ユリチカ 百合珈琲店主

創業1960年の珈琲屋の2代目店主をしております。 兵庫県宝塚市で、珈琲豆を焙煎・販売…

ユリチカ 百合珈琲店主

創業1960年の珈琲屋の2代目店主をしております。 兵庫県宝塚市で、珈琲豆を焙煎・販売を行う傍ら、喫茶店を営んでおります。笑顔で楽しめるコーヒーを皆様に提供できれば嬉しいです

最近の記事

明日も珈琲まみれでお願い致します。

毎日毎日珈琲まみれで生きてきて それが当たり前だったけれど 当たり前ではないと気が付いたのは 最近のこと。 当たり前の毎日が とてつもなく幸せですね。 珈琲でたくさんの人と繋がれて 感謝しかない1日が 今日も過ぎていきました。 珈琲で人を癒したいと 思えば思うほど 珈琲で元気を届けたいと 思えば思う程 自分が癒されて、元気になって。 相棒も、おめかしして。 明日もよろしくお願い致します。

    • 「ほっ」と出来る場所

      色んなことがありますね。 どんなことがあろうとも 珈琲屋さんのお仕事は、珈琲を通して 「ほっとする」と言う感覚を 提供すると言うことに尽きるのかなと思っています。 珈琲の香りを嗅いで「ほっとする」喫茶店で「ほっとする」 それは、そういうものなので 私が頑張って癒してあげなければと思わなくて良いので やってる本人も「ほっとする」 私が今までで、一番「ほっとした」言葉は イエスキリストの「私には何もできない」と言う言葉です。 これは、本当に、一生分「ほっとし

      • 相棒2

        小さい頃は、狭い玄関先に焙煎機が置いてあった。 父はいつも、触ったらやけどするで・と 刺青のごとく腕に残るやけど跡をチラつかせ 子供たちを脅しまくっていたけれど いや、自分が、してるやん って言うか、どないしたら、そんなとこ、やけどすんねん父ちゃん・・ と心の中で突っ込みながら ほぼほぼの人生を この焙煎機と一緒に過ごしてきた。 現存する私の唯一の家族であり、大切な相棒です。 そうそう、もう一人相棒がおりました。 シュロ竹。 まだ、父が若かったころ、お

        • 四角四面の珈琲について。

          百合珈琲のお庭には毎年この時期、どくだみの花が咲きます。 可愛くて大好きです。 同じようにお店の出入り口にもたくさんの雑草が伸びてきます。私は雑草好きなのでそのままにしています。伸び放題です。 そうすると、いつの間にか誰かが、きれいに抜いてくれたりしています。 それが、お店のスタッフとは限らず、ご近所の方だったりします。 「気になるわー」と、親切心でして下さっているので、それはそれで、とても、ものすごく、ありがたいです。 世の中には「どうでもええもん」なんてないけ

        明日も珈琲まみれでお願い致します。

          小林に咲く、ワイルドリリー

          百合と言う名前は、我が家の苗字です。 つまり、私のほんとの名前は、百合千佳。何だかちょっと寸足らず。 色んな百合がありますね。百合の花ならどれも好きですが、特に、野生の百合:ワイルドリリーが大好きです。 えっ、こんなとこに?って言うところに1本だけ咲いている時もあれば、圧巻なほどに群生して咲いている時もある。凛として、清々しく。 天国に咲く花とも言われています。珈琲は香りを嗅ぐとα波がたっぷり出てリラックスできます。このリラックスと言う状態がまさに、天国へトリップした

          小林に咲く、ワイルドリリー

          あの、ほら、お相撲さんのブレンド

          父の時代から残ってる唯一のブレンド名。 使用してる豆や配合は変われど、名前だけは残ってる。 愛着があります。 「レーコー」アイスコーヒーにもおすすめのお豆さん。 コロンビアとブラジルとマンデリンを深煎りにしてブレンドしています。 ブレンドの方法には、生豆の状態でブレンドして焙煎するプレミックスと、それぞれ焙煎してからブレンドするアフターミックスがあります。 ストロングブレンドは、それぞれのお豆さんに導かれながら、それぞれに焙煎するアフターミックスです。 コロ

          あの、ほら、お相撲さんのブレンド

          レーコー

          「レーコー」漢字で書くと冷珈。つまり、アイスコーヒー。 父の時代にはそう呼ぶお客様が99%を占めていました。 あとの1%はコールコーヒーと呼ぶ人。 いつからか、そう呼ぶ人が、0.01%程になり、何だか寂しい。 この時期になると「レーコー」を煎るために汗だくになり、喫茶で使う大量の「レーコー」をお風呂場で一生懸命冷やしていた父の姿を思い出します。 「レーコー」を焙煎していると黒いハチの様な虫が飛んでくることがあり、父はそれを便所バチと呼んでいましたが、カッピングを習う

          これからも「ほっと一息」を届けるために。 61年目の百合珈琲はnoteをはじめます

          百合珈琲のこと 皆さん、はじめまして。 兵庫県の宝塚市で珈琲屋を営んでおります、百合珈琲(ゆりコーヒー)の店主 久保田千佳(クボタチカ)と申します。 男性のこだわりの世界というイメージが強いコーヒーの世界ですが、女性店主として父の跡を継ぎ、自家焙煎した珈琲豆の販売と喫茶店を営んでまいりました。 楽しいことと美味しいものが大好きです。 宝塚と言っても、豪華なラインダンスのイメージとはかけはなれた「小林(おばやしと読みます)」にお店はあります。 映画にもなった、有川ひろさん

          これからも「ほっと一息」を届けるために。 61年目の百合珈琲はnoteをはじめます