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ピクサーに見る・クリエイターのあり方-映画考察

私は映画が好きで、時間があるとふらりと、映画館で一番すぐ見える映画を見たりすることがあります。

学生の頃はmixiで毎日のように映画のレビューをしていたものです。
noteでも好きな映画について綴っていけたらと思います。

去年の夏に「マイエレメント」という映画を見ました。
ポスターを見てあまり興味はわかなかったのですが、元々ピクサーの「インサイド・ヘッド」や「ソウルフル・ワールド」など大人向けのアニメのファンだったこともあり、見てみることにしました。

火水土風と古代ギリシャの4元素が擬人化された世界の物語で火と水のラブストーリーであり、移民や差別、親子と、さまざまな角度から考察することができる作品です。物理学やマインドフルネスなど見る人によって受け止める印象も変わるかもしれません。

夏に、映画を見た時は、「本当に自分が求めていること」と「周りや大切な人から望まれている自分になること」の違和感に気づき、成長する主人公に自分をかさねて心動かされました。

ディズニープラスで製作者のインタビューと合わせて見たところ、韓国からの移民二世である監督の人生が、主人公として描かれていたことを知りました。

「こんな世の中になるから、こういう作品を作ろう」「このマーケットに需要があるからこういう事業をしよう」とする動きではなく、自分の人生を語る物語が、多くの人の心を動かし、大企業の看板作品となる。

結果的には時流に乗ったものが受け入れられることに変わりがないのかもしれませんが、ものづくり、ブランドづくりのあり方、始まり方を考えさせられました。

何かになろうとするのではなくそのままの自分を認めること、そんな考えが受け入れられていくといいなと思います。

マイエレメントは素敵なラブストーリーなのでおすすめです🌱


秋に行った群馬県みなかみ町にある伊賀野の花畑🌷



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