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【入る前より出る時はきれいに】

自宅以外のトイレ、特に駅のトイレなどに入ると、どうしてもやってしまいがちな事がある。それは、床などに散らばったペーパーの切れ端を拾って流すこと。衛生的には、触らない方がいいのだが(もちろん、素手で直接触ったりはしない)、気になって気になって、使用後、どうしてもそのままで立ち去れない。

これは、キレイ好きな性分からきているのかと長年思っていた。また、特に公共のトイレで、次に入った人が、「うわっ、さっきの人、使い方が汚い」と、思われたくないのもある。が、ある時、ふと思い出したのだ。

トイレに入ったら、自分が入った時よりも、きれいにしてから出なさい。

どんなシチュエーションで言われたのか、よく覚えていないが、確かに父に言われた記憶がある。

子供の頃住んでいた自宅は、”和式”のトイレだった。また、我が家は女三人、男は父一人。だが、父の入ったトイレの後、汚れていた記憶はないし、母や姉が、父にトイレの使い方で文句を言っているのを聞いたことがない。キレイ好きな父の性分の遺伝と、この教えが、自然と身についたのだろう。

ちなみに、個室のトイレのみならず、洗面台の水ハネも気になる。手を洗う時は、水量を調整し、こする合わせるようにして、水しぶきが飛ばないようにするが、すでに水ハネでぬれている時は、ペーパータオルで拭き取る。時には鏡の水ハネまで拭き取る。そうすると、トイレに掃除にいらした方が、「あれ、なんかきれい。じゃ、いいか」と即時に立ち去る姿を見送る自分がいる。

追記:pureleymayさんの画像を使わせていただきました。ありがとうございました。

「人生経験の引き出し」がいっぱいあります。何か悩み解決のヒントになる話が提供できるかもしれません。