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ロンドンの刺激的な着物シーンを覗いてみる?@EzenJapan Camden Passage Catwalk【全文無料】

毎年11月15日は「きものの日」。日本でもさまざまな催しがあったと思いますが、ここロンドンでも11月19日(土)に着物イベント「EzenJapan Camden Passage Catwalk」が開催され、大きな注目を浴びました♪

9月初めの記事で「着物イベントの打ち合わせに行った」というお話を書きましたが、実はこの話し合いが今回のイベントに結実したんですね。と言っても、わたしは単にイチ着物好きとしての意見を好き放題に述べただけで、それ以上の貢献はしていないんですけど🤭

一時帰国から戻ったばかりで、時差ぼけがまだまだ残る中でしたが、せっかくだから行きたいな~と思って参加。そうしたらこれが想像以上に盛り上がって、めちゃくちゃ楽しかったのでした…!!日本ではちょっと見られない、ロンドンスタイルの個性的な着物姿をご紹介します✨

わたしもこの日はいつもとはちょっと違うスタイルで。イベントですもの~♪

なお、コーディネートは、東京の「キモノ葉月 大塚」のスタッフさんにお手伝いいただきました…!!大正~昭和初期のヴィンテージ着物で、時期柄、クリスマスカラーをメインにし、帯にはイギリスらしい薔薇のモチーフを。お袖も長めでショーでは見栄えがするかなって💓

そう、このイベントでは、さまざまな着物姿の人たちがカムデン・パッセージという、ロンドンの有名なストリートに敷かれたレッドカーペットを練り歩き、観客の皆様にウォーキングやポージングをご覧いただこうという趣向なのです。プロモデルが半分くらいで、あとはわたしのような素人の着物好き。

そもそもこのイベントの宣伝用のチラシやウェブサイトなどにもわたしの着物姿の写真がでかでかと使われ(もちろん承諾したのですが)、いろんな方に「あ!宣伝のモデルをされていた方ですね」とお声がけいただきました。単に着物好きというだけで、ロンドンでうっかりモデル的なことをすることになった自分に笑いが出ます😆

イベント中もプロカメラマンさんたちにたくさん写真を撮っていただいたので、またそちらも後日公開させていただくかもしれませんが、今日はわたし以外の素敵な着物姿の方々をご紹介します!

着物ショーの前に待機するモデルさんたち。主催者のEzenさんはそれほど広いお店ではないので、人がみっちりです(笑)。

まずは、こちらでもおなじみのティア(南アフリカ系イギリス人。わたしのお友達)の作品を着たプロモデルさんたち。左側は振袖の袖部分を使ったジャケットで、右側はアフリカンバティックを使った裃(かみしも)です。

なお、ティアのビジネスの名称はUBER DANDY KIMONOと言い、最近ではニューヨークで展覧会が開かれるなど大活躍中!この日はティア自身も会場入りしていましたが、デザイナーとしての出演なので地味な格好。「ユリ~♪」と人懐っこいのはいつもと変わらず、「(この写真の左の)ジャケットがすごく好き!!」と言ったら「私もそれはすごいお気に入りなの」と。

この黒留袖を使ったドレスもティアの作品。

この左側のドレスもティアのデザイン。写真ではわかりにくいのですが、上は普通の着物を羽織っているだけで、下はミニドレス。似た色柄であるものの、羽織っている着物とはまったく別の着物の生地を使っています。

生地の良さが際立つ、とても上品で美しい仕上がりになっている点が、さすがティアという感じ✨

こちらは、黒留袖?(袖が長いから振袖?)を自分らしく着こなしているマダム。こけしっぽい顔を集めたネックレスなど、細部もいろいろ凝っていました。パッと見のインパクトがすごい!!

「九州に1年間留学していました!」という日本語ぺらぺら女子。着物はもちろん、下に着ているガーリーなブラウスも日本で購入したそうで、この感じめっちゃ自然で可愛い~とわたしは目がハートに。

こちらも日本に住んでいたという女性。浴衣に、伊達締めなのかしら?を合わせたカジュアルな出で立ち。下ろした髪と彼女自身の雰囲気も相まって、こちらも可愛い♪

左側にちらっと写っている男性は、会場であるEzen Designsの店主Davidさん。今回のイベントの主催者です!

着物男子も!あまりにちゃんとした着こなしなので、日本人?と思って声をかけたのですが、他のアジア国のご出身でした。お祖母様が沖縄出身というクォーターで、着物の着方もお祖母様が教えてくれたそうです😉

なんと、レディ・ガガやマドンナ、ブリトニー・スピアーズなどの衣装も手掛ける人気デザイナー、Nange Magro of Dead Lotus Coutureも参戦!着物そのものではありませんが、着物インスパイアのデザイン。2人ともお袖が振袖風ですよね?

右側の女性は、後ろ姿もウェストに帯のようなふくらみが見られます。こういうのも面白いな~。

あ、忍者もいました(笑)。日本からオーダーメイドの動画を送るというサービスを行っている会社のプロモーションだそうです。

右側でお茶目に忍者ポーズを取っているのは、ロンドンでヴィンテージ着物を販売しているFURUKI YO-KIMONO VINTAGEのオーナー園枝さんです。

ラテンダンサーのお2人も。羽織姿で華麗に踊る!踊る!!店主のDavidさんと一緒にサルサダンスを披露し、観客を大きく沸かせました。

あと、他にも素敵なお着物姿の方が大勢いらして、もちろん日本人の方や、伝統的な着付けの方々もいっぱい!それぞれの方と英語や日本語で着物トークさせていただき、めっちゃ楽しかったです❤️

しかも最後にはラッフル(くじのようなもの)があり、わたしはなんと、イギリスブランド「ニールズヤード レメディーズ」のスキンケア製品詰め合わせを当ててしまいました!!わーーー、めっちゃ嬉しいいぃぃぃ。いろいろサイコーすぎたロンドンの「きものの日」。また一年、ハッピーな着物生活が送れそうで、わたしの時差ぼけの眠気もきれいに吹き飛んだのでした😂

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