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15分の運動

脳と腸がお互いに影響しあっている「脳腸相関」は今ではよく知られています。
腸の状態が良いと、いいコトを考えられたり、気分がよかったり、また逆に不安になるとお腹がキューと痛くなってきたり、便通が悪くなったり。
このような経験は、日常生活の中で誰しも感じているのではないでしょうか。

生物の進化は”食べることと排泄すること”から始まったようで、最新の研究では
腸に脳と同じニューロンという仕組みがあり、それは消化活動をコントロールする細胞が進化して脳になったから、と明らかになっています。
子供の頃に理科の授業でみたアメーバ、単細胞でぐニョーんと伸び縮みして生きてる姿がうかんできますが、アメーバも食べて排泄して生きているので、腸は単体で生命活動を行なっているんですね。

腸というと腸だけという感じがしますが、口から肛門まで長い管のひと続きに腸がある、だから、脳腸相関は消化器すべてを指しているようです。
よく歯周病を安易に考えてはいけない、歯周病から脳や内臓の病気へつながる可能性があると聞きますが、つながっているからですね。私の歯科の先生が、歯の根っこのバイ菌をシビアにみるのも納得。

ヨーガのアーサナ(ポーズ)の練習をすると、たくさんの方が「便通がよくなった!」と言われます。まったく同感で、動くことで体内の巡りがよくなり腸や脳の状態は良くなります。呼吸とともに動くため、脳の酸素量が増え、まるで脳が目を覚ましたようになります。
もし、身体を動かした後に”疲れた〜”と感じたら、やり過ぎか何かが不適切。
そうなると欠乏感や不足感を感じ、生存本能がはたらくことによって、動きたくなくなったり、多く食べ過ぎたりします。
練習の前より後のがエネルギーがある、活力がある、気分がいい、やる気がある状態になっていることが大切。つまり『適度』ですね。

スマホをついつい見てしまうという習慣も、ヨーガの練習で変えていくことができます。つい見てしまうときは「もしかしてLINEきているかも」「もしかして面白い YouTubeがあるかも」という”期待”があります。ドーパミンが増えて止められなくなります。でも、実際よく観察してみると、見たところで幸せを感じることはほとんどないのではないでしょうか?

幸せには案外、刺激がありません。感度を高めなければ、日常に幸せを感じにくくなるのです。
幸せは主観的で、本当の幸せは自分の内側にあるのだから、それに気づいていくことがとてもとても大切なのです。私自身これを忘れてしまうから、ヨガが大切になりました。
ヨガは運動ではなくツナガリ。これについては、また書きたいと思います。

1日を気分よく過ごすために、1日に15分運動をする。
これを取り入れて欲しいと思います。
散歩なら靴を履いて鍵しめて帰って靴を脱ぐまでに約15分。
きっといい変化が起きます。


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