャリアの相談、若手のキャリアチェンジの相談、女性の活用、メンタルヘルスを未然に防ぎたい等など。終身雇用の時代にはなかった問題や現場の社員だけでは対応しきれないニーズがうまれており会社としても課題感に感じている企業が多いと聞きます。

個人のニーズ

働く事を通して「幸福度」を高めたい
副業の活用や、新しい職種への異動希望などのニーズが止まないのも、先行き不透明な現代社会を鑑みると当然の事です。

個人としての具体的な職能やスキルを身に付けたい欲求とともに「それをしている自分」に良いセルフイメージ を持てており、よい状態であることに幸福感を感じることができることが潜在的な欲求を満たすことに繋がるのではないでしょうか。

飛躍・目標達成の為に、理想に近づく内発的意欲醸成を行動に繋げたい
カウンセリングや相談は困っている時、病んでいる時だけに行うものではありません。

相談の場で行われているのは、「自分との対話」であり、前向きに飛躍していきたい人が内発的動機付けを深める為に自分と向き合う時間を設けたりもします。

それが対話の場合もあれば、時には読書に熱中することもあると思います。

とにかく、エネルギータンクが満タンになった方が行動は起こしやすい。

キャリアコンサルタントも人によってはコーチングを学習している人もおりますので、そのような人に依頼するとより効果が発揮されるかもしれません。

困っている事を整理したい
情報多過により行動ができない、将来に対する漠然とした不安、現職でのお困りごとを解決したい。

行き詰まり感を解消し、対話を通して共感、整理する事を求めています。


企業がキャリアカウンセリングに求めること

株式会社日本マンパワーによる、27団体への調査結果により企業がキャリアカウンセリング導入の目的が明らかになりました。 
(キャリアカウンセリングを施策として導入されている企業・団体のうち、趣旨にご賛同頂いたキャリアカウンセリング実務担当者もしくは管理者の方)

1、社員の自律
2、キャリア開発支援制度の円滑運用
3、社員のモチベーション向上

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出典元:
株式会社日本マンパワー「企業内のキャリアカウンセリング 仕組みと施策の実態調査」


相談の有効性~キャリアコンサルティングが役に立った回答が9割〜


厚生労働省による「平成28年度能力開発基本調査」で相談の有効性が高いことが明らかになりました。その他、特出した傾向は下記2点です。

・「仕事に対する意識が高まった」への回答が約5割以上

・「自己啓発を行うきっかけになった」「現在の会社で働き続ける意欲が沸いた」への回答も3割近い回答を得ている

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「キャリアコンサルタントを複数人置くと社内の情報が漏れてしまうのでは無いか・・・」

「転職をしてしまうのではないか・・・」

という懸念をお持ちの企業様も多い現状ですが上記データからも転職を煽る要素ではない事をご理解頂きたい。

ちなみに前者の「情報が漏れてしまう」危惧に関しては、この情報溢れる社会で既に、SNSや口コミサイトで漏れてしまっていることも・・・是非、確認してみてください。


令和時代の個人のニーズ

個人は、仕事を通して「精神的成長を感じたい」ニーズがあります。

終身雇用の崩壊とともに、徐々に価値観にも変容が起こっています。
1つ前の世代だと、「所有」することに価値があるとされており、良い車を持ち、家を持ち・・・など物質に重きが置かれていました。

ミレニアル世代以降、個人のニーズは内的成長にシフトしています。
また時代の流れも、カーシェアや民泊など「所有」から「分かち合う」ことが当たり前になっています。
※ミレニアル世代・・1981〜1996年に生まれた世代の人

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出典元:「仕事に求めること」について(株式会社エン・ジャパン)





キャリアコンサルタントの役割

1、対話によって本人による主体的な「働く喜び」の醸成を伴走サポートを行う役割

キャリアコンサルタントの1つの特徴は「アドバイスをしない」ことです。
アドバイスは、時に本人の主体的な意欲を妨げてしまい不快感を与えてしまうことがあります。

受容力・共感力・基本的な学習を積んでいる専門家により丁寧に対話を進めるからこそ「今ここ」へ焦点を当てることができ「欠乏感」から「足るを知る心」「今、有ることが難しいことであること」(現状を有難いと思う心)を取り戻すことができます。 

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出典元:株式会社リクルートキャリア
15歳~64歳の働く男女約5,000人~1万人を対象にした 「働くことを通して、いま何を感じているのか?」を把握するための 5年間の独自調査


2、パラダイムの変容をサポートする
自分自身との対話が拗れてしまった相談者の鏡となり対話を進めることで、事実を冷静に客観的に捉え直すことができます。

本人にとっては「おおごと」だったことも、守秘義務の守られた環境で人に話すことで「不安を募らせた状態」にブレーキをかけることができ、自分との対話を丁寧に進めていくことで徐々に「安定」を取り戻すことができます。


3、ミドル・マネージャー層の代替役〜内省→気づき→行動促進を導く〜

1on1の重要性はどの企業でも浸透しつつあるものの、うまく運用している企業は多くはないようです。
1on1の対峙は、個人の内発的動機付け(自分の内面/内側から自発的に目的に向かって進もうとする意欲)を向上させ結果的に個の集団である組織力の最大化に導きます。

しかし、部下と上司とのどちらの立場でも課題があります。

上司の立場だと、1on1コミュニケーションを一歩間違ってしまうと意欲向上どころか、関係を悪くし悪化しかねません。既に何かしらの疾患や著しい意欲低下の部下とのコミュニケーションではスムーズに対話を進めることが難しいと感じる上司も多いようです。

部下の立場だと、考える機会や気持ちを整理する機会といえども壁打ち相手が上司であることで職場によっては「本当に困っている相談ができない」や「忙しい上司にこれ以上負担をかけてはならない」などの理由で対話を遠慮してしまうケースもあるようです。


4、メンタルヘルス予防・早期発見

対話の中で病気が深刻化する前に専門家へリファーを行うことが可能になります。特に働き盛りの若手世代では多少無理をしても乗り越えてしまう場面が多いものも、時期をずらして体調に異変を生じてしまうこともあります。

最後に
・対話により気づき、行動変容を促し成長を感じることができる
・テクノロジーの進化は続く、人はより人間らしい暖かみを求める
・キャリアコンサルタントは企業にとっての福利厚生の一部として当たり前になってくる


既に導入している企業様の一部
伊藤忠商事株式会社・NTTコミュニケーションズ株式会社・サントリーホールディングス株式会社・富士ゼロックス・株式会社資生堂などなど、多数の大手企業様がキャリアコンサルティング(ないしは相談室)を導入された実績があります。

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