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遺書の代わりに

私はもう生きるのをやめたい。
この肉体から解放されて自由になりたい。
もうこの世に何の未練も無いしなにかをやりたいという意志もない。
しかし、ただ一つだけ心の底からやりたいことがある。
それは「生きるのをやめること」なのだ。

かと言って痛みや苦しみに耐えてまで死ぬ強さは無い。
だからきっと私は自殺はしないだろう。
餓死もなかなかの根気がいる。
やせ細る自分の姿を見たくはない。

そんな私の心の内を、ここに書き留めておこうと思う。
生きるのをやめたいと言いながら、
きっとどこかで救いを求めているのだろう。
だから、こうやって書き留めて、吐き出しているのだと思う。

そして、私はとても寂しくて、孤独感を感じているのだと思う。
もし誰かに読んでもらえたら嬉しいという気持ちがあるからだ。


私は現在30代だが、7歳の頃から希死念慮がある。
その後、何度か友人と思っていた人物からの裏切りに遭い、
希死念慮は増大していった。
今はもうこの世にいることが窮屈でならないと感じている。

以前はまだ、裏切った者たちへ見返したい気持ちがあった。
しかし今はそんなことすらどうでもいい。
生まれながらに恵まれた環境の人や大富豪なんかを見ても、
全く羨ましいなんて思わない。
むしろ、みんな生きていて可哀想と同情してしまう。

皆誰しも死んでいくだけの人生なのに、
どうして楽しそうにしていられるのだろうか。
私には全く分からない。
分からないけど、そうなれたら良いだろうなとは思う。
少しでもこの焦燥感や孤独感、罪悪感その他自分をかき乱す感覚から解放されたいと願っている。



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