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パンデミックが教えてくれたこと

2020年1月、新型コロナウイルスがメディアを騒がせつつあったものの、ヨーロッパではまだ対岸の火事と見られていた時期。わたしはロンドン市内のナイチンゲール博物館を訪問し、特別展「スペイン風邪」を見学していました。

今あらためて自分の記事を読むと、イギリス人がスペイン風邪のときに、現在の感染症の常識から見ればかなり幼稚な対策を取っていたこともわかります。なにしろ100年前のことでした。

2020年3月にはイギリスもいよいよ新型コロナから逃れられなくなってロックダウンに入り、あれよあれよと言う間に1年以上が経過。ざんねんながらコロナ禍はしばらく続きそうですが、学びや気づきの多い月日となりました。とくに海外在住者として考えさせられることもあったので、忘れないうちにまとめておきます😄

①母国への一時帰国が困難になる日が来ようとは…

地理的には遠いとはいえ、ロンドンから日本へは直行便も経由便もばんばん飛んでいます。航空券も10万円以下のものが多いので「ちょっと帰ろうかな~」と思えばすぐに手配して飛ぶことが可能。実際、年に1~2回は一時帰国していました🛫

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